2009年9月アーカイブ

Action Script 3 用スペルチェックライブラリ (コードネーム Squiggly) の最初のプレビューリリース版が Adobe Labs に公開されました。(Squiggly@Labs

Squiggly を使った簡単なデモが Adobe Labs に公開されていますのでまずはそちらをご覧ください。(Squiggly demo) フィールドがフォーカスされるとスペルチェックが行われて間違いのある単語には赤い下線が表示されます。また、下線の引かれた単語で右クリックすると修正候補が表示され選択することができます。実行には Flash Player 10 が必要です。

Squiggly のダウンロードページはこちらです。(Squiggly downloads) ASDoc は別途提供されています。(squiggly_p1_asdoc_092109.zip : 72KB)

Squiggly の使い方

ダウンロードしたパッケージに含まれる AdobeSpelling.swc をパスに追加すると Squiggly が使えるようになります。下は、Squiggly を使ってスペルチェックを行うコードの例です。

import com.adobe.linguistics.spelling.*;
 
// スペルチェック用オブジェクト生成
private var _sp:SpellChecker= new SpellChecker("en");
 
// 辞書オブジェクトの生成
private var _dict:SpellingDictionary = new SpellingDictionary();
 
// イベントハンドラの追加と辞書データファイルの読み込み
_dict.addEventListener(Event.COMPLETE, handleLoadComplete);
var myUrl:URLRequest = new URLRequest("usa.zwl");
_dict.load(myUrl);
 
// 辞書をスペルチェック用オブジェクトに設定
private function handleLoadComplete(evt:Event):void
{
  _sp.addDictionary(_dict);
}
 
private function checkWord(word:String):Boolean 
{
  // スペルチェックを実行
  if(_sp.checkWord(word))
    return true; // エラー無し
  else
    return false; // エラー有り
}
 

このサンプルでは Squiggly のクラスが 2 つ使われています。スペルチェックを行うクラス SpellChecker と、スペルチェック用辞書データを保持するクラスの SpellingDictionary です。

SpellChecker は間違ったスペルの単語に対して修正候補のリストを作成するメソッド getSuggestions() も持っています。getSuggestions() は最大 10 件までの候補を配列として返します。候補が見つからなければ空の配列が返されることになっています。

下のコードは、とりあえず getSuggestions() の使用例ということで。

Flash ユーザ待望の (?) FITC がいよいよ日本でも開催されることになりました。(FITC Tokyo 2009) FITC Tokyo 2009 の開催日は 11 月 28 日(土)、会場はベルサール汐留です。

当日は午前 9:30 開場で、午前 10:00 から午後 6:00 まで、計 6 つのプレゼンテーションが予定されています。また、夜の 7:30 からパーティーもあります。

Adobe からは、基調講演としてエバンジェリストの Lee Brimelow が、来月 Los Angeles にて開催予定の MAX 2009 から製品ロードマップやスニークピークセッションの情報をご紹介します。(10:00 am -11:30 am)

その後、クリエイティブ系では Mario Klingemann の "Connecting the Dots" (2:20 pm - 3:20 pm) と Joshua Hirsch の " Big Spaceship : Digital Creative Agency" (5:00 pm - 6:00 pm) の2本が、テクニカル系では Keith Peters の "Making Things Move" (11:40 am - 12:40 pm) と Grant Skinner の " Quick as a Flash" (3:40 am - 4:40 am) の2本、さらに Ribbit のショートセッションも予定されています。

お申し込みのページはこちらです。(FITC Tokyo 2009 お申し込み) 料金は、

  • 10/16 まで : ¥7,000
  • 10/17 - 11/27 : ¥9,000
  • 11/28 (当日) : ¥11,000

となっています。

なお、チケットにはイベントへの参加費とパーティーへの参加費が含まれます。

学生料金もあって、上記の一般料金から千円引きのお値段になります(今なら 6 千円)。 受付にて要学生証です。

Adobe Flash Access 2.0 が発表されました。これは Flash コンテンツの DRM ソリューションである Flash Media Rights Managment Server の次期バージョンになります。(そのため 2.0 からのリリースになってます) 製品出荷は来年の早い時期が予定されています。

Flash Access 2.0 からは Flash Player 上での再生に対するライセンス管理も可能になるとのことです。また、SDK として提供されるため、既存の環境への統合も柔軟にできそうですし、あとは、コンテンツやサブスクリプションの管理をより柔軟に行える新しいライセンス管理モデルの採用も行われるようです。

SDK の実行環境は Sun JDK 1.5 以降で、ハードウェアセキュリティモジュール (HSM) の使用が推奨されています。クライアント環境は同時期にリリースされると思われる AIR & Flash Player (以降のバージョン) が前提になります。

Adobe のセキュリティチームより、

  • 今出荷中の Snow Loepard には旧バージョンの Flash Player が含まれている
  • そのため該当する環境ではセキュリティフィックスの適用された最新のバージョンである 10.0.32.18 へアップデートを推奨する

という記事がポストされました。(Flash Player update and Snow Leopard

最新の Flash Player のダウンロードはこちらです。(http://www.adobe.com/go/getflashplayer_jp

Java のソースコード解析ツールとして有名な PMD を AS3 用にポーティングした FlexPMD がアドビのオープンソースサイトに公開されています。(http://opensource.adobe.com/wiki/display/flexpmd/FlexPMD

まだ、RC 版 (リリース版候補) の状態ですが、ご興味があればお試しください。使用されていないコードや非効率なコード等の存在を調べることができます。名前から想像されるのとは違って、AS3 と Flex 両方のソースに対応します。

使い方は、コマンドラインや Ant からの実行して、出力されたファイルの内容を見るというものです。Flash Builder のプラグインとしてインストールできるようになると、さらに便利そうですね。

2014年1月

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
レンタルサーバー

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 4.261