2012年6月アーカイブ

Android 版の Flash Player について、新しい発表がありました。Google Play に新しい制限が設定され、Flash Player が未インストールのデバイスからは、Flash Player にアクセスできなくなる、ということです。

この制限が有効になるのは 8 月 15 日以降です。

それ以降も、Flash Player がインストール済みのデバイスに対するアップデートの提供は継続されます。つまり、実質的な影響を受けるのは、8 月 15 日の時点で、Flash Player がインストールされていない Android デバイスということになります。

以前の記事でお伝えした、Web コーディングに特化したコードエディタ Brackets の Sprint 10 が公開されました。それにあわせて、アドビからのアナウンスもようやく行われました。

Brackets は無償のオープンソースプロジェクトです。コードは githab に公開されています。 (brackets@githab

Brackets を他のエディタと比べた時の大きな特徴は以下の 3 点です。

  1. インライン編集機能
    HTML 要素に関連する CSS 属性をエディタ内でインライン編集
  2. ブラウザとの同期
    ブラウザ内のコンテンツをそのままライブコーディング、ブラウザとエディタ間の行き来が発生しない
  3. HTML/CSS/JavaScript のオープンソースプロジェクト
    Web 制作スキルで、誰でも Brackets の開発に貢献ができる (実際、Brackets チームは Brackets を使って Brackets を開発しているとのこと)

先日は、Flash Player の Windows 8 の Metro 対応についての記事を紹介しました。 (Windows 8 の Metro スタイル IE10 と Flash Player に関する記事

その中で予告されていた、Windows 8 向けの Flash コンテンツ開発ガイドが公開されています。 (Developer guidance for websites with content for Flash Player in Windows 8

近い将来、日本語の翻訳も公開されると思いますが、とりあえず要点だけ訳してみました。以下、ご興味があればご覧下さい。

ガイドに含まれる主な内容は、次の 3 点です。

  • Flash コンテンツが含まれる Web サイトの制作者/管理者のための指針
  • 互換表示一覧 (CV リスト) の説明と、CV リストへの登録申請の手順
  • サイトが CV リスト審査の基準を満たすことを確認するめたのテスト項目

Shadow の制約の 1 つに、バーチャルホストの未サポートがあります。テスト用に 1 台のサーバで複数サイトの代わりをさせているような環境では、Shadow をそのまま利用することができないかもしれません。

この問題を Shadow だけで解決するのは難しい様です。そこで、今回は、xip.io を使って、バーチャルホスト環境で Shadow を利用する方法をご紹介します。

xip.io の機能

xip.io は、37signals によって運営されている無償のサービスで、独自の DNS を使うことで、任意の IP アドレスを返せるようになっています。例えば、xip.io に 10.0.0.1.xip.io というドメイン名を送信すると、 10.0.0.1 がアクセスすべき IP アドレスとして返されます。

つまり、xip.io の前のサブドメインとして 4 つの数字を指定すると、それが、そのドメインの IP アドレスになるわけです。

今週火曜日に放送された ADC OnAir の特別編では、Flash ランタイムに関する様々な最新情報が紹介されました。

その中で、Mike から、Flash Player にプレミアム機能が導入された理由に突いて、かなり正直な、ここまで話すかという話があったので、メモ代わりに記録しておきます。

プレミアム機能とは

まず、念のため、プレミアム機能とは、Flash Player の一部の機能をライセンス制にするものです。但し、課金対象となるのは、一定の金額以上の売り上げがある場合のみです。
(参考:Flash Player プレミアム機能の発表

あくまで、プレミアム機能の対象は、"Flash Player を使ってコンソールレベルの描画品質のゲームを大規模に展開する場合" だけとなるように、注意深く考えているとのことでした。

Flash Player 11.3 をインストールすると、Firefox で Flash コンテンツを再生したときに、動作がおかしかったり、固まったり、クラッシュすることもあるという問題が報告されています。

製品チームによると、Flash Player 11.3 から新しく導入された Windows 版 Firefox 用の保護モードと RealPlayer 機能拡張の併用が原因らしいとのことです。 (他のプラグインでも同様の現象が起こる可能性はあるようです)

