2009年7月アーカイブ

Flash player 10.0.32.18 と Adobe AIR 1.5.2 が公開されました。どちらも、既知の脆弱性への対応及び主要なバグの修正を目的としたアップデートです。

脆弱性に関しては、今週お伝えした 2 点に対応がされています。詳細は、とりあえず英語ですが、こちらに記述されています。(Security updates available for Adobe Flash Player

最新版のダウンロード URL はそれぞれ、

です。

AIR の仕様の追加変更をいくつかご紹介します。新しい機能を使用する場合は、1.5.2 のネームスペース (xmlns="http://ns.adobe.com/air/application/1.5.2" ) を宣言します。

  • インタラクティブフルスクリーンモード (フルスクリーン表示状態でのキーボード入力をサポートするモード) で、エスケープキーを押してもフルスクリーンモードが終了しない設定を可能にするため KEY_DOWN イベントへの preventDefault をサポート
  • transparent=true が設定されたウインドウ内の HTML に読み込まれた SWF が表示されないという制限の改善
  • Capabilities.supports32BitProcesses と Capabilities.supports64BitProcesse によるシステム機能の確認
  • LocalConnection.isPerUser を使った LocalConnection に接続可能なユーザの設定。true の場合ログイン中のユーザのみ、false の場合誰でもアクセス可能。設定は Mac OS X のみで可能で、デフォルトは false。LocalConnection 使用時は常に true に設定することを推奨。他の OS では常に true になる。
  • System.disposeXML(xml:XML) メソッドの追加により、不要になった XML オブジェクトを直ぐにガーベッジコレクションの対象とすることが可能に
  • インストール画面の変更
  • Windows と Mac OS 上のネットワークタイムアウト時間が 60分に

その他の詳細情報はリリースノートがもうすぐ公開されると思いますので、そちらをご覧ください。以下の URL に公開される予定です。

Flash Player リリースノート (PDF)

Adobe AIR リリースノート

Microsoft から Active Template Library (ATL) の臨時パッチがリリースされましたが、この件に関して、Adobe 製品からは Flash Player と Shockwave Player が影響を受けます。どちらも Windows 上で IE のプラグインとして使用する時のみ問題となり、他のブラウザ内や他の OS 上で使う場合は対象外となります。

Flash Player については修正版が 7/30 にリリースされる予定です。Shockwave Player は対応済みのバージョン (11.5.0.601) が既に公開されています。(http://get.adobe.com/shockwave/?loc=jp

Adobe のセキュリティアドバイザリからは、対応としてまずは MS から提供されるパッチを適用することが推奨されています。手動でダウンロードする場合はこちらのページから。(マイクロソフト セキュリティ情報 MS09-034

先日の Flash OOP の時の話題からの 2 回目です。Flash Builder 4 のプロファイラで Flash Professional からパブリッシュした AS3 の SWF (Flex アプリではない) もプロファイリングできるという話です。

profilerscreenshot.jpg

プロファイラはだいたい以下のような時に役に立ちます。

  • 実行時のメモリ使用量を減らしたい場合
  • メモリリークがあるかどうかを調べたい場合
  • 実行時の速度を速くしたい場合

なので、使いこなせるようになると結構便利です。どのあたりをチューニングすれば良さそうか、オブジェクト毎のメモリ使用量やメソッド実行にかかった時間など、具体的な情報を確認しながらスクリプトの修正することが出来ます。

ちなみに現行製品の Flash Builder 3 のプロファイラも同様に使用できたりします。FB4 のプロファイラの方が使いやすいのでお勧めしたいところですが、まだバグも多いようなので FB3 の方が安心かもしれません。(どちらにせよドキュメントには Flex アプリ以外の利用については明記されていないのでサポート外にはなります ... FB4 は名前も Flash に変わったことですし、サポートするようになると良いのですが)

さて、プロファイラを使用する際の手順ですが、

Flash player と Acrobat セキュリティ情報

Flash Player および Acrobat の脆弱性に関する情報が公開されました。対象となるバージョンは、以下の通りです。

  • Adobe Reader、 Acrobat のバージョン 9
  • Flash Player バージョン 9 または 10

昨日ポストされたセキュリティアドバイザリ (Security advisory for Adobe Reader, Acrobat and Flash Player) によると、Flash Player については 7 月 30 日に (Solaris 版は未定) Adobe Reader および Acrobat については 7 月 31 日に (UNIX 版 Reader は未定) 対応版を公開できるよう修正を進めているとのことです。

上記の記事では、当面の対応として、Windows Vista をご利用の方はユーザーアカウント制御 (UAC) を有効にする、また、ウイルス対策ソフトのベンダーとも情報を共有しているのでウイルス定義ファイルを最新にする、怪しいサイトにはアクセスしない、が推奨されています。

今後、新しい情報については、Adobe Product Security Incident Response Team (PSIRT) blog に公開される予定です。

Flash プラットフォーム上の 2 つの新しいオープンソースプロジェクトが発表されました。どちらも、Adobe Labs に公開されていた技術 (の一部) をオープンソース化したもので、Mozilla Public License 下で公開されます。

