10.2の最近のブログ記事

モバイルデバイス上で、最新の Flash Player と HTML5 のパフォーマンスを比較した結果が公開されています。

以下簡単に内容をご紹介します。

その 1

1 つ目は、EffectiveuI の Sean Christmann 氏による、GuiMark の結果です。

行われたテストは、種々のスマートフォンやタブレットを用意して、ブラウザ内で HTML5 と Flash Player を使い同等のコンテンツを表示するというものです。結果は、1 秒あたりに表示されたフレーム数で測っています。

行われたテストの種類は、

  • ビットマップ描画
  • ベクター描画
  • 数値演算
  • ビデオ再生

です。

インタラクティブコンテンツの再生に関する項目では、どのデバイス上でも、Flash Player 10.3 の方が HTML5 のほぼ 2 倍程度のパフォーマンスを維持しています。(iPhone & iPad では当然ながら HTML5 のみ計測。iOS 機と Android 機の HTML5 描画性能に大きな差はない模様)

先日お伝えした通り、3/18 日に Flash Player 10.2 の Android 版が Android Market に公開されました。

サポートされるのは、Android 2.2 (Froyo) と 2.3 (Gingerbread) で、 Android 3 (Honeycomb) については、3.0.1 アップデートを前提とするベータ版という位置づけです。Honeycomb の正式なサポートは、数週間以内を予定しているようです。

Android 上でのビデオ再生に関して、480P 以下での再生が推奨されています。Android 3 用の Flash Player 10.2 では 720P のビデオ再生もサポートされる予定だそうです。

なお、フルスクリーンモードへの切り替え手段として、コンテンツをタップ後に長押しすると、フルスクリーンに移行するボタンが左上に表示されるようになっています。

参考までに、アドビが検証済みのデバイスのリストがこちらの URL にあります。 (http://www.adobe.com/go/cd1

今回のリリースは、セキュリティー上の問題点に対する修正も含みます。(http://www.adobe.com/support/security/advisories/apsa11-01.html

 

Flash Player 10.2 の Android 版が 3 月 18 日に Android Market に公開予定であることが発表されました。OTA アップデートがその日あたりにあるかもしれません。

サポートされるのは、Android 2.2 と 2.3 です。Android 3.0 向けには、Android 3.0.1 アップデートが公開されるとベータ版として利用可能、その後数回のアップデートを経て正式にサポート、ということになるようです。

日本でも XOOM がもうすぐ発売されますが、もし Android 3.0 が載っていたら、買った状態では Flash Player は利用できないことになります。

しばらく待たせる代わりに、Android 3.0 だけで利用可能な新機能が 2 つあります。

  • ハードウェアによる H.264 ビデオ再生:
    • Stage Video を使った H.264 ビデオの効率的な再生が可能になります
  • ブラウザの描画エンジンとの統合:
    • SWF コンテンツを HTML や画像と同様に描画できるため、ページの表示/スクロールがスムーズになります。今までは HTML コンテンツの上に描画していたため、スクロールすると少しずれるのが見えていたりしました

その他にも、Android 用に拡張された機能がいくつかあります。こちらは、Android 2.x と Android 3.0 どちらでも利用できます。

  • 最新デバイス用のパフォーマンス改善
    • マルチコアの CPU や高速化された GPU 環境でのパフォーマンスが向上するよう改良されました
  • ソフトキーボードのサポート
    • ソフトキーボードをコントロールするための API が追加されました

 

Flash Player 10.2 が正式に公開されました。アドビのサイトからダウンロードできます。

http://www.adobe.com/go/getflashplayer_jp

以前の記事でも紹介してますが、以下、Flash Player 10.2 の新機能です。

Youtube は既に Stage Video に対応しているようです。(Accelerating YouTube Playback

Flash Player 10.2 のデバッグプレーヤー及びスタンドアローンプレーヤは US のサポートセンターからダウンロードできます。日本のサイトもそのうち更新されると思いますがとりあえず。(Adobe Flash Player Support Center Downloads

