2012年9月アーカイブ

AIR 3.5 では iOS6 関連の主要なバグ修正が行われています。iPhone 5 のフルスクリーン表示にも対応した様なので、どうやら、AIR 3.5 から iOS6 と iPhone5 を正式サポートとなりそうな雰囲気です。

また、iOS 向けの新機能が、今回のアップデートで 2 つ追加されました。iOS 対応には引き続き力が入っている印象です。

ということで、この記事では、iOS 関連の新機能の使い方をご紹介します。ただし、これらの機能が AIR 3.5 で使えるようになることは保証されていません。

例えば、AIR 3.4 のベータ版が公開されたとき、ActionScript Workder 間での BitmapArray の共有機能が追加されていました。ところが、最終的には品質に問題があるという理由で、正式に公開されたバージョンには当該の機能がありません。

Adobe Labs に Flash Player 11.5 と AIR 3.5 のベータ版が公開されました。

今回はバグの修正が主な目的のアップデートですが、いくつか新しい機能も追加されています。

  • ActionScript Worker 間での ByteArray の共有
    複数の wokder 間で ByteArray のインスタンスを共有メモリとして利用できる
  • 複数のライブラリを ANE にパッケージ
    ANE をパッケージする際、複数の静的なライブラリのバイナリを含められる
  • 複数 SWF を使った iOS アプリ開発をサポート
    ActionScript バイトコードを含む SWF の読み込みを iOS 上でも実現
  • InvokeEvent の拡張
    InvokeEvent.reason に openUrl を追加。他のアプリによる起動が通知できる
  • スタックトレースを通常の Flash Player に追加
    デバッグ版の Flash Player を利用しなくてもスタックとレースの取得が可能

Brackets が順調に 2 週間ペースで更新されています。先週は Sprint 14 が github に公開されました。

インストーラが以下のリンクからダウンロードできます。Mac と Win それぞれ用意されています。

昨日のイベントでは Brackets ベースの Edge Code のプレビュー版も発表されていました。昨日の発表内容を見る限り、Edge Code の Brakets との違いは、

  • いくつかの拡張機能がパッケージ済み (カラーピッカー等)
  • 他の Edge サービスとの連携 (現在は Edge Web Fonts と Phonegap Build)

のようです。正式な製品になる頃にはもうちょっと差がつくのかもしれません。

昨日 Edge Inspect が正式に発表されました。これまでは Shadow というコード名で Adobe Labs に公開されていたソフトウェアが、正式にアドビ製品の 1 つになった、という位置づけです。

Edge Inspect は Creative Cloud メンバーシップに含まれています。まだ未登録の人は、とりあえず無料会員として登録すると Edge Inspect がダウンロードできます。

現在、既に Shadow をインストールしている場合は、上の製品ページ内のリンクから、手動で Edge Inspect にアップデートする必要があります。そのまま使っていると、設定済みの期限 (10 月末) が来た時点で利用できなくなるそうです。

一方、インストール済みの Shadow の Chrome 拡張は、自動的に Edge Inspect の Chrome 拡張に置き換えられるそうです。更新後はアイコンが変わるので、一目で確認できるようになっています。

Flash Professional CS6 のアップデートが公開されました。新しいバージョンは 12.0.2 です。

メニューから 「ヘルプ」 → 「アップデート」 とたどると、Application Manager が実行されて、アップデートが表示されます。このアップデートは Dreamweaver 12.1 アップデートと違って、Creative Cloud のメンバーでなくても利用可能です。

主な変更点は、以下の 3 つです。

  • AIR 3.4 と Flash Player 11.4 の新機能に対応
  • Toolkit for CraeteJS 1.1 の導入
  • 主要なバグの修正

アドビから、Edge ツールとサービスに関する発表がありました。 (Adobe Edge Tools & Services

今後 Edge は、新しい Web ツールやサービスのブランドとして使われ、ツールやサービスの名称は "Edge xxxx" となるようです。先日の Edge Animate への名称変更は、この新しいブランディングに基づいていたということのようです。

今回の発表では、これまでコード名で呼ばれていた製品の名前も正式に (たぶん) 発表されました。現在の Edge 関連製品のラインアップは以下のようになっています。

