2006年11月アーカイブ

Adobe Labs に新しく Kuler という Web アプリケーションが発表されました。Kuler は Adobe Labs 上でホスティングされているアプリケーションで、オンラインで色のテーマ(組み合わせを)作って公開したり、公開されているテーマを修正したりできます。また気に入ったテーマをダウンロードして CS2 アプリケーション (Adobe Illustrator, InDesign®, Photoshop, ...) で使える仕組みも提供します。残念ながら Flash は ase ファイルに対応していないのでいまのところ使えないのですが。。。

Kuler を使うには最新の Flash Player が必要です(Kuler を起動すると express install が走るようになっているはずですが念のため)。Kuler はこちらの URL (kuler.adobe.com) から使用できます。

kuler

起動後に create メニューを選ぶと、好きな rule を選択しながら上図のような円形のカラーパレット内の五つの円でカラーテーマを作成できます。登録するには Adobe ID でログインしてください。

まだ、プレビューリリースという位置づけで、制限や不具合もあるようですが、ぜひ一度お試しいただければと思います。

今日明日と Photoshop World ですね。参加された方はいかがでしたでしょうか。

さて、少し前に Flex Exchange に AutoComplete Input コンポーネントが公開された記事を書きましたが、その後 2 つのコンポーネントが追加で Adobe からリリースされていますのでご紹介します。

一つ目は Masked Text Input というコンポーネントです。(Adobe Masked Text Input) 下がサンプルになりますが、一行のテキストに入力可能な文字を文字単位でコントロールすることができます。ちょっと見にくいですが、真ん中のフィールドでは MM/DD/YYYY を背景表示しています。

MaskedTextInputSamp.jpg

2つ目は3D のチャートコンポーネントです。(Flex 3D Charts) チャートを回したり拡大したりもできるようになっています。なかなかドキュメントが公開されないのですが、サンプルを見ればそこそこ使い方も分かりそうですのでとりあえず。

3DChartsSamp.jpg

どの程度興味のある方々がいらっしゃるのかちょっと興味のあるところなのですが、Linux 版の Flash Player 9 のみまだアップデート版が正式にリリースされていない中で、Adobe Lab に新しい Linux 版 Flash Player ベータが公開されました。 新しいバージョンは 9.0.21.78 になります。

リリースノートはこちらです。(Flash Player 9 Update beta release notes@Labs) ダウンロードはこちらから。(Downloads: Flash Player 9 Update@Labs

Flash Player 9 のアップデートが公開されました。(9.0.28.0) 今回公開されたのは Windows 版と Mac 版です。以下のページからダウンロードが可能です。(Flash Player Download Center) Linux 版はまだ Adobe Labs で、次の更新もベータ版という位置づけになりそうです。

今回修正された主なバグのリストはリリースノート(Flash Player 9 リリースノート)に記載されていますのでご覧になってください。また、Security Bulletin APSB06-018 にある HTTP ヘッダに関する脆弱性についても修正されています。積極的に新しいバージョンにアップデートすることをお勧めします。

Adobe Labs からベータ版の Flash Player をダウンロードして使用していた場合は、アップデート前に一旦現在インストールされている Flash Player をアンインストールしたほうがよいようです。アンインストーラはこちらから入手できます。(Flash Player Downloads) 日本のダウンロードページのアンインストーラはまだ更新されていないようですので、とりあえず上記のリンクをお使いください。

Mozilla Foundation からTamarin という新しいオープンソースプロジェクトが発表されました。(Tamarin プロジェクト@Mozilla.org) Tamarin プロジェクトでは Adobe から AS3 の実行エンジンである AVM2 からコードが提供され Tamarin Virtual Machine と呼ばれている ECMAScript Edition 4 の仕様を実装した VM が開発される予定です。

FireFox には SpiderMonkey と呼ばれる JavaScript の実行環境が搭載されていますが、次世代の SpiderMonkey は Tamarin をベースとしたものになるようです。つまり、将来的には Mozilla の JS エンジンと Adobe の AS3 エンジンは同じコードをベースとした実行環境となります。(念のため、JS と AS 共に言語仕様は ECMAScript-262, Edition 3 をベースとしています。そのためこのようなプロジェクトが可能になるわけです。)

また、Tamarin はオープンソースプロジェクトのため Adobe や Mozilla 以外の開発者がプロジェクトにフィードバックを行うことも可能になります。SpiderMonkey は既にいくつかの Adobe 製品で採用されていますし、これによって Adobe と Mozilla のテクノロジーが共により標準に準拠した品質の高いものになることが期待されています。

JavaScript はブラウザ内でのドキュメント(DOM)の操作がメイン、ActionScript は FlashPlayer 内でのメディアの操作がメインと、それぞれ遣われ方が違うため独自の拡張部分を持っていますが、基本的には同じ言語です。ActopmScript の実装がプロプラエタリであることに懸念のある方も少し見方が変わって貰えればうれしいです。

なお、Tamarin は MPL/GPL/LGPL のトリプルライセンス下で配布されることになっています。誰でもソースコードを入手して自由に変更し、ライセンス下で再配布することができるわけです。そのうち Tamarin ベースのアプリケーションサーバなんて登場してくるかもしれませんね。

一部に AVM そのものがオープンソースに提供されるかのような記事もあるようですが、実際にAVM2 全てが提供されるわけではありません。とはいえ、主要な機能、例えば JIT コンパイラやガーベッジコレクタはオープンソース化されるようです。ちなみに、Mozilla Foundation に寄与された量としては今回の Tamarin が最大だということでした。

Adobe Labs に公開された Soundbooth (Soundbooth@labs )結構使えるようです。もう試してみましたか?

ちょっと遅れましたが、Flash Lite & Flash Cast の blog が始まりましたので。紹介しますね。(Flash Lite と Flash Cast について)今後が楽しみです。

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