昨日 Apple が iOS の開発者規約を変更したことにより、Flash CS5 Professional に同梱されている Packager for iPhone による開発が可能になったようです。Flash CS5 で開発したアプリの審査も、再び許可されるようにななりました。 (少なくとも今のところ)

4 月には、一旦サードパーティー製開発ツールの使用が禁止とされました。それにより、Packager for iPhone の開発も、Flash Pro 11.0.1 アップデートでの iPad 対応を最後に中断されていました。しかし、昨日の発表を受けて、アドビから Packager for iPhone の開発を再開するとのコメントが出されています (Great News for Developers)。もしかすると、iOS 4.1 対応について 10 月の MAX あたりでアナウンスがあるかも?ですね。

一方、ブラウザ内の Flash コンテンツ再生に関しては、従来通り禁止されたままです。

 

Flash CS5 Pro のアップデーターが公開されています。

今回修正された主なバグは、

  • 旧バージョンで保存された fla ファイルを開き、それを XFL 形式で保存する際、正しく保存されない場合がある
  • 一部のコンポーネントがステージに追加できない
  • TLF のリンクされたコンテナ内のすべてのテキスト属性が保持されないことがある
  • TLF テキストフィールド内の一部の文字に対する処理の問題

です。

更新は、ヘルプメニューから 「アップデート」 を選択して Adobe Application Manager を起動、です。

 

Adobe Developer Center (ADC) に 2 編の記事を書かせて頂きました。

その 1 は、そろそろデバイスでも Web 標準とか考える必要があるのでは?ということで書いた記事です。執筆にあたり、ミツエーリンクスの矢倉さんにインタビューさせて頂きました。インタビューは内容の濃い考えさせられる話題が多く、矢倉さんには感謝です。今回は記事の長さも考慮して、その中から一部をご紹介しています。

スマートフォン/タブレット向け技術としての HTML5 の現在

その 2 は、フェーズを分けず、企画もデザインも開発も平行して行う、という新しいワークフローに挑戦したと事例があるという話を聞いて、取材したものです。こちらは、リクルート MTL の鈴木さんにお話を伺いました。とても興味深いお話なので、ぜひ読んでいただければと思います。

SUUMO(スーモ)Adobe AIR アプリケーション事例に見る新しい開発ワークフローの形と Adobe Creative Suite 5

 

Flash Professional CS5 と Flex SDK 4 から、初期値を指定して Vector を初期化できるようになりました。これはコンパイラーの仕様変更です。

いくつかの型では、既に、インスタンスを生成する際に 3 種類の手段、初期値の指定、コンストラクターの使用、グローバル関数の使用、を利用することができました。例えば、配列の場合は以下のようにしてインスタンスを生成することができます。

// 初期値を [] 内に指定
var arr1:Array = ["a", "b", "c"];
 
// コンストラクターを使用
var arr2:Array = new Array("a", "b", "c");
 
// グローバル関数を使用
var obj:Object = ["a", "b", "c"];
var arr3:Array = Array(obj);
 

(注:上の例の arr3 は、最初の要素に obj を持つ配列になります。つまり、arr3 は配列の配列です。ということで、この場合 Array() グローバル関数はキャストとしては使えません。Array 型で、キャストが目的のときには as 演算子を使用します。var arr3:Array = obj as Array; )

Vector のインスタンス生成手段は、いままではコンストラクターもしくはグローバル関数のどちらかでした。CS5 & Flex 4 からは、初期値を直接指定する構文が使えます。

Vector の初期化子指定

Vector は、配列と違って格納できる型が決まっています。そのため、Vector 型の属性宣言をする際、要素として持つオブジェクトの型も一緒に指定します。例えば、String を要素として持つ Vector 属性の宣言は下のように記述します。

Flash Builder 4 から Flash Project が追加されたことで、Flash Builder からも FLA ファイルや XFL ファイルのパブリッシュが開始できるようになりました。ActionScript エディタとして Flash Builder を使うにはとても便利な機能ですが、2 つの大きなバグがあり、特に XFL ファイルを利用するときは Flash Project が実質的に使えないような状態でした。

以下が、問題になっていたバグです。

  1. Flash Professional でドキュメントクラスを fla ファイルと同名の as ファイルとして作成した後に、Flash Builder で Flash Project を作成すると、Flash Professional で作った as ファイルが上書きされてしまう。
  2. Flash Professional から XFL ファイルとして保存した後 Flash Builder で Flash Project を作成すると、プロジェクトのフォルダーが一階層違っている。

