2010年10月アーカイブ

Flash Professional CS5 Extension for Adobe AIR 2.5 (名前が長い) のベータが Adobe Labs に公開されました。 (Flash Professional CS5 Extension for Adobe AIR 2.5@Labs

ダウンロードはこちらのページです。 (Flash Professional CS5 Extension for Adobe AIR 2.5/Labs Downloads) Flash Pro CS5 がインストールされている環境で、Extension Manager CS5 を使ってインストールします。

主な機能は以下の 3 点です。

  • Player ターゲットで AIR for Android を選択できる (これで Android 向けにパブリッシュできる)
  • 新しい AIR 2.5 の API をサポート。対象は、 PC、モバイルでバイス、そして TV
  • Flash Professional CS5 の新機能との統合

新しい AIR 2.5 の詳細については、別の記事をご覧ください。 (AIR 2.5 公開

制作したアプリの実行には AIR 2.5 のランタイムが必要です。インストールはアドビのサイトからどうぞ。

http://get.adobe.com/jp/air/

また、Windows 環境では、Android デバイス用のドライバーのインストールが必要です。

 

AIR 2.5 が公開されました。アドビのサイトからダウンロードできます。

http://get.adobe.com/jp/air/

サポートされるプラットフォームは従来の Win、Mac、Linux に加えて、Android と TV (+ セットトップボックス、ブルー例ディスクプレーヤ等) が加わりました。

AIR 2.5 の新しい API を利用するには、名前空間を以下のように指定します。

<application xmlns="http://ns.adobe.com/air/application/2.5">
 

AIR 2.5 の主な新機能は、

デスクトップ版:

  • StageWebView を使ったモバイルデバイス上の StageWebView の表示シミュレート
  • CSS Shadow のサポート。テキストや HTML ボーダーに影を付けられる
  • CSS font-face のサポート。 (OpenType フォントおよび TrueType フォントに対応)
  • H.264 ビデオのハードウェアデコーダーに対応

デバイス版:

はたくさんあるので、開発者向けのリリースノートをご覧ください。 (Adobe AIR 2.5 開発者向けリリースノート

AIR 2.5 から、バージョン指定の方法も変わりました。新設された versionNumber タグと versionLabel タグを使用します。

versionNumber の指定はは必須で、x.y.z の形式で指定します。x と y と z に指定可能は値は 0 から 999 までの整数です。 (例:2.3.4) アプリケーションを更新する場合、旧いバージョンよりも大きな値を付けます。

versionLabel の指定はオプションです。指定しない場合は、バージョン番号が表示されます。

 

Flash Catalyst "Panini" プレビュー版公開

Flash Catalyst の次期バージョンである Panini のプレビュー版が Adobe Labs に公開されました。 (Flash Catalyst "Panini"@Labs

ダウンロードはこちらからです。Win 版と Mac 版があります。製品版の Catalyst と一緒にインストールして使うことができます。 シリアル番号は、Flash Catalyst CS5 のものが使えます。トライアル版としての使用も可能です。

主な新機能は以下の通りです。

Flash Builder の次期バージョンになる Burrito のプレビュー版が Adobe Labs に公開されました。(Flash Builder "Burrito"@Labs

ダウンロードはこちらからです。インストールには、Flash Builder 4 のシリアル番号が使えます。

システム要件に関して、Flash Builder 4 から変更になったのは、

  • Mac OS X 10.6
  • Eclipse 3.6 プラグイン(Mac は Cocoa 版)
    • Eclipse IDE for Java EE Developers
    • Eclipse IDE for Java Developers
    • Eclipse Classic
    • Eclipse for PHP Developers

です。

プラグイン版のインストールは、インストール先を聞かれたら、Eclipse のフォルダを指定する、という方法に変わりました。Eclipse は、バージョン 3.6 の 32-bit (Mac の場合は Cocoa) で、dropins という名前のフォルダを含むこと、が条件です。インストールしたら、eclipse.ini に以下の記述を追加します。

-vmargs -Xms256m -Xmx512m -XX:MaxPermSize=256m -XX:PermSize=64m 

新機能は盛りだくさんで、

Flex SDK の次期バージョン Hero のプレビュー版が Adobe Labs に公開されました。 (Flex SDK "Hero"@Labs

ダウンロードは Burrito をダウンロードしてから、SDKを取り出します。

主な新機能は以下の通りです。

Shockwave Player 11.5.8.612 およびそれ以前のバージョンに脆弱性が発見されました。Windows 版、Mac 版共に影響を受けます。 (Security Advisory: APSA10-04

システムクラッシュにつながる可能性のある深刻な脆弱性とのことですが、現在までにこの脆弱性を突いた攻撃は発見されていないそうです。

修正版の公開予定は現在検討中とのこと。

 

来週の月曜日から水曜日まで Adobe MAX 2010 がロサンゼルスで開催されます。

日本では深夜になってしまうのですが、初日と 2 日目の基調講演はライブストリーミングが同時通訳付きで配信されます。事前登録のページはこちらです。(MAX Online

