2011年10月アーカイブ

今年の MAX のキーノートで、タッチアプリの 1 つとして紹介されていた Carousel の英語版が iTune Store と Mac App Store に公開されました。どちらも無償でダウンロードできます。

サポートされる環境は、OS X Lion (10.7) と iOS 4.2 以降です。iPhone, iPad, Mac 版と、画面の大きさの違いによる見た目の差は多少ありますが、機能、使い勝手はほぼ同じです。iPhone 版は Retina ディスプレイでないとちょっときついかも?

今のところ日本語版に関する情報はありません。また、Android 版と Windows 版は、相変わらず "Comming Soon" です。年内と予告されていた Adobe Creative Cloud の発表頃には進展があるかも?です。

Carousel は、クラウドに画像を保管するのが特徴です。iPhone で撮った写真を Carousel のアルバムに登録さえすれば、自動的に画像がクラウドに送られて、後は iPhone だけでなく、iPad からでも Mac からでも自由に閲覧できるようになります。デジカメで撮った写真は、当面は、Mac 版の Carousel 経由で取り込むことになると思われます。

Flash Player 11.2 ベータ版と AIR 3.2 ベータ版が Adobe Labs に公開されました。どちらもデスクトップ版のみです。

バージョンが 1 つ飛んでますが、これは Flash Player 11.1 と AIR 3.1 がバグ対応のみで新機能の追加のないバージョンだからだそうです。公開時期は、Flash Player 11.1 / AIR 3.1 が年内、Flash Player 11.2 / AIR 3.2 が 2012 年の前半を予定しているようです。

ベータ版のダウンロードリンクはそれぞれ、

です。

ベータ版ですので、テスト用の環境での利用をお勧めします。

Flash Player は、インストール前のアンインストールをお忘れなく。アンインストーラーも上記リンクから入手できます。

開発環境は Flash Player 11.0 / AIR 3.0 用の開発環境があれば、今回公開されたベータ版を試すために特に変更する必要はありません。 (Flash Professional CS5.5 で Flash Player 11 と AIR 3 を使う方法

Dreamweaver の製品マネージャの Scott に、アドビの最近の HTML 関連の動きについて、彼の立場からの話を聞いてきました。

Edge, Muse など新しいツールの登場や、Nitobe 等の買収などで、アドビのツールや技術をそれぞれどう位置づけたら良いのか、見えなくなってきた気がしてる人は、そのあたりを記事にまとめましたのでよろしければご覧下さい。

Adobe HTML5 特設サイト 事例 6: アドビシステムズ CBU Product Management Web and Video

余談

Scott は、確かもう 10 年くらい Dreamweaver を担当してきた人物で、

Adobe MAX 20111 から Falsh 関連情報をまとめるシリーズの最終回です。 (前回:機能編 その 2前々回:機能編 その 1前々々回:言語編

今回は、開発作業の効率化関連で提供が予定されているものを紹介します。例によって、以下の項目が 2012 年中に公開されるかどうかは保証の限りではありません。また、永遠に出てこないかもしれません。その点ご了解の上お読み下さい。

Telemetry

パフォーマンスチューニングの際に、「いま、何が原因でフレームレートが落ちたんだろう?」 って苦労している人に朗報です。 (たぶん)

Flash Player に新しく搭載される Telemetry は、コンテンツ再生中の詳細な状況を Flash Player が報告してくれる機能です。フーレムごと、Flash Player の具体的なパフォーマンス情報が通知されるという話なので、今までブラックボックスだった Flash Player 内部の動きも、少し見通しが良くなりそうです。

Adobe MAX 20111 から Falsh 関連情報をまとめるシリーズの 3 回目です。 (前回:機能編 その 1前々回:言語編

今回は、新しく追加が検討されている機能の紹介の続きです。毎度ながら、以下の項目が 2012 年中に公開されるかどうかは保証の限りではありません。また、永遠に出てこないかもしれません。その点ご了解の上お読み下さい。

BitmapData の新機能

デバイスが普及したことなどにより、Flash 制作でもビットマップを利用する機会が増えてきたようです。ということで Flash Professional CS 5.5 では、シンボルをビットマップとして書き出すオプションなどが追加されたりしました。

さらに、Flash Player 11 から Stage3D が使えるようになったことで、今後はぐっとビットマップを操うケースが増えそうです。そうすると、効率的にビットマップを扱えること、高速にビットマップ操作のできることが、より重要になってきます。

