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このブログにもコメントを頂きましたが、AIR 3.4 のランタイムに更新すると ELS (Encrypted Local Store) 関連のエラーが発生するという報告が複数アドビに届いており、それを受けて、AIR 3.4 ランタイムの自動更新を一時的に中止する、という決断が下されたようです。

アドビによれば、この原因はバグではなく、ELS の安全性と安定性を向上させるための仕様変更であるとのことです。より高い安全基準を満たすために、従来の ELS データの継続利用は断念されたということのようです。 (3.4 EncryptedLocalStore Database Changes

とはいえ、下位互換性の問題が発生する変更は、事前に十分な準備期間が与えられるべきですし、今回は、実質的に仕様変更の告知すら行われていない状態でした。今となっては、ラインタイム自動更新の中止は止むを得ない判断だと思われます。

さて、ここからが重要なポイントです。一見無責任にもみえる変更を何故アドビが気軽に行った (少なくともそう感じられる) のか、という点について触れておきます。

先日公開された AIR 3.4 SDK から、iTunes や XCode を使わずに直接 iOS デバイスに AIR アプリをインストールできるようになりました。接続されているデバイスのリストを取得することも可能です。Mac と Win どちらでも使えます。

この機能と、AIR 3.3 SDK の新機能を合わせて使うと、AIR の開発環境から直接シミュレータを起動したり、直接デバイスにインストールしてデバッグを開始したり、という作業が可能です。他のツールを利用する手間がかからないのが嬉しいところです。

実際、先週公開された Flash Builder 4.7 ベータ版では、デバッグや実行のターゲットに、シミュレータやデバイスを指定するインターフェースの追加が行われています。今月頭に公開が予告されている Flash Professional CS6 のアップデータでも同様の変更が行われるようです。

Flash Player 11.4 と Adobe AIR 3.4 が公開されました。これで、Action Script の並列処理も正式に利用できます。

新しいバージョンは以下の通りです。自動更新が有効な環境では、最長 6 週間以内に更新が行われます。

同時に Linux 向けのセキュリティアップデートも公開されました。こちらのバージョンは 11.2 のままです。

新機能は以前の記事 (Flash Player 11.4 と Adobe AIR 3.4 ベータ版公開) で簡単に紹介しています。Stage3D の利用制限の緩和、iOS アプリ開発ワークフローの強化、等が主な新機能です。

AIR には、デバイスの向きにあわせて画面内の表示を自動的に回転させる機能があります。これに関する仕様が、AIR 3.3 から変更されました。

この変更により、縦長表示のみ、横長表示のみ、という振る舞いの実現が容易になりました。画面の上下が逆になったときだけ表示が 180 度回転する、というアプリが簡単に実現できます。

具体的には、アプリケーション記述子の中で以下の設定を行います。 (もしくは、ActionScript で Stage オブジェクトの属性値を変更)

  • autoOrients の値を true
  • aspectRatio の値を landscape または portrate

AIR 3.3 からは、このように指定すると、表示の縦長/横長が固定されます。

Flash Player 11.4 と AIR 3.4 のベータ版が Adobe Labs に公開されました。

このバージョンは、Flash Runtime ロードマップでは Dolores と呼ばれているバージョンです。スクリプトを別スレッドで平行して実行する ActionScript Worker の機能などが追加され、今年後半の公開が予定されています。

Flash Player は Windows 版と Mac 版が、AIR は Android 版も提供されています。バージョンは、それぞれ 11.4.400.231 と 3.4.0.2200 です。

ダウンロードリンクは以下になります。

ランタイムの他に、Flash Player のアンインストーラや、新しい playerglobal.swc 、それから AIR SDK も上記リンクからダウンロードできます。

Flash Player 11.3 と AIR 3.3 のアップデートが公開されました。

今回公開されたのは、デスクトップ版のみです。新しいバージョンは以下のとおりです。

  • Flash Player Desktop 11.3.300.265
  • AIR Desktop 3.3.300.3670
  • AIR SDK 3.3.0.3690

新しい機能は特にありませんが、いくつかのバグが修正されています。例えば、Flash Professioal CS6 で Adobe AIR 3.3 を使う場合の注意点 の記事に書いた問題は解決されているようです。 (全てのケースで OK な訳では無い模様)

以前の記事 (Adobe AIR 3.3 の iOS 関連の新機能) でお伝えした後に、iOS 5.1 のサポートに関する詳細が発表されました。今回はその件にまつわるお話です。

