2006年10月アーカイブ

MAX 2006 でアナウンスされたとおり Cairngorm 2.1 が Adobe Labs からダウンロードできるようになりました。(cairngorm2_1.zip:72KB

リリースノートによれば今回の変更点は以下のようになっています。(英文失礼)

  • Responder has been deprecated. Use mx.rpc.IResponder
  • Command has been deprecated. Use com.adobe.cairngorm.commands.ICommand
  • ValueObject has been deprecated. Use com.adobe.cairngorm.vo.IValueObject
  • ServiceLocator.getService() has been deprecated. Use ServiceLocator.getRemoteObject( string )
  • ServiceLocator.getInvokerService() has been deprecated.
  • IServiceLocator interface has been created to support unit testing
  • ServiceLocator has security methods added
  • FrontControler.executeCommand() and getCommand() visibility has been changed to protected
  • Error messages have been internationalized

以前にも書きましたが、Labs に Cairngorm ページがあります。少しずつ充実してきているようです。英語で恐縮ですがときどき覗いてみてください。(Cairngorm@labs

前の記事に書き忘れました。すみません。

Flash Lite 2.1 に対応するためのオーサリングアップデートのプレビュー版が Labs に公開されています。Flash Professional 8 (英語版)がインストールされている環境であればお試しいただけます。

詳しくはこちらのページをご覧ください。(Flash Lite 2.1 Authoring@labs

Labs に Mac 版 Flex Builder 2 のプレリリース版が公開されました。こちらのページです。(Flex Builder 2 for Mac@labs

今回公開されたバージョンの実行環境は Intel Mac と PowerPC 両方がサポートされます。 OS は 10.4.7 指定です。プラグイン版では Eclipse が別途必要です。Eclipse のバージョンが 3.2 (SUN JRE 1.5) なので注意してください。

製品出荷は 2007 年の早いうちを予定、日本語版も同年中には出荷予定。価格は Windows 版と一緒の予定だそうです。

Adobe Digital Editions (digital edition@labs) は eBook など PDF や XHTML で書かれたコンテンツを読むための新しい技術です。 Adobe Labs からメンバー登録なしでダウンロードできますし大きさも 2.5MB と小さいので、ちょっと試してみませんか?ダウンロードページはこちらになります。(digital edition instal@labs) 残念ながら今回公開されたのは Windows バージョンのみです。

英語の本ばかりで恐縮ですが、AS3 の本を含めいくつか無償サンプルも公開されています。(sample eBook library@labs

Adobe Labs にスケジュールコンポーネント用のフレームワークが公開されました。これは Adobe Consulting からのプロジェクトのため Cairngorm と同じような位置づけになるかと思います。 今回は 0.1 アルファ版ということで、だんだんと機能も品質も改善されていくことでしょう。(Scheduling Framework@labs

できるだけ拡張性の高いフレームワークにするため、実プロジェクトからのフィードバックを求めて Labs に公開したとのことです。英語だけになってしまいますが、よろしければ是非ご協力ください。

フレームワークのダウンロードは次の URL からどうぞ。(Scheduling Framework Source and ASDoc@labs - zip:4.17MB

ダウンロードしたファイルを Flex Builder 2 のプロジェクトにインポートするとそのままサンプルも試せます。下のスクリーンショットはその一例です。

schedule component

既にあちらこちらで耳にしていると思いますが、Adobe では Apollo というコードネームで新しい実行環境を開発しています。来週 US で開催される MAX で詳しい情報が公開される予定とのことなので、今のうちにこれまで公開されている情報をまとめておきたいと思います。

まず、Apollo の特徴は、Flash や AJAX といった Web の制作や開発で一般的に使用されている技術を使ったデスクトップアプリケーションの作成を可能にすることです。例えば、予め Apollo さえインストールされていれば、Flash で作ったコンテンツや AJAX アプリケーションをデスクトップにインストールして実行できるわけです。

また、通常デスクトップアプリケーションは固有の OS に依存した作りになりますが、Apollo アプリケーションは Apollo が OS 間の差を吸収するため複数の OS 上で動作させることができます。Flash Player はブラウザに対するプラグインですが Apollo は OS に対するプラグインという見かたもできるかもしれません。

さらに、デスクトップアプリケーションですから、ブラウザの制限のため Web アプリケーションでは使えなかった機能も利用可能になります。

さて、下の図は Apollo アプリケーションの構成を示したもので、Mike Chambers のプレゼンテーションから切り出したものです。オリジナルはこちらの URL にあります。(apollo presentation slides

apollo application structure

Adobe テクノロジー上のオープンソースプロジェクト用のコミュニティサイトがオープンしました。RIAForge.org というサイトです。まだオープン直後ということもあり、ColdFusion がいくつかあるもののあとは Flex が少しという状況ですが、今後だんだんと充実してくることと思います。

先日 Adobe Labs に公開された Flash Player 9 update が更新されました。いくつかのバグが修正されています。新しいバージョンは 9.0.21.75 です。ダウンロードはこちらから。(downloads - flash player 9@labs