朝の 4 時まで起きてられない、という皆様のためには、朝 8 時を目処に速報記事の公開を予定しています。公開場所はこのブログではなく、Adobe Japan の MAX サイトです。(Adobe MAX 2010

火曜朝から木曜朝まで、計 3 回の更新予定で、毎日 8 時までに以下のレポートを掲載予定です。

  • 10/26 : 基調講演 1 日目の速報
  • 10/27 : 基調講演 2 日目の速報、基調講演 1 日目の速報に追記
  • 10/28 : スニークピークの速報、基調講演 2 日目の速報に追記

ちなみに、基調講演の内容は以下が予定されています。

  • 1 日目: Welcome to the Revolution (10/26 1:30 am - 3:30 am)
    Adobe CTO の Kevin Lynch が、様々なデバイスや新しいメディアの登場により変わりつつある状況について、デモを交えながら、今どこにいるのか、これからどこに向かうのか、を紹介します
  • 2 日目: User Experience: The Next Generation(10/27 2:00 am - 4:00 am)
    急速に変化し続けるユーザの期待、そしてユーザー体験を実現するツールやサービスの提供を続けてきたアドビから、次世代の体験を構築する新しい環境を紹介します

Adobe Developer Connection (ADC) の Flex と Java について学ぶコーナーに、Java 開発者向け ActionScript 記事の続編を 2 本追加しました。

今回は少し踏み込んだ内容になっています。記事へのリンクは、

です。

 

先日の記事 (Flash Builder "Burrito" 情報) で、次期バージョン Flash Builder "Burrito" のビデオをご紹介しましたが、その後、新しく追加で 2 本公開されています。

  1. Quick Fix: 変数やメソッドの追加・名前変更など、良くある修正を簡単に実行できる
  2. Override/implement methods: メニューからオーバーライドしたいメソッドを選ぶとコードが追加される

以下、紹介ビデオ 2 本です。フルスクリーンでご覧ください。

1. Quick Fix

Packager for iPhone が Adobe Labs に公開されました。(Packager for iPhone@Labs

新しい SDK が Labs からダウンロードできます。(Packager for iPhone@Labs Downloads) Mac の Safari ユーザーは、リンクを右クリックして、「別名で保存」を選んでダウンロードするようにとのことです。

Flash CS5 Professional を使用する場合は、Flash サポートセンターから Flash CS5 Professional Update for iOS をダウンロードできます。(Adobe Flash サポート

Flash CS5 へのインストール手順は、

  1. zip ファイルを解凍
  2. ヘルプメニューからアップデートを選択し、Flash Professional CS5 11.0.2 にアップデート (まだアップデートしていない場合)
  3. Flash がインストールされているフォルダーを開く。(以下のような名前のフォルダ)
    Windows: C:\Program Files\Adobe\Adobe Flash CS5\
    Mac: Applications/Adobe Flash CS5/
  4. PFI フォルダーを PFI_old という名前に変更
  5. 解凍した zip ファイルから PFI フォルダーを Adobe Flash CS5 フォルダーに移動

です。

整理のため、今年 6 月の Flash Professional CS5 11.0.1 アップデートのときの変更点は、以下のようなものでした。

Android 用の AIR が公開されました。

サポートされる Android のバージョンは 2.2 からです。日本では、Android 2.2 へのアップデートが開始されたソフトバンクの HTC Desire が、最初の AIR 2.5 対応の (Flash Player 10.1 も) プラットフォームということになります。もうすぐドコモから発売される GALAXY S もスペックを見る限り AIR 2.5 のサポート対象となりそうです。

AIR (と Flash Player 10.1) に必要なスペックは以下の通りです。

  • Android 2.2
  • ARMv7-A
  • OpenGL ES2.0
  • H.264 & AAC ハードウェアデコーダー
  • 256 MB RAM

Android 2.2 端末を持っていたら、Android Market から AIR アプリをインストールすると、AIR ランタイムも (未インストールであれば) 自動的にインストールされます。

こちらは AIR アプリのリスト (自己申告制の) です。http://www.appbrain.com/user/webkitchen/air-applications

開発者向け情報

アプリ開発用の SDK は、とりあえずプレリリースプログラムから提供されるものを使います。近い将来、アドビのサイトにも SDK が公開される予定です。

アプリを Android Market に登録するには 25 年間有効な証明書 (自分でサインした証明書でも OK) が必要です。証明書の作成もプレリリースプログラムから提供される ADT ツールを使用します。

それから、デバッグビルドの apk ファイルを公開しないように注意しましょう。

 

AIR のセキュリティーアップデートが公開されました。新しいバージョンは 2.0.4 になります。

先日報告のあった脆弱性 (Flash Player セキュリティ関連情報) に対応するもので、修正内容は既に公開されている Flash Player 10.1.92.10 アップデートと同じです。

