2010年2月アーカイブ

Adobe Labs に Flash Player 10.1 のベータ 3 が公開されました。(Flash Player 10.1@Labs

ダウンロードはこちらです。あいかわらず、デバイス向けは未公開で、お試しできるのは Windows, Macintosh, Linux です。新しいビルド番号は 10.1.51.95 です。

昨年末に公開されたベータ 2 からは多くのバグが修正されていて、FTE での IME サポートの改善やビデオ再生の安定性向上などが行われています。

ベータ版は日本語を含む各国語に対応していますが、インストーラーは英語のときのみ正しい表示がされます。またバグに対するフィードバックも現時点では英語でのコメントのみ受け付けているとのことです。

詳細はリリースノートをご覧ください。 (Flash Player 10.1 Beta 3 Release Notes: PDF)

バルセロナで開催中の Mobile World Congress で Adobe からデバイス向け Flash Player 10.1 及び AIR に関する公式なアナウンスがありました。(Adobe Unveils AIR on Mobile Devices; Readies Flash Player 10.1 for Launch

Flash Player 10.1 と AIR 2.0 はデスクトップだけでなくデバイス上でも一貫した体験を提供するプラットフォームとして開発されています。Flash CS5 と Flash Player 10.1 / AIR が揃うと携帯やデバイス向けコンテンツ制作もずいぶん変わりそうですね。

デバイス向けは、まずは Android 用 からリリースされるようで、2010 年の後半までには Flash Player, AIR 共に正式版を公開予定との事です。とりあえずは、ベータ版を使った Android 上の AIR アプリデモがこちらのページからご覧になれます。(Flash Player 10.1 and AIR 2 mobile preview videos) 最初の 3 つくらいが Android です。iPhone アプリのビデオも載っています。

ちなみに iPhone 用アプリは Adobe Labs に公開されている Packager for iPhone を使ってiPhone 向けアプリとしてパッケージングします。このページ (Preview of AIR on Android) の下のほうにも新しい iPhone アプリがいくつかリストアップされています。

Packager for iPhone の方が Android 用 Flash Player より先に出るようなので、まずは iPhone アプリで新しい Flash Player の API を試してみるのがよさそうです。

Flash Player のセキュリティアップデートが公開されました。クロスドメインに関連する脆弱性に対応するためのものです。Flash Player 10.0.42.34 以前および AIR 1.5.3.1920 以前のバージョンを利用している環境では速やかに最新版に更新することが推奨されています。それぞれの最新バージョンは以下の通りです。

Flash Player: 10.0.45.2
Adobe AIR: 1.5.3.1930

Flash Player の場合は Flashコンテンツ上で右クリックして表示されるメニューから 「Adobe (または Macromedia) Flash Player について」 を選択すると、現在インストールされているバージョンを表示する Web ページが表示されます。

AIR のバージョンは以下のディレクトリを確認します。

  • Windows: \Program Files\Common Files\Adobe AIR\Versions\x.x の Adobe AIR.dll を右クリック、プロパティを表示して 「バージョン」 タブを選択
  • Mac OS X: /Library/Frameworks/AIR.framework/Versions/1.0/Resources/Info.plist ファイルを開き <key>CFBundleVersion</key> に対応するエントリー <string>1.5.x.xxxx</string> を探す
  • Linux: /opt/Adobe AIR/Versions/x.x/Resources 内のテキストファイルの記述を参照

ダウンロードはそれぞれ以下のリンクからどうぞ。

Flash Player ダウンロード: http://get.adobe.com/jp/flashplayer/
Adobe AIR ダウンロード: http://get.adobe.com/jp/air/

デバッグプレーヤーやオーサリング環境用は、Flash サポートセンターからダウンロードできます。(Adobe Flash Support Center/Downloads

BlazeDS 3.2 及びそれ以前のバージョンに重要な脆弱性が発見されました。ある種のリクエストデータを処理すると、BlazeDS を実行中のプロセスが読み取り権限のあるファイルにアクセスできてしまうというものです。

この問題は BlazeDS を含め以下の製品が影響を受けます。

  • BlazeDS 3.2 とそれ以前
  • LiveCycle 9.0, 8.2.1, 8.0.1
  • LiveCycle Data Services 3.0, 2.6.1, 2.5.1
  • Flex Data Services 2.0.1
  • ColdFusion 9.0, 8.0.1, 8.0, 7.0.2

関連する製品を利用している環境では速やかに更新することが推奨されています。

BlazeDS の更新方法は以下の通りです。

  1. BlazeDS 3.2 がインストールされていない場合は 3.2 をインストール
  2. パッチファイルをダウンロード (blz32_hf_12617.zip: 581KB) して、ZIP ファイルを展開
  3. flex-messaging-core.jar を BlazeDS の /WEB-INF/lib/ ディレクトリ下にコピー

注: nightly builds を利用している場合は、BlazeDS 3.x build 12617 (またはそれ以降) and BlazeDS Trunk build 12583 (またはそれ以降)をご利用ください。この問題は対応済みです。

LCDS 等それ以外の製品での対応方法はこちらのページをご覧ください。(Security update available for BlazeDS

Adobe Labs に AIR 2 の新しいベータ版が公開されました。(Adobe AIR 2@Labs) 下のリンクから実行環境と SDK がダウンロードできます。

いくつか新機能の追加もありますが、基本的には 「たくさんのバグ修正」 がベータ 1 からの主な違いだそうです。サイトには 「正規リリースも近くなっているので既存の AIR アプリケーションの動作検証を行って欲しい」 との記述もありました。

AIR 2 ベータ 1 で作ったアプリケーションは AIR 2 ベータ 2 の実行環境では実行できません。ベータ 1 のアプリは、アプリケーションの名前空間を "2.0beta2" に変更してから AIR 2 ベータ 2 SDK を使ってコンパイルし直す必要があるとのことです。

さて、ベータ 2 では以下の 3 つの新機能が追加されています。

  • 印刷関連の機能拡張
    印刷時のプリンターの選択、紙のサイズ、コピーの数の指定が可能に、プリンター情報(印刷可能領域、カラー/白黒、印刷中かどうか、等)の属性を追加 (PrintJob
    ベクター印刷/ビットマップ印刷の指定、解像度の指定が可能に (PrintJobOptions
    (win/mac のみ) ユーザーが指定可能な印刷ページ範囲の設定機能の追加 (PrintUIOptions
  • TLS/SSL ソケット
    TLSv1 と SSLv3 によるセキュアなソケット接続が利用可能に (SecureSocket
  • IME 機能拡張
    Flash Text Engine (FTE) をサポートするための API の追加:

その他詳しくは、リリースノート (英文です) と 開発者向け FAQ (こちらも英文) をご覧ください。

それから、Flex SDK のマイナーアップデート版 (3.5a) が公開されています。AIR 自動更新 UI のバグに対応するためのリリースになります。Adobe のオープンソースサイトからダウンロードできます。(Adobe Open Source/ Flex SDK Downloads

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