あわせて待望の Linux 用 Flash Player 9 ベータが公開されました。バージョンは 9.0.21.55 です。Linux 版はまだフルスクリーンモードがつかえないとかスタンドアローンプレーヤでは SSL が使えないなど多少の違いはありますが、基本的に Windows や Mac 版のアップデート版と同じものです。最終的にアップデート版が正式リリースされるタイミングでは上記の機能も組み込まれる予定です。また 64 bit 版についても FAQ で言及されています。(Flash Player wiki@labs) まだいつ頃出てくるかははっきりしていないようです。

これでようやく Linux 上で無償の Flex 2 SDK を使って開発することが可能になります。FDS も Linux 上でサポートされているので、全ての機能を Linux 環境で使えます。Flex 2 と Linux については Adobe Labs にも専用の wiki がありますのでご参考まで。(Flex 2 for Linux wiki@labs

サポートされる環境は次のとおりです。

  • Red Hat Enterprise Linux 3, Update 8
  • Red Hat Enterprise Linux 4, Update 4 (AS/ES/WS)
  • SUSE Linux 9.x or 10.1
  • Firefox 1.5.0.7
  • Mozilla Seamonkey 1.0.5

主な既知のバグはリリースノートをご覧ください。(known issues@labs

書いたのに公開するのを忘れてました。ちょっと遅くなりましたが以下ご覧ください。

Flex チームでは現在新しいコンポーネントをいくつか開発中で、その第一弾として Adobe AutoComplete Input が Adobe US サイト内の Flex Exchange に公開されました。(Flex Exchange) AutoComplete Input は TextInput を拡張したもので、入力に応じて候補が下に表示されるコンポーネントです。今後もいくつかのコンポーネントが Flex Exchange に公開される予定になっています。

その他、Flex Exchange には Flex と Spring の連携のためのコードなども公開されています。英語ですが興味のある方は是非トライしてみてください。

Flash Player 9 の話が続いたので、ついでに小ネタです。

Flash Player 9 からネットワーク機能を使用する際に暗号化ができるようになっています。以前は、暗号化機能の使用はブラウザに完全に依存していたため、rtmp は Flash Player から直接サーバと接続するのに対して、rtmps を指定すると https にカプセル化して(つまりブラウザ経由で)データを送受信していました。

Flash Player 9 では rtmp の暗号化通信を http トンネリングを使わずに行うことができます。設定については、livedocs に記述がありますのでご参照ください。(メッセージチャンネルの設定@livedocs) ページ中ほどにあるテーブルの "セキュアな RTMP" の箇所です。

それから、以前の記事( Flash Player セキュリティーアップデート) で紹介した Flash Player 8 以前のバージョンのセキュリティアップデートの速報が日本のサイトにアップされました。(Adobe Flash Player8.0.24.0および下位バージョンの複数脆弱性) こちらも合わせてお知らせしておきます。

フルスクリーンモードの記事にセキュリティに関する情報が追加されましたのでご紹介です。

ユーザ側で mms.cfg というファイルを使って、明示的にフルスクリーンモードの使用を禁止することができます。前回の記事に書いたように、そもそもフルスクリーンモードにはユーザが明示的にマウス等で選択しない限り移行しないのですが、この設定をすれば間違ってフルスクリーンにしちゃうということも防げます。やっぱりフルスクリーンで見たいと思ったときは面倒になりますが。

具体的には mms.cfg ファイルに FullScreenDisable=1 という行を追加します。

mms.cfg は UTF-8 のテキストファイルで、"名前=値"のペアが一行ずつ記述されます。Flash Player 9 用の mms.cfg ファイルの場所は以下のとおりです。

  • Windows 2000 C:\WINNT\System32\Macromed\Flash
  • Windows XP C:\WINDOWS\System32\Macromed\Flash
  • Windows 98, or ME C:\Windows\System\Macromed\Flash
  • Macintosh \Application Support\Macromedia

フルスクリーンモードの例がリンクされているページも追加されました。(Full-Screen Mode:Demos@lab

先日 Flash Player 9 のアップデート版のプレリリース版が Adobe Labs に公開されました。いくつかのバグフィックスや新機能の追加のほかVista のサポートも追加されていますので、正式公開前に試してみたい方はこちらからダウンロードして見てください。インストーラとアンインストーラが入手できます。(Flash Player 9 Update@Adobe Labs) Linux 版はもうちょっとかかるようです。

なお、IE 用の ActiveX コントローラのインストールには一旦現バージョンのアンインストールが必要になるケースもあるようです。こちらのページ(Adobe Flash Player)で 9.0.18.60 と言われなかった場合には、お手数ですが明示的に Flash Player をアンインストールしてからアップデート版をインストールしてみてください。

さて、今回の変更の目玉はプラグインからのフルスクリーンモードの利用です。ブラウザ内に表示される HTML に埋め込まれた swf がフルスクリーンで表示できるようになります。ただし、今までのコンテンツがいきなりフルスクリーン表示できるようになるわけではありません。主にセキュリティ上の理由からいくつかの制限もかけられています。

詳しい説明はこちらのページ(Flash Player 9 Update:Full-Screen Mode@Adobe Labs)にありますが、以下かいつまんで説明します。

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