 

 

前回は、コンパイル定数を使ってコンパイルする行を選択する方法でした。今回は、コードに値を渡す方法についてです。

文字列、数値の指定

コンパイル定数には Boolean 以外にも String や Number 型の値を指定できます。コード内では、この値をグローバル変数として利用することができます。(もちろん Boolean 型の値も渡せます)

private var foo:int = MY_CONFIG::foo;
private var bar:String = MY_CONFIG::bar;
 

この際、暗黙の型変換は行われません。コンパイル定数の値は、代入する変数の型に合わせる必要があります。上の例であれば、foo には数値、bar には文字列を指定します。下は Flash Professional の設定パネルから値を指定する場合の例です。

MY_CONFIG::foo 1 
MY_CONFIG::bar "1"
 

文字列を定数の値として指定する場合は、必ずダブルクォーテーション (") またはシングルクォーテーション (') で囲むようにします。

コマンドラインからコンパイル定数の値を指定する時は、ダブルクォーテーションで値を囲むのが基本です。 (Boolean と Number は囲まなくても良いようですが。) 上の設定と同じものをコマンドラインから指定すると下のようになります。

AS3 では、コンパイル時に条件を指定してコンパイル結果を変えることができます。例えば、コードの一部を、条件に応じてコンパイル対象から外したり、ターゲットごとにクラス定義を切り替えたり、という使い方が可能です。

条件を指定するコンパイル定数は、下の形式で記述します。

CONFIG::定数名
 

CONFIG は条件を指定する定数用の名前空間です。定数名の箇所は予約語を除き任意の名前を使用できます。

CONFIG 名前空間は、オーサリング環境がデフォルトで使用します。名前が被るのを避けるために、独自の名前空間を宣言したければ、以下のようなコードを AS のコード内に記述します。

config namespace MY_CONFIG; // MY_CONFIG は好きな名前に置き換えて
 

これで、以下のような定数を指定できるようになります。

MY_CONFIG::debug
 

コンパイル定数が true の時のみ、後続のブロックがコンパイルされます。例えば、下の例では、MY_CONFIG::debug の値が true であれば、trace 文がコンパイルの対象となります。

MY_CONFIG::debug {
  trace("MY_CONFIG::debug == true");
}
 

コンパイル定数の後には、クラス定義や関数定義、それから変数宣言を記述することもできます。この場合も、定数の値が true の時のみ、後続のクラスや関数が定義されます。下の例では 2 種類のクラス定義を、変数によって切り替えています。

Adobe Labs に AS3 コードカバレッジツールのプレビュー版が公開されました。 (ActionScript Code Coverage Plug-in for Flash Builder@Labs

コードカバレッジツールは、テストを実行した際にどの行が実行されなかったのかを発見するのに使えます。今回のツールは、Flash Builder 4 Premium のプラグインとして提供されています。ダウンロードページはこちらです。 (ActionScript Code Coverage Plug-in for Flash Builder@Labs Download

上のリンクから ZIP ファイルをダウンロードしたら、

  • ZIP ファイルを展開して、Flash Builder のインストールディレクトリにある plugins フォルダ内にコピー
  • Flash Builder を起動して、「ウインドウ」 → 「パースペクティブ」 → 「その他」と選ぶ
  • パネル内の coverage パースペクティブを選択

の手順で、準備は完了です。

テストを実行するには、以下の作業を行います。

  • コードカバレッジパースペクティブを表示
  • 下のパネルの右上にあるツールバーから Start ボタン (緑のやつ) をクリック
  • 状態が listening になるのを確認
  • デバッグプレーヤーでテストを行う
  • テストが終了したら Stop ボタン (赤い四角) をクリック
  • 状態が stopped になったのを確認

レポートの生成は、ツールバーの Generate Report ボタン (右から 2 番目) をクリックします。レポートが生成されると Package ビューのパネルが開きます。

Package ビューから Class ビューを開くことができます。Class ビューからは Method ビューと Source ビューを開けます。クラスごとのコードカバー率や、呼び出されなかったメソッド、コードの実行回数などが分かります。

ツールバーには、レポートの保存と再読み込みのボタンもあります。

詳細は、英文ですが、ドキュメントをご覧ください。 (ActionScript Code Coverage:Using@Labs

 

Flex チームのブログに Flash Builder の次期バージョンとなる Burrito の情報が公開され始めました。使い方のビデオが毎週 1 本ずつ、これまでに 3 本公開されています。

もちろん目玉はデバイス対応だとおもうのですが、これはこれで便利そうです。

  1. Genarate from Usage: 記述したコードの内容に応じて、クラス、メソッド、変数の宣言を生成
  2. Metadata Code Completion: [SkinState] 等のメタデータの記述を補完
  3. Code Templates: 予め設定しておいたコードの固まりを挿入して編集できる

下は、それぞれのビデオです。フルスクリーンで見ることをお勧めします。

1. Genarate from Usage

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