2008年6月アーカイブ

MAX 2008 の Flash サイトが公開されました。(http://max.adobe.com/na/experience/) (少なくとも今のところ) イベント情報は MAX North America のみです。

コンテンツの外側の領域がクリックできるようになったら、クリックするとコンテンツが最小化されて少し遊べるようになります。できれば大きな画面で試してみてください。3 つのエリアが用意されています。

MAX blog も少しずつ更新されています。(http://max.adobe.com/blog/) Thermo の最新のスクリーンショットが載ってますのでご興味がある方はご覧くださいませ。

Flex 3 に潜在的なクロスサイトスクリプティングの脆弱性が発見されました。影響を受けるのはヒストリー管理の機能を使用しているアプリケーションです。Flex 2 はこの問題の影響を受けません。

該当するアプリケーションを開発している場合は、この問題に対処するため Flex 3.0.2 SDK にアップデートすることをお勧めします。(Flex 3 SDK Downloads) Flex Builder 3 開発環境の更新方法は livedocs をご覧ください。(Flex Builder での複数の SDK の使用

既に展開済みのアプリケーションについては history/historyFrame.html をひたすたら新しい SDK 内のファイルと置き換えることで対応できます。SDK のディレクトリ内では以下の 3 箇所に該当するファイルがあります。

  • client-side-detection-with-history/history/historyFrame.html
  • express-installation-with-history/history/historyFrame.html
  • no-player-detection-with-history/history/historyFrame.html

SwitchBoard は AIR アプリケーションと Adobe Creative Suite 製品をつなぐテクノロジーです。SwitchBoard を経由すれば AIR - CS 間でスクリプトを送受信することが可能です。

例えば、Adobe Labs に公開されている SDK には、AIR アプリケーションから Photoshop を利用してイメージファイルのフォーマットを PNG に変換するサンプルが含まれています。このように、制作ワークフローの一部を AIR アプリケーションで繋ぐような使い方が想定されています。

BridgeTalk

BridgeTalk は CS 製品間の通信に使われるプロトコルです。BridgeTalk に対応したアプリケーション間で任意のスクリプトを送受信することができ、必要であればアプリケーション起動も行われます。程度の差はありますが CS3 のつく製品はほぼ BridgeTalk 対応です。

Adobe Bridge CS3 という制作アセットを管理するツールがありますが、これもその名のとおり BridgeTalk を使って他の製品とアセット情報のやり取りを行うツールです。AIR アプリケーションからもこの BridgeTalk を使えるようにするのが SwitchBoard というわけです。

SwitchBoard のインストール

SwitchBoard を有効にするには 2 つのコンポーネントをインストールする必要があります。

  • SwitchBoard Service : AIR アプリケーションと Creative Suite 製品間のメッセージを中継
  • SwitchBoard Launcher : ターゲットのアプリケーションを起動

プラットフォームに応じて以下のファイルをダウンロードし setup を実行するとインストーラが起動されます。

AIR アプリケーションのアップデート機能を簡単に実装するためのフレームワークが Adobe Labs に公開されました。(Application Update Framework for Adobe AIR@Labs) フレームワークやドキュメントは air_appupdater_061608.zip (ZIP : 0.92 MB) に含まれています。

このフレームワークにはアップデートの有無からインストール完了の確認までに必要な機能と UI がひととおり含まれています。標準の UI の代わりにカスタム UI も使用することも可能です。

SDK 内には 4 つの同じような名前のファイルが提供されていますが swc ファイルが Flash 用、swf ファイルが HTML 用です。標準で提供される UI を使用する場合は ApplicationUpdaterUI.swc (swf) を、UI を使用しない場合は ApplicationUpdater.swc (swf) を使用します。

このフレームワークでサポートされるのは以下のようなシナリオです。

  1. 定期的にアップデートの確認を実行
  2. アップデート情報の書かれた XML ファイルをダウンロードし内容をチェック
  3. 新しいバージョンの AIR アプリケーションをダウンロードしてインストールを開始
  4. アップデートの確認からインストール進行状況の通知まで個々のステップにおけるイベントの発行
  5. アップデートされたアプリケーションの最初の実行時のイベント発行

従って、このフレームワークを使用するには、決められたフォーマットの XML ファイルをサーバ側に用意する必要があります。このファイルをアップデート記述子と呼びます。

