Flexの最近のブログ記事

Apache Flex の新バージョン 4.12.0 が公開されました。インストーラーは以下からダウンロードできます。

ソースコードはこちらから、

Windows 用と Mac 用は、それぞれ別のファイルになっています。ご注意を。

FLex 4.12 は、Flash Player と AIR の Adobe Labs に公開されている最新のベータ版に対応しているため、ストア用 iOS7 アプリを開発できます。Java7 サポート、iOS7 向けの変更、パフォーマンス (主にモバイル向け) の改善、80 件以上のバグ修正も行われたとのことです。

Flash Builder のバグの件

Flash Builder 4.7 と 4.6 どちらも、Apache Flex SDK 10.0 以降で Spark の新規プロジェクトを作成すると、mxml ファイルに以下の行が追加されるというバグがあります。

半年振りに Apache Flex のアップデートが公開されました。短期間に更新を繰り返す最近流行の開発に比べるとゆっくりですが、4.10.0 とマイナーアップデート扱いの割にはいくつも更新が行われています。最新のランタイムに対応し、200 以上のバグ修正も行われました。

インストーラーも新しくなり、GUI からターゲットとするランタイムのバージョンを選択すると、必要な設定が勝手に行われる便利な仕様になっています。インストーラーの入手先はこちらです。

ソースコードとドキュメントも公開されています。ドキュメントはまだ怪しいところもあるようですが。

ちょうど昨年末に、Apache に譲渡されることが発表された Flex ですが、今月になって正式に Apache のトップレベルプロジェクトとして承認されたようです。

これに伴い、Apache の Flex プロジェクトのサイトも、現在のインキュベータ用の URL から移行するはずです。ですが、新しい URL を探したりしなくてもよいように、便利な代用の URL が提供されています。 (http://www.adobe.com/go/apacheflex )

SDK の開発状況に関しては、Adobe Flex 4.6 の互換版として開発された、現在公開中の Apache Flex 4.8 に引き続き、Apache Flex 4.9.0 が開発中とのことで、数週間以内には、公開できる見通しのようです。

Apache Flex 4.9.0 での大きな変更点としては、Flash Player 10.2 から Flash Player 11.5 までのサポートがあります。Apache Flex 4.8 は、Flash Player 11.1 のみのサポートなので、実際のプロジェクトへの適用には大きな違いになりそうです。

昨年末に Apache への提供が発表された Flex の大きな節目となる、Apache からの最初のバージョンが公開されました。 (Apache Flex Incubating

Apache Flex のバージョンは 4.8 となっていますが、実質的には Adobe Flex 4.6 と互換と考えてよいようです。ライセンス上の依存を取り除くための書き直しと、バグ修正が主な変更点となるようです。

ソースコードとコンパイル済みのバイナリのどちらもダウンロードが可能です。それぞれ、Win 版と Mac 版があります。 (Download Apache Flex

いくつかのコンポーネントは、ライセンス上の問題で、上記のダウンロードには含まれません。Apache Flex 4.8 の時点では、以下のコンポーネントは別途入手が必要です。

Flex SDK のアドビから Apache への移管に伴い、SDK のホスト先もアドビドメインから、SourceForge に変更されています。

新しい Flex の Wiki は、Flex SDK@SourceForge です。ページ内から最新版の SDK のダウンロードも選択できます。特定のバージョンの SDK のダウンロードは、Flex SDK Downloads@SourceForge から選択できます。

SDK 自体はオープンソースですが、アドビがビルドしたバイナリーを含む場合は、ダウンロード前に、一旦アドビサイトに飛ばされて、ライセンス同意を求められます。

その場合は、ページの下までスクロールして、チェックボックスをクリックすると、ダウンロードボタンが有効になります。

 

久しぶりに Apache Flex の話題です。

(その他のアイコンイメージ等はこちら

昨年 11 月に発表された Flex の Apache への移譲の一環として (Flex の今後について、Flex チームからの発表 その 2)、ようやく Falcon と FalconJS も Apache Flex の一部となったようです。

ちなみに、Falcon も FalconJS も ActionScript のコンパイラで、それぞれ

  • Falcon: 次世代の高性能 MXML/ActionScript コンパイラ
  • FalconJS, MXML/ActionScript から HTML/JavaScript への "実験的な" クロスコンパイラ