AIR 3.3 は iOS 5.1 SDK をサポートします。これまでの iOS 対応との大きな違いは、iOS SDK に含まれるフレームワークやライブラリへのスタブが AIR SDK に含まれることです。

これにより、iOS 5.1 SDK を直接利用すること無く、iOS の機能を利用するアプリ (ネイティブ拡張から利用するケースを含む) をパッケージできるようになりました。

例えば、AIR 3.3 から、アプリを iPad の Retina 対応にしたいときは、requestedDisplayResolution タグの値を high にするだけよい、ということです。

先日公開された AIR 3.3 ベータの機能の中から iOS 関連の情報をご紹介します。今回ご紹介する機能は iOS 専用の機能です。

ベータ版なので、仕様どおりに動かない場合もあると思いますが、その場合はバグのレポートをお願いします。

バックグラウンドでの動作

まず、iOS 上で、バックグラウンドでの再生時に利用できる機能が追加されています。

  • AIR 3.2 : マルチタスクへの対応、サウンドの再生
  • AIR 3.3 : 上記に加え、位置情報、ネットワークの利用と、OS がアプリを停止させる通知

これにより、マルチタスク関連ではネイティブアプリと同様の振る舞いが実現できるようになりそうです。

ロードマップで Cyril と呼ばれていた Flash Player 11.3 と AIR 3.3 のベータ版が Adobe Labs に公開されました。

ダウンロードは以下のリンクです。

まだベータ版のため、テスト用の環境にインストールすることが推奨されています。

Flash Player 11.2 と AIR 3.2 が正式に公開されました。新しい Flash Player のバージョンは 11.2.202.228です。

先日発表された脆弱性の件もあり、速やかに最新版に更新することが推奨されています。

主な新機能は以下の通りです。デバイス環境での Stage3D サポート (AIR) や、GPU に対する制限の緩和など、大きな変更が行われました。

Flash Playre 11.2 と AIR 3.2 の RC 版 (Release Candidate: 正式版の候補) が公開されました。

ほぼ、このまま公開される予定のバージョンです。ということで、公開日も近そうです。

ベータ版からの大きな変更点は、いよいよ AIR が、モバイル環境での Stage3D をサポートしたことです。iOS や Android 環境で GPU を活用したコンテンツを利用できるようになります。

ということで、今回から Android 版の AIR ランタイムもダウンロードできます。また、Flash Player のデバッグ用プレーヤやスタンドアローンのプレーヤも公開されています。

ダウンロードリンクは以下のとおりです。

Flash Player 11.2 と AIR 3.2 のベータ版が更新されました。

大きな変更点は、Stage3D 及び StageVideo の利用環境の拡大です。現行の Flash Player 11.1 では、2009 年以降のドライバがインストールされた環境でのみ利用できましたが、これが 2008 年まで緩和されました。より多くの環境で GPU が利用できることになります。

今回公開されたバージョンは、以下の通りです。どちらもデスクトップ版のみです。

  • Flash Player : 11.2.202.183
  • AIR : 3.2.0.1720

Adobe Labs に、Flash Player 11.2 と AIR 3.2 のベータ 2 が 公開されました。引き続きどちらもデスクトップ版のみです。 (先日の発表によれば、AIR のデバイス版も出荷されるはずですが)

今回公開されたバージョンは、以下の通りです。

  • Flash Player
    Windows: 11.2.202.95
    Mac/Linux: 11.2.202.96
  • AIR
    3.2.0.1320

例によってベータ版ですので、テスト用の環境での利用をお勧めします。

Flash Playe 11.1 と AIR 3.1 が正式に公開されました。

新しい Flash Player のバージョンは、デスクトップ版が 11.1.102.55、Android 版が 11.1.102.59 です。AIR のバージョンは 3.1.0.488 です。

昨日発表のあったとおり、Flash Player の Android 版はこれが最後のバージョンになると思われます。システム要件のページには、Android 4.0 の記述が無いのが、ページ更新が未だなのか、実際にサポートが無いのかは未確認です。

今回は、基本的にバグ修正のみのマイナーアップデートですが、デバイス向けには 2 つ追加機能があります。iOS と Andoird それぞれ 1 つずつです。

Flash Player 11.2 ベータ版と AIR 3.2 ベータ版が Adobe Labs に公開されました。どちらもデスクトップ版のみです。

バージョンが 1 つ飛んでますが、これは Flash Player 11.1 と AIR 3.1 がバグ対応のみで新機能の追加のないバージョンだからだそうです。公開時期は、Flash Player 11.1 / AIR 3.1 が年内、Flash Player 11.2 / AIR 3.2 が 2012 年の前半を予定しているようです。

