2007年12月アーカイブ

少し前から Flash Player の削除には専用のアンインストーラを使用するようになりましたが、9.0.115.0 の公開に伴いアンインストーラも更新されていますのでお知らせしておきます。最新のアンインストーラは常に次のリンク http://www.adobe.com/go/tn_14157 から入手できるようになっているようですので覚えておくとよいかもです。

Adobe DEVELOPER CONNECTION が Adobe の日本サイトにオープンしました。(Adobe DEVELOPER CONNECTION) 今後は新しい製品情報や使い方などを日本語でもご覧いただけるようになります。担当チームも力が入っているようですので楽しみにしていてください。

この機会にニュースレターや (the edge newsletter) RSS への登録 (Adobe DEVELOPER CONNECTION RSSフィード) もぜひどうぞ。

Flash Player のセキュリティ関連の情報が公開されましたのでご紹介します。

今回の発表に含まれる問題は先日公開された最新版の 9.0.115.0 で対応されており、すみやかにアップデートすることが推奨されています。問題の詳細とオーサリング環境用を含めた Flash Player のダウンロード用リンクが次の文書にまとめられています。(Flash Player update available to address security vulnerabilities) 日本語訳は近いうちに公開予定とのことです。

Flash 8 オーサリング環境用のアップデート方法のテックノートも公開されています。(Upgrading Flash Professional 8 and Flash Basic 8 with the Flash Player 9 Security Release

Flash Player 9 がサポートしない環境用には Flash Player 7.0.73.0 が公開されています。(Flash Player 7 for Unsupported Operating Systems) このテックノートによると、Flash Player 7 に関しては今回が最後のアップデートのことですので、今後はセキュリティ上の問題点が発見されても対応されないことになります。該当する OS をお使いの方はご注意ください。

遅ればせながら AIR ベータ 3 のもうちょっと詳しい情報です。

実行環境のインストール

まず、今回サポートされる OS は、

  • Windows Vista Home と Ultimate Edition, Windows XP SP2
  • Windows 2000 SP4 (シームレスインストールは未サポート)
  • Mac OS 10.5 Leopard と Mac OS 10.4.x Tiger (Intel と PowerPC)

です。

AIR ベータ 1 の実行環境は 12 月 15 日で使用できなくなっています。ベータ 1 用のアプリケーションについてはこの機会にベータ 3 への移行をご検討ください。ベータ 3 は正式リリース前の最後のベータになる予定(いまのところ)ですので、今後大幅な変更は無いものと思われます。なお、AIR ベータ 2 は 2008 年 6 月 1 日に AIR ベータ 3 は 2008 年 11 月 1 日にそれぞれ使用できなくなる予定です。それまでベータ 2 とベータ 3 の実行環境を一緒に使用することは可能ですが、その場合は必ずベータ 2 の実行環境を先にインストールするようにしてください。

AIR ベータ 1 のアンインストールは Windows であれば「プログラムの追加と削除」から、Mac ではアプリケーションディレクトリ内の「Adobe AIR Uninstaller」より行うことができます。ちなみにベータ 3 のアンインストールも同様の手順で行えますが、ベータ 3 をアンインストールすると以前のバージョンも全て削除されますのでご注意ください。

さて、以下、今回のリリースでの変更点です。

Adobe AIR ベータ 3 に対応した Flash CS3 Professional のアップデートがちょっと遅れて公開されました。(AIR:Flash_CS3_Professional_Update@Labs

今回サポートされるプラットフォームは以下の通りです。

  • Windows® XP sp2
  • Windows® Vista Home Premium, Business, Ultimate, Enterprise (certified for 32-bit) editions.
  • Mac OS X 10.4.x (Intel or PPC)

インストールの際は、まず AIR ベータ 3 の実行環境をインストールします。 (AIR download@Labs

AIR ベータ 3 用アップデータをインストールする前には Flash CS3 Professional (9.0.2) 用の Flash Player アップデートもインストールする必要があります。Adobe の Flash サポートサイトから日本語版をダウンロードしてください (Adobe Flash Support Center)。この数日に Adobe Update Manager からの自動更新でアップデート済の方はこの手順をスキップできます。

事前準備が環境したら、以下のファイルをダウンロードします。

Macintosh: flashcs3 air extension p3 jp 121407.dmg (49 MB)

Windows: flashcs3 air extension p3 jp 121407.exe (16 MB)

なお、今回のアップデータを適用する前に以前のバージョンをアンインストールすることをお勧めします。ベータ 1 を削除せずにベータ 3 をインストールした場合は、必ず以下のスクリプトをダウンロードして実行してください。