というものです。

両者のうち FalconJS については、「実験的な」という但し書きが付いていますが、既に実績ができたようです。

今月の Flex 関連の情報のまとめです。

まず、Flex 3 から Flex 4.5 まで全てのバージョンに影響するセキュリティ問題の件です。
(最新の Flex 4.6 は対応済みです。Flash Builder 4.6 に含まれる Flex 3.6A SDK も対応済みです)

XSS 関連の問題なので、AIR アプリは対象外です。また、Flex 4.x SDK で、RSL を使って Flex フレームワークをリンクしている場合も、ごく一部の例外を除き影響を受けません。

直ぐにこの問題に対応できるよう、AIR ベースのパッチツールが提供されています。 (APSB11_25_Patch_Tool.air: Win と Mac 上で実行可能)

パッチツールを起動してから、SWF ファイルを指定すると、問題のあるバイトコードを置き換えてくれます。また、SWF に脆弱性が含まれているかを確認する目的でも利用できます。

本日、Flex 4.6 SDK と Flash Builder 4.6 が公開されたようです。

SDK のダウンロードは、

のどちらかお好きな方をお選びください。

Flash Builder のダウンロードはこちらです。

Flash Builder 4.6 は Flash Builder 4.5 の無償アップグレードです。そのため、Web Premium や MasterCollection のライセンスでも使用できます。

先日お伝えした Flex チームから Flex の今後についてに、追加の Q&A が掲載されました。以下その内容です。

なお、今回は Flex の提供先として Apache Software Foundation を考えていることが明かされました。

1.アドビは何を提供しようとしているのか?

我々は Flex SDK と BlazeDS を Apache に提供するという提案を準備中です。Flex SDK のコア機能以外にも、以下の提供を考えています。

  • 未公開のものも含めた完全な Spark コンポーネント (ViewStack, Accordion, DateField, DateChooser, 拡張された DataGrid を含む)
  • サーバ側の Java リモーティング & メッセージング技術である BlazeDS
  • 次世代の MXML & ActionScript コンパイラで現在開発中の Falcon (2012 年に完成後に提供予定)
  • 実験的なクロスコンパイラで MXML & ActionScript から HTML & JavaScript に変換する Falcon JS
  • アドビが Flex の開発用に使用してきた品質確認用のテストツール

Flex 開発チームから、先日の発表に関連してコミュニティから寄せられた質問に対する回答が公開されました。 (Your Questions About Flex

例の発表後急いでまとめたようなので、取り急ぎお伝えします。

1.アドビはまだ Flex の開発を続けるのか?

はい。 我々は Flex がアプリケーション開発者にユニークな価値を提供できると信じています。また、アプリケーション開発を取り巻く環境が急速に変化し続ける中、我々の顧客がより技術に直接関わりたいと感じていることも知っています。そこで、我々は Flex SDK をオープンソース団体に提供することを計画しています。これは、PhoneGap が Apache にソースを提供した方法と同じような形になる予定です。

オープンソースプロジェクトの参加者は、Flex SDK エンジニアリングチームの開発者数名と、Flex コミュニティーの主要メンバー (Spoon プロジェクトや Flex の顧客企業からの参加者を含む)から構成されます。Flex SDK の機能の開発は、この新しい管理モデル下で行われ、アドビは Flex SDK の提供を継続することになります。

Adobe MAX 20111 から Falsh 関連情報をまとめるシリーズの最終回です。 (前回:機能編 その 2前々回:機能編 その 1前々々回:言語編

今回は、開発作業の効率化関連で提供が予定されているものを紹介します。例によって、以下の項目が 2012 年中に公開されるかどうかは保証の限りではありません。また、永遠に出てこないかもしれません。その点ご了解の上お読み下さい。

Telemetry

パフォーマンスチューニングの際に、「いま、何が原因でフレームレートが落ちたんだろう?」 って苦労している人に朗報です。 (たぶん)

Flash Player に新しく搭載される Telemetry は、コンテンツ再生中の詳細な状況を Flash Player が報告してくれる機能です。フーレムごと、Flash Player の具体的なパフォーマンス情報が通知されるという話なので、今までブラックボックスだった Flash Player 内部の動きも、少し見通しが良くなりそうです。

Flex 4.6 SDK と Flash Builder 4.6 が発表されました。今年後半に公開予定だそうです。

Flex 4.6 SDK

Flex 4.6 SDK は、新しい UI コンポーネントの追加と、タブレット向けの SplitViewNavigator の追加が主な変更点になります。

新しく追加されたコンポーネントはスピナー系、コールアウトボタン、トグルスイッチ等です。また、テキスト入力が、先日の記事でお伝えした StageText に対応します。

datespinner.png

Flex チームのオフィシャルブログに、今後の Flex の目指す方向についての投稿がありました。 (where we are headed

詳しいロードマップは、来月の頭に Los Angeles で行われる MAX で話されるようですが、興味深い点もあったので、参考までにかいつまんで中身を紹介します。

