先月アメリカで行われた MAX 2010 からの情報です。Flex の新しいコンパイラーとして開発中の "Falcon" について、少し話がありましたので紹介します。
ちなみにこの新しいコンパイラーは、まだ Hello World を表示する SWF が出力できるようになったばかりで (といっても TLF を使ってましたが)、いつ一般公開されるかはまだ話せる段階にないようです。
いちおう、来年中にはパブリックベータを公開したいということで、そのときにはアドビのオープンソースサイトに情報が公開されるという話もありました。
Flex コンパイラーは、もともとサーバー側で使われることを想定してつくられたバッチ処理用のコンパイラーです。これに対し、Falcon は、ツールからインタラクティブに利用できるように設計されています。
Falcon 開発の理由として挙げられていたのは
- コードを書くままにコンパイルして、直ぐにフィードバックを提供することで、アプリを直接編集しているような開発体験を実現したい
- ツールの使いやすさ向上に役立てたい (間違いを発見しやすく、より適切なフィードバックの提供)
- コンパイラーの効率化により、大規模開発を行いやすく