  • Open Source Media Framework (OSMF) : Flash 上のメディアプレーヤーを開発するためのフレームワーク
  • Text Layout Framework (TLF) : Flash の新しいテキストエンジンを利用したコンポーネントを開発するためのフレームワーク

Open Source Media Framework (OSMF)

OSMF (http://www.opensourcemediaframework.com/index.html) は、メディアプレーヤーを開発する際に必要とされる機能をオープンソースのフレームワークとして提供するものです。提供される機能には、再生/停止等のコントロールやプレイリスト作成、データストリームのバッファリングなどがあり、Flash Professional や Flex Builder を使って、これらの機能からメディアプレーヤーを組み上げることになります。

ダウンロードは上記のリンク先から Download と書かれたリンクを辿ると専用のページを表示できます。また、英語ですがオンラインのドキュメントも公開されています。(Open Source Media Framework API

現在公開されているバージョンは 0.3 です。ロードマップ (Features and Roadmap) を見ると、実装されている機能はまだごく一部のみで、バージョン 1 がリリースされるのは 2 月頃まで待つことになるようです。ちょっと先が長いので使いたい機能が揃った頃に使い始めると良いかもです。

あとは、コンテンツ配信や広告管理それからアクセス分析用のプラグインも提供される予定です。これらのプラグインは OSMF 上で商用サービスを手供する手段としての利用が想定されています。プラグインを提供予定の企業リストはこちらのページにあります。(planned plug-in providers) ページ内のタブをクリックすると各カテゴリーのパートナーが表示されます。ちなみにパートナーはまだ募集中のようです。

Text Layout Framework (TLF)

TLF は昨秋から Adobe Labs にも公開されていましたし (Text Layout Framwork@Labs) もう既にご存知の方も多いと思いますが、Flash Player 10 と AIR 1.5 から搭載された新しいテキストエンジン上に構築されたフレームワークです。

Flash Player の新しいテキスト API を直接使って拡張されたテキスト機能を使いこなすのは Flash Player 内部のデータモデルを多少なり理解する必要があったりしてちょっとハードルが高いのですが、そういったデザインには余分な知識の習得に時間を使わなくてもテキストの自由なレイアウトが行えるようにということで開発されたのが TLF です。その TLF のコードがオープンソースとして提供されるようになったというのが今回の発表です。

TLF のコードは Flex 4 SDK ベータ版の一部としてダウンロードすることが出来ます。(Gumbo downloads) もしくは、とりあえず Flash CS4 や Flex Builder 3 で使ってみたいという場合は去年の 11 月に公開されたままですが Labs から必要なファイルをダウンロードしてお使いください。(Text Layout Framework Download

実際に TLF が利用されている例としては、New York Times の TimesReader 2.0 や Boston Globe の GlobeReader 等があります。

先日 Flash OOP に来ていただいたみなさまありがとうございました。相変わらず人前で話すのが上手でないのと、開始が遅れて少し話をはしょったこともあり、いくつかここでフォローしたいと思います。まずは、Flash Catalyst のお話から。

一月ほど前になりますが、Flash Catalyst のベータ版が Adobe Labs に公開されました。(Flash Catalyst@Labs) Flash Catalyst はインタラクションデザイン用に新規に追加されたツールで、Flash プラットフォームの 3 つ目のツールになります。

サポートされる環境は、

  • Mac OS : Intel 版 Mac OS X v10.5.7 以降
  • Windows : 2GHz より高速なプロセッサ、XP SP2 以降または Vista SP1

で、どちらも 1GB 以上の RAM と 1GB 以上の空きディスク領域が必要です。また、ディスプレイは、1,024x768 (できれば 1,280x800 以上) が推奨です。

ダウンロードはこちらのページです。(Flash Catalyst Download@Labs) MAX のときに配布されたバージョンをインストールしている環境ではまず古いバージョンをアンインストールする必要があります。

Catalyst の一番のポイントは、コードを書かずにアプリケーションの UI やインタラクティブな Flash コンテンツの制作ができること、です。

AS3 はちょっと... という人でもインタラクションの実装までを担当できるようになるツールを目指しています。これまで "スクリプトが苦手で、実現したいインタラクションをコードが書ける人に伝えるのが大変" とか、"Flash は難しいのであきらめてました" という Web デザイナーのみなさまには待ちに待ったツールになるかもしれません。

今回公開された Beta 1 は、まだ基本機能のそのさらに一部が実装されただけのバージョンです。また、いろいろと制限も多いので、触ってみるとがっかりする所もあるかと思います。ですが、だんだんとコントロールできる項目も増えていく予定です。この点については少し長い目で見てくださいませ。

Flash Media Interactive Server を用いた大規模配信についてのドキュメントが Adobe US のサイトに公開されています。(Large-scale streaming deployments with Flash Media Interactive Server 3.5) 英文ですが、役に立ちそうな内容ですのでお伝えしておきます。(そのうち日本語版も公開されると思います)

それから、以前公開された MS の Windows Media から Flash ビデオへの移行ガイドの日本語版が公開されていますので、あわせてお知らせします。ダウンロードはこちらからどうぞ。

wm_flash_transition_guide_jp.pdf (PDF, 990K)

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