ベータ版のダウンロードリンクはそれぞれ、

です。

ベータ版ですので、テスト用の環境での利用をお勧めします。

Flash Player は、インストール前のアンインストールをお忘れなく。アンインストーラーも上記リンクから入手できます。

開発環境は Flash Player 11.0 / AIR 3.0 用の開発環境があれば、今回公開されたベータ版を試すために特に変更する必要はありません。 (Flash Professional CS5.5 で Flash Player 11 と AIR 3 を使う方法

先日公開された Flash Player 11 と AIR 3 を Flash Professional CS 5.5 に設定する方法をご紹介します。

この手順により問題が起きてもサポートはありませんので、自己責任でお願いします。 (特に製品のアップデート時は気をつけたほうがよいかもです)

Flash Player 11 の設定

さて、まず Flash Player 11 の設定手順です。

  1. Flash Professional が起動中だった場合は終了する
  2. Flash Player サポートセンターから Flash Plyaer 11 の PlayerGlobal ファイルをダウンロード (playerglobal11_0.swc
  3. PlayerGlobal ファイルの名前を playerglobal.swc に変更
  4. 環境設定用のファイルをダウンロードして展開 (FlashPlayer11.zip
  5. Adobe Flash CS5\Common\Configuration\ActionScript 3.0 の下に FP11 というフォルダを作成
  6. Adobe Flash CS5\Common\Configuration\ActionScript 3.0\FP11 の下に playerglobal.swc を移動
  7. Adobe Flash CS5\Common\Configuration\Players の下に FlashPlayer11.xml を移動

MAX 初日に Flash Player 11.0.1.152 と AIR 3.0.0.4080 が公開されました。

Flash Player のデバッグ版はまだ本社サイトのみ公開のようです。 (Flash Player Support Center) AIR SDK も英語のサイトに飛ばされます。 (Download Adobe AIR SDK

開発環境の更新情報は明日の基調講演で発表があることを期待しましょう。

今日は発表が多かったので、とりあえず項目のリストです。時間が出来たら個々に改めて取り上げたいと思います。

Adobe Labs 関連

ActionScript で書かれた、Stage3D 対応 3D フレームワーク Proscenium プレリリース版

jQuery Mobile のスキンも簡単に作成できる Fireworks CSS3 Mobile Pack プレリリース版

インタラクティブ機能が強化された Edge プレビュー 3

HTML5/iOS クライアントに対応する Data Services for JEE 4.6 プレリリース版

アドビから Flash Player 11 と AIR 3 について、公式に発表がありました。公開は来月、ということです。

公式発表内には、従来からお伝えしていた内容から特に新しいものはありませんが、Flash Player チームからは Alchemy について新しいコメントが公開されています。

Alchemy は 2008 年の MAX の時にプレビューリリースが公開されていて、C や C++ で記述されたコードを SWF や SWC にコンパイルして AVM2 上で実行できる技術です。C/C++ ネイティブには適わないものの AS3 よりはかなり早いパフォーマンスを得ることができます。

この Alchemy のプレビュー版がもうすぐ Adobe Labs から削除されることになりました。これは開発中止ではなく、これまでのフィードバックを元に再構築された正式版が出るため、ということです。

Adobe Labs に Flash Player 11 と AIR 3 の Release Candidate (ほぼそのままリリースされるバージョン) が公開されました。デスクトップ向けだけなのは、相変わらずです。

というわけで、わりと直ぐに Flash Player 11 と AIR 3 が公開されることが予測されます。 (来月は大きなイベントもありますしね)

Flash Player の 64bit 版など、現バージョンから大きな変更があるので、既存のコンテンツの動作確認とフィードバックは急いだ方がよさそうです。

ダウンロード用のリンクはそれぞれ、

です。

Flash Player は、インストール前のアンインストールをお忘れなく。アンインストーラーも上記リンクから提供されます。

AIR 3 のベータ版が Adobe Labs に公開されました。 (Adobe AIR 3 Beta@Labs

Flash Player 11 ベータ版と同様に、今回はデスクトップ版のみの公開です。先日お伝えしたように (Adobe AIR Linux ポーティングキット) Linux 版はアドビから提供されません。

また、今回はランタイムのみの公開で、SDK は提供されていません。これは、今回の公開の目的が AIR 2.7 以前のバージョンとの互換性検証が目的のため、とのことです。

AIR 3 ランタイムのダウンロードリンクはこちらです。(AIR 3 Beta for Desktops@Labs Downloads

サポートされる環境は以下の通りです。

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