この記事は Flex for Android in 90 minutes の一部を翻訳したものです。
この記事では、Burrito と Hero を使った Android デバイス向けアプリケーションの開発手順を解説します。Burrito は次バージョンの Flash Builder、Hero は次バージョンの Flex SDK のコード名です。どちらも現在プレビュー版が公開されています。(Flash Builder Burrito@Labs)
開発には Burrito をダウンロードしてインストールします。アプリケーションのテストとデバッグには、Flash Builder Burrito のエミュレーターが利用できます。そのため、アプリケーションの開発は Android デバイス無しでも行えます。
この記事で開発するアプリは以下の機能を持っています。
- 従業員リストの表示
- 従業員の詳細情報表示
- 従業員検索キーワード入力用のコントロール
- 従業員に電話やメールの送信
必要なアセットは以下の zip ファイルに含まれています。
FlexAndroid90Minutes.zip
パート 1: 基本となるモバイルアプリケーション
最初に、従業員の一覧を表示する簡単なモバイルアプリケーションを作ります。
ステップ 1: Flex Mobile Project の作成
- メニューから File>New>Flex Mobile Project と選択
- Project Location タブにプロジェクト名として EmployeeDirectory を指定し Next をクリック
- Mobile Settings タブが表示されたらデフォルト値のまま Finish をクリック
- 展開した zip ファイルの assets フォルダを EmployeeDirectory プロジェクトの src ディレクトリ下にコピー
ステップ 2: アプリケーションの記述
- EmployeeDirectory.mxml をエディタで開く。以下の点を確認。
- ルートタグは MobileApplication
- MobileApplication の firstView 属性の値は EmployeeDirectoryHome
- EmployeeDirectoryHome.mxml をエディタで開き、以下のように記述する