BlazeDS は Adobe からの新しいオープンソースプロジェクトです。Remoting と Web メッセージングのソースコードが LGP v3 ライセンス下で公開されます。AMF のスペックもあわせて公開されます。

Adobe Labs から BlazeDS のパブリックベータ版がダウンロード可能です。(BlazeDS@Labs) フィードバックやバグレポートには当面パブリックバグデータベースが使用されるようです。

BlazeDS を Adobe が ビルドした LiveCycle Data Services, Community Edition も提供される予定です。こちらを利用すると Adobe からのサポートプログラムに登録できるようになるようです。従来の LCDS ES は引き続き販売されます。

さて、BlazeDS は従来 LCDS ES の一部として提供されていた機能をオープンソース化したものです。提供される機能は以下の 2 つです。

remoting

Flex や Ajax アプリケーションからサーバ側の Java オブジェクトのメソッド呼び出し(RPC モデルです)を実現することができます。データ送信のためのフォーマット変換ロジックを記述する必要が無いこと、バイナリデータフォーマットである AMF の使用によるパフォーマンス向上などの利点があります。

Web メッセージング

Flex や Ajax アプリケーションにサーバからメッセージをプッシュすることができます。クライアントは「トピック」に登録することでメッセージを受信できるようになります。クライアント間のコラボレーションを実現することも可能です。

BlazeDS の Web メッセージングは、COMET と同様のポーリングモデルか、クライアントとサーバ間に永続的なデータプッシュ用の接続を実現する新しい HTTP ストリーミングチャネルを使用します。CPU あたりおおよそ 100 から 200 程度の接続を処理することができます。(一般的なサーブレットと同様に考えられるという理解で書いています)

これに対して LCDS ES では CPU あたり数千の接続を扱うことが可能でクラスタリング機能も提供されるため、スケーラビリティの求められる環境では引き続きこちらを選択する必要があると思われます。RTMP のサポートも LCDS ES のみの機能です。

Adobe AIR ベータ 3 が公開されました。(Adobe AIR@Labs)開発環境としては FlexBiilder 3 ベータ 3 (FlexBuilder3 Beta@Labs) と Dreamweaver CS3 用の機能拡張 (Adobe AIR Extension for Dreamweaver Beta 3@Labs) が提供されています。Flash 用の機能拡張は少し後になるようです。

AIR ベータ 3 の実行環境をインストールした後に AIR ベータ 2 の実行環境をインストールするとベータ 3 のアプリケーションがインストールできなくなります。また、ベータ 3 実行環境をインストールした後は、ベータ 2 のインストールバッジからのインストール(Web ページをクリックするやつです)ができなくなりますのでご注意ください。

先日公開された Flash Player 9.0.115.0 からいくつかのセキュリティポリシーが変更されています。そのため、新しいプレーヤをインストールすると今までは閲覧できていたコンテンツが表示されなくなる状態が発生する可能性があります。

今回の変更に関する情報及び対処方法については US サイトの DevNet に詳しく説明されています。(Security changes in Flash Player 9)日本語版も既に翻訳が開始されているとのことなので、近々日本のサイトにも記事が公開されることと思います。

今回はとりあえず主な変更点を 3 点簡単に説明しておきます。もし該当する状況にあたった場合には上記のドキュメントをご覧ください。

Flash Media Server 3 が発表されました。また、あわせて Flash Player 9 のアップデートも公開されました。新しい Flash Player のバージョンは 9.0.115.0 です。Flash オーサリング用のデバッグプレーヤも近々公開予定です。

今回の発表により H.264 ビデオと HE-AAC オーディオが正式にサポートされます。以前にもお知らせしたようにフル HD の再生も可能です。その他に、新しく暗号化したストリーミングを実現する RTMPE プロトコルの追加や、再生用の SWF を勝手に利用されないためのチェック機能などコンテンツ保護機能も拡張されています。

今回のバージョンから FMS は2 種類のサーバが提供されるようになります。1 つ目は従来の FMS のバージョンアップにあたる Flash Media Interactive Server 3 (FMIS3) です。2 つ目はビデオストリーミングに特化した新しいパッケージの Flash Media Streaming Server 3 (FMSS3) です。

FMSS は小規模な一方向のコンテンツ配信に使用するためのサーバという位置づけで、双方向のインタラクティブな通信やエッジサーバーを使用した構成等には FMIS が必要になります。その分価格も異なり、US 価格では FMIS が $4,500 からに対して FMSS は $995 (約 10 万円) という発表がされています。

Flash Media Server 3 (FMS3) の出荷は US では来年1月予定とのことです。例によって日本語版は無いため、日本での発売もほぼ同時期になるのではないかと思います。

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