アップデート記述子には以下の 3 つの項目を記述します。どれも必須項目です。

Adobe AIR 1.1 が公開されました。(Adobe AIR) AIR 1.1 からは、日本語を含む 10 の言語に正式対応です。AIR アプリケーションのインストール画面にも日本語を表示できます。

日本語のダウンロードページはまだのようですがとりあえずリンクです。(http://get.adobe.com/air/?loc=jp) 既に AIR 1.0 がインストールされている環境では AIR の自動アップデート機能が更新の有無を定期的に確認するため、わざわざ手間をかけなくてもそのうちアップデートされることと思います。(なお、今回 Linux 版についての更新はありません。いまのところ夏の間には次のアップデートが行われる予定とのこと。)

下記は、AIR 1.1 の主な新機能のリストです。

  • インストール時や実行時のダイアログボックスのローカライズ
  • 日本語のキー入力など英語以外の言語向けアプリケーションサポート
  • アプリケーション記述ファイルの name 及び description 属性の各国語対応
  • エラーメッセージのローカライズ
  • Capabilities.languages の追加による OS からの優先する言語の順位の取得
  • 証明書の移行をサポート(自己署名の証明書から CA 発行の証明書へ等)
  • Windows XP SP3、 Vista SP1 とそれぞれの OS の Tablet PC Edition と 64-bit 版をサポート
  • File.spaceAvailable API の追加による利用可能なディスクスペースの取得
  • NativeWindow.supportsTransparency 属性の追加
  • 400 以上のバグフィックスとメモリ利用の効率化
  • Microsoft SMS や IBM Tivoli 等を利用したサイレントインストール (要ライセンス契約です : Adobe AIR Runtime Distribution

関連するドキュメントは http://www.adobe.com/support/documentation/en/air/ にまとめられています。

既存の AIR 1.0 アプリケーションはそのままでも AIR 1.1 上で動作しますが、アプリケーションタグの "xmlns" 属性を http://ns.adobe.com/air/application/1.1 に変更すればパフォーマンス向上など AIR 1.1 のメリットを享受できるので、この機会に対応するのもよいかもです。

開発環境の設定

さて、AIR 1.1 対応のアプリケーションを開発するには開発環境も更新が必要です。

6 月 19 日 (木) の Adobe AIR コンテスト表彰式の時間が少しだけ変更になっていました。

受付開始が 17:50、イベント開始が 18:20 と 10 分ずつ早くなっています。ご来場の方はご注意ください。終了予定は 20:30 と変わっていません。

場所は品川プリンスホテルアネックスタワー 3F のクラブ eX です。

最近質問を受けたので見てみたら Flash のヘルプドキュメントが古いのに気づいたので今日はこの話題です。(LiveDocs の AS3 リファレンス は最新です)

さて、まず下の例を考えてみます。

var foo:Boolean = true;
var bar:Object = {};
 
trace(foo && bar);  // 論理積 : 出力は [object Object]
trace(foo || bar);  // 論理和 : 出力は true
 

論理積と論理和の結果は、演算子の左側の式 (この場合は foo) の値で決定されます。ごく単純化すると、ルールは

論理積 (&&) : 左側の式が false なら左側の式の値、true なら右側の式の値
論理和 (||) : 左側の式が true なら左側の式の値、false なら右側の式の値
 

です。つまり、実際に論理演算が行われているわけではないのですね。演算結果の値も Boolean 型になるとは限りません。

さて、AS3 のプログラムでは Boolean もオブジェクトなので、左側の式を評価した後その値の型が何であっても同じルールを適用することができます (されます)。とにかく左辺の式を評価したら、結果を Boolean 型に変換して値を参照します。

それぞれの型を Boolean 型に変換した場合の値は以下のようになります。

Adobe AIR コンテストの締め切りが今週の金曜日になりました。1 日か 2 日くらいなら遅れても大丈夫らしい (噂ですけど) ので、応募予定の方は最後までがんばってください。

授賞式の予定は以下のとおりです。

日時:2008年6月19日(木) 18:30~20:30 (受付開始 18:00~)
会場:品川プリンスホテル クラブeX
参加費:無料 (要事前登録)
定員:300名

詳細および参加登録はこちらのページをご参照ください。(http://www.info-event.jp/adobe/aircon/

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