前回の記事 "言語編" の続きです。

前回は開発言語に関連する話題が中心でしたが、今回は新しく追加が検討されている機能を中心に扱います。

例によって、以下の項目が 2012 年中に公開されるかどうかは保証の限りではありません。また、永遠に出てこないかもしれません。その点ご了解の上お読み下さい。

Flash Player の並列処理

Flash Player では、スクリプトの実行も描画処理も、みんなおんなじ 1 つのスレッド上で順番に実行するのが基本的なモデルです。そのため、スクリプトの実行に時間がかかると、画面の更新が遅れたり、場合によっては画面がしばらく固まった状態になることもあります。

この問題を解決するため、時間のかかる処理はメインスレッド外で並列処理できるように Flash Player の改良が行われてきました。例えば I/O 関連では、既に、非同期の読み込みや書き出しに対応した API が提供されています。

最新の Flash Player 11 では、画像のデコード処理も非同期で行えるようになりました。従来は、大きな画像をステージに読み込むタイミングで一瞬アニメーションが止まる、となっていた場面でも、この変更によりスムースに再生できるようになるでしょう。

今年の MAX では Flash ランタイムの新機能、Stage3D が大きく扱われていました。従来の千倍のポリゴン描写ができるということで、新しい可能性が開けそうです。

でも、Stage3D により強化されるのは描画性能だけです。かつ、新しい書き方を覚えないとメリットを享受することができませんし、Flash なのにビットマップに縛られるのも窮屈です。

「Stage3D に不満な訳ではないけれど、これだけでは... 」 と思った人のために、MAX から Flash の今後についての情報です。

以下、ご紹介する項目は 2012 年公開を目標にしているものが殆どのようです。もちろん遅れることもあるでしょうし、機能が削られることもあると思います。ですが、もし、本当に以下の機能を揃えられのであれば、来年はずいぶんと楽しい年になりそうです。 

先週の Adobe MAX では、Flash Professional の次のバージョンに関する情報が公開されました。

この記事では、主な項目を整理してお伝えします。AIR 3 の新機能への対応、Stage3D (Starling) 用の機能追加、HTML 書き出しなどが追加候補になっている様です。

なお、以下は現時点での情報で、製品出荷時に実装されている保証はありません。また、個々に記述されていない追加・修正もあると思います。その点は了解の上お読み下さい。

では、具体的に、

AIR 3 対応

AIR 3 の新機能の ANECaptive Runtime に対応します。

といっても、Flash Pro で Objective-C が書けるようになるとかいう話ではなく、

先日公開された Flash Player 11 と AIR 3 を Flash Professional CS 5.5 に設定する方法をご紹介します。

この手順により問題が起きてもサポートはありませんので、自己責任でお願いします。 (特に製品のアップデート時は気をつけたほうがよいかもです)

Flash Player 11 の設定

さて、まず Flash Player 11 の設定手順です。

  1. Flash Professional が起動中だった場合は終了する
  2. Flash Player サポートセンターから Flash Plyaer 11 の PlayerGlobal ファイルをダウンロード (playerglobal11_0.swc
  3. PlayerGlobal ファイルの名前を playerglobal.swc に変更
  4. 環境設定用のファイルをダウンロードして展開 (FlashPlayer11.zip
  5. Adobe Flash CS5\Common\Configuration\ActionScript 3.0 の下に FP11 というフォルダを作成
  6. Adobe Flash CS5\Common\Configuration\ActionScript 3.0\FP11 の下に playerglobal.swc を移動
  7. Adobe Flash CS5\Common\Configuration\Players の下に FlashPlayer11.xml を移動

MAX 初日に Flash Player 11.0.1.152 と AIR 3.0.0.4080 が公開されました。

Flash Player のデバッグ版はまだ本社サイトのみ公開のようです。 (Flash Player Support Center) AIR SDK も英語のサイトに飛ばされます。 (Download Adobe AIR SDK

開発環境の更新情報は明日の基調講演で発表があることを期待しましょう。

今日は発表が多かったので、とりあえず項目のリストです。時間が出来たら個々に改めて取り上げたいと思います。

Adobe Labs 関連

ActionScript で書かれた、Stage3D 対応 3D フレームワーク Proscenium プレリリース版

jQuery Mobile のスキンも簡単に作成できる Fireworks CSS3 Mobile Pack プレリリース版

インタラクティブ機能が強化された Edge プレビュー 3

HTML5/iOS クライアントに対応する Data Services for JEE 4.6 プレリリース版

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