ベータ版が公開されている間に報告はなかったようですが、大きな変更だったので、もう少し事前の告知を頑張っても良かったかもしれません。もちろん、全部のバグを見つけられる保証はないですけれど。

さて、この問題の回避方法としては、以下のような方法があるそうです。

Adobe Labs に公開されている、Proscenium が更新されています。 (proscenium@Labs

久しぶりの更新のため、「それ何だったっけ?」 という方も多いかもしれません。Proscenium は、アドビが開発している Stage3D 上の 3D フレームワークです。

Proscenium が発表されたのは、Stage3D の公開と同じ頃だったので、約 8 ヶ月振りの更新です。毎年 OS がバージョンアップするこのご時世では、放っておかれた感じがするのはしかたないでしょうか。

プレビュー 2 の新機能については、以前の記事 (ActionScript Stage3D フレームワーク Proscenium プレビュー版公開) でお伝えした時から、クラスの整理や、いくつか機能追加が行われていますが、目立って大きな変更は無いようです。

提供されるサンプルも以前より増えています。ダウンロードはこちらからどうぞ。 (proscenium@Labs downloads

 

Adobe Labs に Shadow の新しいバージョンが公開されました。 (Shadow@Adobe Labs

今回は、インフラの更新も行われました。そのため、今後 Shadow を使用する際、関連する環境全てのソフトウェアの更新が必須だそうです。ご注意下さい。

以下は、プログラムの入手先です。

隔週水曜日にお送りしている ADC OnAir の次のテーマは、「レスポンシブ Web デザイン」 です。

来週の 19 日に特別編が予定されていますが、翌日の 20 日は通常通り 午後 8:30 から放送します。基礎から実装まで、2 回にわたりゲストの方からお話し頂く予定ですので、是非ご覧下さい。

予定している内容は以下のとおりです。

6/20 日 - 第 4 回:基礎&レイアウト編、ゲスト:こもりまさあきさん

  • ゲストのお話
    • レスポンシブ・ウェブデザインとは
    • Dreamweaver CS6 の新機能、可変グリッドレイアウト
    • レスポンシブ・ウェブデザインの実例
    • レスポンシブ・ウェブデザインに向いているもの
    • レスポンシブ・ウェブデザインで変わるワークフロー

Flash Player 11.3 が公開されたばかりですが、最新の Flash ランタイムのロードマップによれば、次のバージョンの Dolores から、いよいよマルチスレッド機能を ActionScript から利用できるということです。

複数のスレッドが使えると、スクリプトの実行を、メインスレッドとは別のスレッドに割り当てることができます。そうすると、今までは画面をフリーズさせる原因になっていたような重たい処理も、描画処理と並行して実行できるようになります。 (コアが複数あればですが)

この待望の (?) マルチスレッドに関する新しい API の情報が、製品担当者のブログに公開されていましたので、今回はその内容をご紹介します。 (A sneak peek: Concurrency with ActionScript Workers

といっても、あまりはっきり書かれていない箇所も多いため、主な箇所のみ要約します。ともあれ、昨年の MAX で話された内容からは大きく変わっている印象です。

以前の記事 (Adobe AIR 3.3 の iOS 関連の新機能) でお伝えした後に、iOS 5.1 のサポートに関する詳細が発表されました。今回はその件にまつわるお話です。

AIR 3.3 は iOS 5.1 SDK をサポートします。これまでの iOS 対応との大きな違いは、iOS SDK に含まれるフレームワークやライブラリへのスタブが AIR SDK に含まれることです。

これにより、iOS 5.1 SDK を直接利用すること無く、iOS の機能を利用するアプリ (ネイティブ拡張から利用するケースを含む) をパッケージできるようになりました。

例えば、AIR 3.3 から、アプリを iPad の Retina 対応にしたいときは、requestedDisplayResolution タグの値を high にするだけよい、ということです。

Flash Pro CS6 から、新しい AIR SDK の追加が簡単に行えるようになりました。

「ヘルプ」 → 「AIR SDK を管理」 から、新しい SDK のフォルダを追加すると、パブリッシュのターゲットに新しいバージョンが追加されます。

そのため、AIR 3.3 SDK を使った開発も簡単に始められます。もう、試してみた方も多いでしょうか。

ところで、AIR 3.3 SDK と Flash Pro CS6 の組み合わせで、ネイティブ拡張を使用する AIR アプリをパッケージすると、失敗する場合がある、ということが分かっています。