これらのバグは 6 月に公開された 4.0.1 で修正されました。ということで、これから Flash Professional と Flash Builder を一緒に使う可能性がある場合は、Flash Builder をインストールしたら、すぐに 「ヘルプ」 → 「アップデート」 と選んで、4.0.1 に更新することをお勧めします。

 

Melrose (コードネームです) Toolkit の情報が Adobe Labs に公開されました。(Melrose@Labs

Melrose は、AIR アプリの配布や課金と、アプリ開発者をつなげるサービスです。Melrose SDK をアプリケーションに組み込むと、Melrose ポータルを通じて、複数のアプリストアに AIR アプリを配布できるようになります。

いまのところ、Intel AppUp Center と Adobe AIR Marketplace の 2 つのアプリストアがサポートされています。今後、他の国も含め、ストアの数は増える予定だそうです。Melrose を利用できる開発者/ストアは、世界 47 の国に限定されますが、日本はその中に含まれています。

Melrose では、無償/有償どちらのアプリも配布できます。有償の場合、売り上げの 70% を受け取ることができます。配布状況を管理するための情報も Melrose ポータル経由で提供されます。いまのところ登録費は無償です。

Melrose SDK がサポートされるのは、Adobe AIR 1.5.3 以降のランタイムをターゲットとした、Flex Builder 3, Flash Builder 4, Flash Pro CS5 で開発されたアプリです。Flex SDK は 3.5.1 と 4.1 のどちらかです。

SDK のダウンロードはこちらからどうぞ。(Melrose Toolkit@Labs Downloads

 

8/31 日の 6 時 (5 時半開場) より、iPhone, iPad それから Android をターゲットにした開発事例のセミナーがあります。場所は、大崎のゲートシティホールです。

無料ですが、事前登録が必要です。詳細はこちらのサイトをご覧ください。(BE READY 5 for the new Web market

セッションは 3 つで、

  • Yahoo! Japan から、iPhone サイトのリニューアルからのノウハウや、Android 対応の際の注意点など
  • Phone Book チームから、企画/設計/開発それぞれの段階で最適なワークフローを発見した経緯について (アニメーターなども参加していて面白いです)
  • 楽天から、マルチデバイス向けアプリの事例から学んだこと、アクセス解析により更に先に進もうとしていること

についての紹介がある予定です。

Twitter 用に、ハッシュタグ:http://twitter.com/cs5wp/#adobeready が用意されています。#adobeready をつけてセミナー開始までにつぶやくと、抽選で 1 名に Adobe CS5 Web Premium が当たるそうです。まだ、競争率は低そうなので、チャンスかも?

つぶやく内容は、セミナーにて何を学びたいか、または Web 制作社/制作者としてマルチデバイスに関して困っていること、知りたいこと、などが良いようです。

Flash Player 10.1 と AIR 2 から、セキュリティ関連の新しい機能が追加されました。他のドメインから読み込むファイルの種類を制限できる機能です。

セキュリティドメイン

新機能の前に、セキュリティドメインについて確認です。

セキュリティドメインは、Flash Player に読み込んだ SWF ファイルを管理するための機能です。同じセキュリティドメイン内のリソースには自由にアクセスできますが、他のセキュリティドメイン内のリソースには (通常) 勝手にアクセスできないようになっています。

基本的には、SWF ファイルの置かれているサーバーのドメインごとに、セキュリティドメインが作られます。例えば、最初に読み込まれた SWF ファイルと、その SWF ファイルが読み込んだ SWF ファイルが、それぞれ別のサーバーから読み込まれた場合、2 つのセキュリティドメインがつくられます。そして、2 つの SWF ファイルは、それぞれ対応するセキュリティドメイン内に置かれます。

"基本的に" と書いたのは、外部ドメインのファイルを、ファイルを要求した SWF のセキュリティドメインに読み込む手段があるからです。以下の 2 つの API が提供されています。

1 つ目は、LoaderContext.securityDomain 属性に、読み込む側のセキュリティドメインである SecurityDomain.currentDomain を設定してから Loader.load() メソッドを呼ぶ、というものです。これで、外部ドメインのファイルでも、load() を呼んだ SWF と同じセキュリティドメインに読み込まれます。下はそのサンプルです。

var ld:Loader = new Loader();
var lc:LoaderContext = new LoaderContext();
// 読み込む側のセキュリティドメインを指定
lc.securityDomain = SecurityDomain.currentDomain;
// 第2引数にLoaderContextを指定
ld.load(new URLRequest("http://not.my.domain.jp/foo.swf"), lc);
 

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