  • Edge Animate (旧 Edge、正式にバージョン 1.0 として公開)
  • Edge Reflow (新発表 - 年末までにプレビューが公開予定)
  • Edge Code (Brackets のアドビディストリビューション - プレビュー版)
  • Edge Inspect (旧 Shadow)
  • Edge Web Fonts (新発表)
  • Typekit (発表済)
  • Phongap Build (発表済)

AIR テクノロジープレビューの一部として公開されている、新しい ActionScript コンパイラの ASC 2.0 が更新されました。 (Adobe AIR Technology Previews@Labs

ASC 2.0 は AIR SDK の一部として配布されているため、単体での入手はできません。AIRテクノロジープレビューのダウンロードページから SDK ごとダウンロードします。 (AIR テクノロジープレビューについては以前の記事をご覧下さい)

プレビュー 2 は、基本的にバグ修正版という位置づけのようですが、いくつか仕様変更もあるようです。とりあえず [Embed] メタデータのサポートが復活 (追加?) しています。

これにより、Embed メタタグを使ってフォントを埋め込んでいるコードを、ASC2.0 でもコンパイルできることになります。但し、mxmlc では利用可能な language-range オプションのサポートは無いので、文字セットの一部だけを埋め込みたい場合は、メタタグ内で unicodeRange を使って指定します。

ちょっと遅くなりましたが、Brackets の Sprint 13 の公開のお知らせです。

今回からアプリケーションのシェルが CEF3 ベースに更新されています。そのおかげで、普通にインストールするだけで日本語入力ができるように (ようやく) なりました。

また、Mac/Win それぞれ専用のインストーラが提供されます。ダウンロードはこちらです。

Sprint 13 では、新しい Macbook Pro の Retina ディスプレイに対応するため、殆どの画像は SVG に置き換えられたそうです。

以下、Sprint 13 の新しい機能をご紹介します。

Flash Professional で制作したコンテンツを CreateJS 用に書き出せるツールキットの新しいバージョンが公開されたようです。

例によって、Flash Pro CS6 の機能拡張として提供されています。ダウンロードはこちらです。

のわりに、実際にダウンロードしてみると旧バージョンのままだったりしますが、ドキュメントは更新されている様なので、とりあえずその内容をご紹介しておきます。先月アップデートされた CreateJS の新しい機能にも対応しているようです。

まず、新しいバージョン 1.1 は、クラッシックトゥイーン以外のトゥイーンに対応しました。新しいモーショントゥイーンもシェイプトゥイーンも、フレーム毎に分解して書き出されます。 (なので、CreateJS ランタイムが対応したわけでは無いようです)

このブログにもコメントを頂きましたが、AIR 3.4 のランタイムに更新すると ELS (Encrypted Local Store) 関連のエラーが発生するという報告が複数アドビに届いており、それを受けて、AIR 3.4 ランタイムの自動更新を一時的に中止する、という決断が下されたようです。

アドビによれば、この原因はバグではなく、ELS の安全性と安定性を向上させるための仕様変更であるとのことです。より高い安全基準を満たすために、従来の ELS データの継続利用は断念されたということのようです。 (3.4 EncryptedLocalStore Database Changes

とはいえ、下位互換性の問題が発生する変更は、事前に十分な準備期間が与えられるべきですし、今回は、実質的に仕様変更の告知すら行われていない状態でした。今となっては、ラインタイム自動更新の中止は止むを得ない判断だと思われます。

さて、ここからが重要なポイントです。一見無責任にもみえる変更を何故アドビが気軽に行った (少なくともそう感じられる) のか、という点について触れておきます。

先日公開された AIR 3.4 SDK から、iTunes や XCode を使わずに直接 iOS デバイスに AIR アプリをインストールできるようになりました。接続されているデバイスのリストを取得することも可能です。Mac と Win どちらでも使えます。

この機能と、AIR 3.3 SDK の新機能を合わせて使うと、AIR の開発環境から直接シミュレータを起動したり、直接デバイスにインストールしてデバッグを開始したり、という作業が可能です。他のツールを利用する手間がかからないのが嬉しいところです。

実際、先週公開された Flash Builder 4.7 ベータ版では、デバッグや実行のターゲットに、シミュレータやデバイスを指定するインターフェースの追加が行われています。今月頭に公開が予告されている Flash Professional CS6 のアップデータでも同様の変更が行われるようです。

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