Adobe Labs に公開されていたベータ版あるいはリリース候補版をインストールした場合は、一旦アンインストールしてから正式版をインストールします。アンインストーラーは以下のリンクから入手できます。

その他、詳しくはそれぞれの製品紹介ページをご覧ください。(Adobe Flash Player

 

Flash Player 10.2 のリリース候補版が Adobe Labs に公開されました。先月公開されたベータ版から、バグ修正やパフォーマンスの改善が行われています。(Adobe Flash Player 10.2@Labs

ダウンロードはこちらから。インストール前には、Flash Player のアンインストールもお忘れなく。(Flash Player 10.2 Release Candidate@Labs Downloads

リリース候補版は "ほぼ" 正式版という位置づけです。公開が近いと思われますので、サイトの開発や運営に関わっている方は、お早めにテストをお願いします。

 

Flash Player の新しいビデオ再生機能である Stage Video についての情報です。

Stage Video は、Flash Player 10.2 ベータもしくは Flash Player "Square" から利用できます。また、いくつかのデモが Adobe Labs に紹介されています。(Flash Player 10.2 Beta: Stage Video

Stage Video のしくみ

Stage Video では、従来のビデオ再生と比較して、CPU の使用率、必要なメモリの量が、共に削減されます。これは、ハードウェアの機能を利用しているためです。

従来のビデオ再生機能 (Video クラスのインスタンスを使用) は、表示リストの一部としてステージ上に描画されます。表示リストを描画するのは CPU の役割なので、ビデオ画像と他の表示リストの要素 (ムービークリップやビットマップなど) の合成は、CPU が行います。

これに対して、Stage Video では、表示リストのステージとは別の、"Stage Video 専用ステージ" にビデオが描画されます。そして、2 つのステージの合成は GPU が行います。CPU は、ビデオ以外の要素を描画するだけでよくなるため、負担が減るというわけです。

ビデオの描画プロセスは、以下の 2 つのステップに分けることができます。

  1. ビデオデータのデコード
  2. 表示用の加工 (位置、大きさなど) と他の表示データとの合成

上で書いたように、ステップ 2 は、従来のビデオでは CPU、Stage Video では GPU で行われます。ステップ 1 は、コーデックに依存します。H.264 であれば、デコードに GPU が使われますが、それ以外では CPU が使われます。

つまり、以下の 4 つの組み合わせがあるわけです。

Flash Player 10.2 のベータ版が Adobe Labs に公開されました。(Flash Player 10.2@Labs

基本的には、以前、"Square" というコードネームで公開されていた Flash Player の更新です。ダウンロードは、こちらから。(Flash Player 10.2 beta @Labs Downloads

Flash Player 10.2 ベータには 64 bit 版は公開されていません。64 bit 版が必要な方は引き続き Square として公開されているビルドをお使いください。

Flash Player 10.2 ベータ版をインストールする場合は、その前に既存の Flash Player をアンインストールします。アンインストーラーも、上記のリンクから提供されています。

今回公開されたのは、デスクトップ向けの Flash Player のみです。デバイス向けはもう少し先になるとのことです。Flash Player 10.2 の正式公開は、来年前半が予定されています。

新機能

Square から、さらにいくつかの新機能が追加されています。

  • Stage Video:ビデオのデコードから表示まで全てハードウェアで行う。必要な CPU やメモリを削減する一方、より高品質なビデオ再生が可能。全てのビデオコーデックが恩恵を受ける
  • IE9 の GPU 描画機能サポート:IE9 の新しいハードウェア描画機能に対応
  • マウスカーソル:ネイティブのカスタムマウスカーソルが利用可能。従来の方法に比べてパフォーマンスが改善 (AS 不要)
  • 複数モニター環境でのフルスクリーンモードサポート:片方のモニターでフルスクリーン表示をしながら、別のモニターでの通常表示が可能

2014年1月

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