まず、

現状について

「Flex 4.5 が出荷されて 3 ヶ月程が経過したが、特に Android/iOS/BlackBerry Tablet OS への対応に対するフィードバックは好意的なものだった。同じツールとコードを使いまわして複数のデバイス向けのアプリを作れるだけでなく、Web やデスクトップにも対応できることは高く評価されている」

という認識を元に、次バージョンのプランが作られた、という話から始まります。

「年内に、主にモバイルアプリケーション開発に関する小さなアップデートが行われる予定である」 そうですが (AIR 3 対応?)、その一方で、「その次の大きなアップデートの作業も既に始まっている」 ことが明記されています。

では、大きなアップデートの具体的な方向性は?という話ですが、

先月発表された Flash Builder 4.5 と Flex 4.5 SDK のアップデートが公開されました。新しいバージョンは 4.5.1 で、4.5 の無償アップデートという位置づけです。(Updates/Flex Support Center

4.5.1 の主な新機能は、以下の 2 つです。

  • Flex モバイルフレームワークの iOS 対応 (最適化)
  • AIR 2.7 の iOS 向けパッケージング機能の統合

どちらも iOS 関連の機能拡張です。

もちろんバグフィックスも行われています。

Flex 4.5.1 SDK も Flex 4.5 SDK に引き続き、AIR 2.6 をベースにしています。そのため、アコースティックエコーキャンセルなどの AIR 2.7 から追加された新しい API は使用できません。

AIR 2.7 の新 API を使うには、AIR 2.7 SDK をダウンロードして Flex SDK を上書きします。ただ、このような使い方はサポートされていません。あくまで自己責任でお願いします。

... などと書きながら、主要な新機能の 2 つ目に 2.7 と書かれていますよね? という点を以下に少し説明します。

Flash Builder 4.5 そして Flash Catalyst CS 5.5 のダウンロードが開始されました。日本のサイトも直ぐに更新されると思います。(Flash Builder 4.5, Flash Catalyst CS 5.5

Flex 4.5 SDK も Adobe のオープンソースサイトに公開されています。(Flex 4.5 SDK

これにより Andoroid 向け Flex アプリケーションの開発が正式にサポートされました。既報のように iOS 向けにも来月中には対応予定であることがアナウンスされています。

また、Flash Builder と Flash Catalyst の双方向ワークフローも実現されます。

新機能について、より詳しくは、Adobe Developer Center の関連記事もご覧下さい。

その他、例によって、英語ばかりですが http://flex.org/ には、いろいろなコンテンツが既に集められています。

 

この記事は Flex for Android in 90 minutes の一部を翻訳したものです。

この記事では、Burrito と Hero を使った Android デバイス向けアプリケーションの開発手順を解説します。Burrito は次バージョンの Flash Builder、Hero は次バージョンの Flex SDK のコード名です。どちらも現在プレビュー版が公開されています。(Flash Builder Burrito@Labs

開発には Burrito をダウンロードしてインストールします。アプリケーションのテストとデバッグには、Flash Builder Burrito のエミュレーターが利用できます。そのため、アプリケーションの開発は Android デバイス無しでも行えます。

この記事で開発するアプリは以下の機能を持っています。

  • 従業員リストの表示
  • 従業員の詳細情報表示
  • 従業員検索キーワード入力用のコントロール
  • 従業員に電話やメールの送信

必要なアセットは以下の zip ファイルに含まれています。

FlexAndroid90Minutes.zip

パート 1: 基本となるモバイルアプリケーション

最初に、従業員の一覧を表示する簡単なモバイルアプリケーションを作ります。

ステップ 1: Flex Mobile Project の作成
  1. メニューから File>New>Flex Mobile Project と選択
  2. Project Location タブにプロジェクト名として EmployeeDirectory を指定し Next をクリック
  3. Mobile Settings タブが表示されたらデフォルト値のまま Finish をクリック
  4. 展開した zip ファイルの assets フォルダを EmployeeDirectory プロジェクトの src ディレクトリ下にコピー
ステップ 2: アプリケーションの記述
  1. EmployeeDirectory.mxml をエディタで開く。以下の点を確認。
    1. ルートタグは MobileApplication
    2. MobileApplication の firstView 属性の値は EmployeeDirectoryHome
  2. EmployeeDirectoryHome.mxml をエディタで開き、以下のように記述する