これは、以下の 2 つの理由によるものだそうです。 (もちろん、他の理由で失敗している可能性もありますが)

新しく公開された Flash Playre 11.3 には、3 つの大きなセキュリティ関連の変更が行われています。

以下は、そのリストです。

  • Apple Developer ID で署名され、OS X Mountain Lion (10.8) の Gatekeeper テクノロジーに対応
  • Mac OS X における Flash Player のバックグラウンド更新
  • Windows 上の Firefox での保護モードの追加

今週の WWDC での発表が噂されている OS X 10.8 では、Gatekeeper と呼ばれる、新しいセキュリティ機能が追加されるそうです。

これは、例えば設定を "Mac App Store と認証された開発者" のようにしておくと、設定に該当しないアプリをインストールしようとしたユーザに対しては Gatekeeper がブロックする、というもののようです。

Flash Player 11.3 と AIR 3.3 が公開されました。デスクトップ環境用は、以下のリンクからダウンロードできます。

Android 版の AIR も同時に公開されています。また、Android 版の Flash Player は、脆弱性に対応したアップデートが公開されました。

昨日の ADC OnAir の放送中に、池田さんの MBP が壊れたことに気付いた方はいらっしゃったでしょうか。何事も無かったかのように放送を乗り切った池田さん流石です。

私からは、アドビが中心になって進められている W3C のドラフト (というよりドラフト候補) をいくつか紹介させて頂きましたが、内容変更により準備時間が減った分、紹介できなかった内容を以下に補足します。

ちなみに昨日の資料はこちらです。

Adobe って W3C の活動に関わってるの?

CreateJS には、スプライトシートを簡単に扱えるように、SpriteSheet というクラスが提供されています。

スプライトシートは、アニメーションを構成する 1 つ以上のフレームを、1 つの画像ファイルにまとめたものです。例えば、幅と高さが 100 ピクセルのフレーム 4 つを横一列にぴったり並べると、幅が 400 ピクセル、高さが 100 ピクセルのスプライトシートになります。

スプライトシートをアニメーションとして扱うためには、SpriteSheet クラスが、「どのスプライトシートの」「どの領域を」「何番目に再生すれば良いのか」、を知らなければなりません。そのため、SpriteSheet のコンストラクタには、以下の 3 種類の情報を渡します。

先週の記事で Flash ランタイムのロードマップが更新されたことはお伝えしたとおりです。

その件に関連して、MSDN のブログに Flash Player の Windows 8 対応情報を含む記事が投稿されていたのでご紹介します。 (Touch-friendly Adobe Flash in Metro style Internet Explorer 10

記事の執筆は、Dean Hachamovitch, Corporate Vice President, Internet Explorer という方です。役職から、Microsoft を代表したコメントかと思われますが、他の資料とのチェック等は行っていませんので、あくまでご参考ということで、以下ご覧ください。

タブレットでワイヤーフレームを作成できるツール Adobe Proto と Dreamweaver の連携を実現する機能拡張が Adobe Labs に公開されました。 (Proto Extension for Dreamweaver@Labs

この機能拡張は、Dreamweaver CS5, CS5.5, CS6 をサポートします。ダウンロードはこちらのページです。(Proto Extension for Dreamweaver@Labs Downloads

Proto と Dreamweacer は Creative Cloud 経由でファイルを共有します。具体的には、Proto と Creative Cloud を同期させてから、Proto のファイルをデスクトップにダウンロードして、Dreamweaver から開く、という手順になります。

今後の Flash Player および AIR のロードマップが更新されました。 (Adobe roadmap for the Flash runtimes

今回修正されたのは 4 点です。

  1. Added new feature information to Flash "Cyril" release
  2. Moved LZMA ByteArray compression from the "Cyril" to the "Dolores" release
  3. Moved Release outside mouse event API from the "Dolores" to the "Cyril" release
  4. Added information on Windows 8 support

以下、簡単に説明します。

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