Flex Data Services 2.0 (FDS2) には無償で配布されて商用利用も可能な Express 版があります。
一方、使用の際にはいくつか制限が付きます。以下に簡単にまとめますので参考までにご覧ください。
FDS 2 Express の使用上の制限は次のようなものです。
- 1 CPU 上で稼動する環境でのみ仕様可
- クラスタリングやロードバランサーの使用禁止
- 1 つのアプリケーションは 1 つの FDS 上にのみインストールできる
最初の点は、物理的に複数の CPU が搭載されているハードウェア上では使用できないというものです (論理区画を区切って1 CPU だけ切り離せるものは別ですが)。デュアルコアでも 1 CPU は 1 つと数えます。
3 つめの点は、アプリケーションの配置に関する制限です。あるアプリケーションが、FDS 2 Express 上にインストールされている場合、そのアプリケーションを他の FDS 上にもインストールすることはできません (ここでのインストールはアプリケーション実行時に FDS と接続される状況とお考えください) 。
例えば、1 CPU のノート PC があったとして、そこに FDS 2 Express をインストールすることは OK です。さらに、その上に好きなだけ自前の Flex アプリケーションをインストールして公開することができます。ただし、それらのアプリケーションの内1つでも他の環境にもインストールされているものがあると、それはライセンス違反になります。
つまり、クラスタリングやそれに順ずるもの (スケーラビリティを実現する方法) は禁止されています。
このことから分かるように、主に想定されている使用目的は、開発用や小規模のアプリケーションでの使用です。より大規模なシステム環境が必要なケースでは、Departmental 版または Enterprise 版をお求めいただく必要があります。
FDS 2 Express は以下のリンクからダウンロードできます。システム条件はこちらをご覧ください。 (必要なシステム構成)