Flex SDK の次期バージョン Hero のプレビュー版が Adobe Labs に公開されました。 (Flex SDK "Hero"@Labs

ダウンロードは Burrito をダウンロードしてから、SDKを取り出します。

主な新機能は以下の通りです。

ご質問いただいて書き忘れに気づきました。

Cairngorm 3 (Cairngorm@Adobe Open Source) が 5 月中旬に正式に公開されました。去年のベータ版についての記事でもお伝えしたように、Cairngorm 3 は特定の MVC フレームワークの実装としてではなく、様々なフレームワーク (Parsley, Spring ActionScript, PureMVC, Swiz, Mate 等) と一緒に使用できる、ガイドライン、ツール、ライブラリ群として提供されます。(Cairngorm 2 のライブラリも引き続き提供されます)

以下、全て英文ですが、現在提供されている、ガイドライン、ツール、ライブラリ、の一覧です。

ガイドライン

ツール

ライブラリ

 

Adobe Developper Connection (http://www.adobe.com/jp/devnet/) に、Flex 4 新機能のチュートリアルである Flex 4 マスターシリーズが掲載されています。

Flex 4.1 が公開されたことだし、そろそろ Flex 4 を実案件でも使ってみようか、という話が出る頃かも?ということでご紹介しておきます。どの記事も、Flex 4 になって新しくなった点が分かりやすく説明されていますのでお勧めです。

次期 Flex にあたる Hero の発表では、Spark コンポーネントが更に充実することが触れられていましたし、モバイルデバイス向けの新機能も Flex 4 をベースにしたものになるようですので、これから Flex の適用領域はますます広がりそうです。まだ Flex には触ったことが無い、という方もこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。

以下が Flex 4 マスターシリーズ、充実の全 12 記事です。

 

Flex SDK 4 が公開されて 3 ヶ月ほど経ちましたが、次のリリースに関する情報が公開されました。コードネームは何を思ったか Hero です。(Adobe Open Source - Hero

今年の後半にプレビュー版の公開、来年中に正式に出荷、が予定されています。

Hero は、大きく 3 (+1) つのテーマを元に開発されるようです。

  1. マルチスクリーン開発: Web、デスクトップ、そしてモバイルデバイス向けアプリケーションを同じフレームワークから構築
  2. Spark の熟成: Spark コンポーネントや機能の追加による Spark アーキテクチャーの拡張
  3. 大規模開発への対応: Flex の基本構造の改良による大規模アプリケーション開発のサポート
  4. 新しい Flash Player と AIR の機能を最大限に活用

Hero は、まだ公開されていない最新の実行環境 (おそらくこれとか) の機能を前提としているため、それらの実行環境が公開されるまでは、従来の Flex SDK のように nightly build を公開することができません。そのため、当面は未公開の実行環境に依存しない機能に限定して、ある程度の間隔で開発中の SDK が公開されることになるようです。最初の公開は、ここ数日内が予定されていて、上記リストの 2 と 3 のテーマからいくつかの機能が実装されたものになりそうです。

マルチスクリーン開発

Hero の一番の目玉はマルチスクリーン対応です。Hero は、スマートフォン向けアプリケーション開発に対応します。もちろん従来のように Web アプリケーションを作ることも可能です。

昨年の時点では、Slider という名前でモバイルデバイス向けの新しい開発フレームワークを提供するという発表が行われていました。ところが、ここ 1 年間でのスマートフォンの性能の急速な向上と Flash プラットフォームのパフォーマンス改善により、既存の Flex フレームワークベースでもデバイス環境で使える目処がたったようで、Hero では予定を変更して、単一のフレームワークでモバイル環境からデスクトップ環境までサポートするという判断が行われました。これで、ロジック部分は共有して、UI のみプラットフォーム毎に作り分ける、なんてコトが簡単にできるようになるかもしれません。(含希望)

Hero ではタッチスクリーンに最適化された新しいスキンや機能が提供されます。また、モバイルデバイス特有の UI パターンをサポートするため新しいコンポーネントも追加されることになっています。これらのスキンやコンポーネントは従来の Flex のスキルをそのまま使って活用することができます。

ここで、少しばかり具体的な説明を。

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