アドビから Brackets Sprint 38 の公開です

Brackets の Sprint 38 が公開されています。

今回はベースとなっている CodeMirror が v4 に更新されました。それと合わせてマルチカーソル機能が追加されています。ようやく Brackets でも複数箇所の同時更新ができるようになりました。

その他には、

  • Cmd/Ctrl+Alt を押してクリックすると全ての子フォルダを開く
  • ファイルにフィルタを適用した検索時、対象となる残りのファイル数の表示
  • クイックドキュメントとクイックエディットのフィードバックの改善
  • 非同期の Lint 処理のサポート

などの新機能があります。

マルチカーソルの使い方

マルチカーソルは複数の箇所を同時に編集する機能です。同じ内容の追加や修正を一気に行いたいときに便利です。

この機能を使うには、まず複数箇所の選択を行うことから始めます。選択の方法は、大きく分けて以下の 3 種類です。

  • 領域選択 : Alt キーを押した状態で、マウスをクリックしてドラッグ
    • Ctrl (Win) / Cmd (Mac) キーを同時に押した状態では複数の領域選択が可能
    • 縦一列にマルチカーソルを作成する場合は Shift-Alt-↑/↓ のショートカットが使える
  • 個別選択 : Ctrl/Cmd を押した状態で位置を選択。クリックする毎にカーソルが追加される
  • 文字選択 : テキストの一部を選択した状態で Ctrl/Cmd-B を押すと次び同じ文字列を選択
    • 選択された文字列をスキップして次に移動するには Shift-Ctrl/Cmd-B
    • 全ての同じ文字列を選択するには Alt-F3 (Win) / Cmd-Ctrl-G (Mac)

最後の方法は、検索/置換の代わりにも使えそうです。同一ファイル内が対象なら、ウインドウを開かない分見通しは良さそうです。

一旦、複数の箇所を選択したら、後は、文字の追加や削除を始め、通常の編集作業がほぼそのまま行えます。クイックエディットなど、一部のコマンドは、最後に選択した箇所に対して動作します。

選択した箇所を削除する方法は、主に 2 つです。

  • 全ての選択を削除 : Esc キーを押すと複数選択開始前の状態に戻る
  • 最後の選択を削除 : Ctrl/Cmd-U で最後に選択した箇所にカーソルが移動、選択が解除される
    • Ctrl/Cmd-Shift-U を押すと、一旦解除した箇所をもう一度選択し直すことが可能

説明読んだだけだと分かりにくいかと思います。マルチカーソルの実演ビデオが公開されていますので、興味があればご覧ください。

 

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