Flex 2 の MXML & AS3 言語リファレンス(Flex 2 Language Reference@livedocs)の生成にも使われている ASDoc がプレビュー版という位置づけで Adobe Labs に公開されました。これを使えば簡単にクラス定義ファイルからクラス仕様書を作成することができます。
ASDoc を使用するには Flex Builder 2 か Flex 2 SDK のどちらかがインストールされている環境が必要です。次の zip ファイル(asdoc.zip - 4.6MB)をダウンロードして SDK のインストールされているディレクトリで展開すると使用できるようになります。例えば、C:\Program Files\Adobe\Flex Builder 2 に Flex Builder 2 がインストールされている場合は C:\Program Files\Adobe\Flex Builder 2\Flex SDK 2 でファイルを展開します。これにより bin ディレクトリの下に asdoc.exe が作成されます。Mac OS X の場合は既存のフォルダを上書きしてしまうので、別途展開してコピーしてください。
ところで、大変残念なことに使用上の制限として次の文が書かれています。
non-ASCII comments are not parsed correctly, even with actionscript-file-encoding set.
つまり、日本語は現在使用できないということです。
ASDoc の作者と会話したところ本人は直す気まんまんだったので一緒にテストすることになりました。今のところ判明している現象は文字化けとコンパイルエラーですが、そのほかにも情報をお持ちの方はお知らせいただければと思います。