まず、Adobe AIR 1.5.2 の Snow Leopard 対応について、AIR チームのブログによると、いまのところは以下の問題がひとつ報告されているだけで大きな問題は見つかっていないとのことです。
- AIR SDK の bin ディレクトリから ./adl とコマンドを起動しようとするとファイルが見つからない旨のメッセージが表示され実行できない。PATH に adl を追加する、他のディレクトリからの相対パスを使う、絶対パスを使うことでこの問題を回避できる。
(話は逸れますが、AIR チームブログに紹介されている MLB.com OnBase を MLB に興味のある方にご紹介しておきます。表示が英語なのがちょっと難ですが。)
次に CS 製品についてです。公式サイトには CS3 製品のテストはされていないと記述されていますが、いくつかの製品チーム (Flash Professional, Photoshop, Illustrator, After Effects) から動作確認を行ったとのコメントが出されています。いずれも現時点での情報との前え置き付きで CS3 固有の問題は見つかっていないとのことです。
最後に、Snow Leopard 関連のテックノートが 2 つ公開されました。内容を簡単にまとめると、
1. Files may not open in original authoring application
Adobe 製品で作成したファイルをファインダーから開いたとき、別のアプリケーションが立ち上がることがある。ファイル拡張子を省略していると起きやすい。これは、Mac OS X 10.6 からファイルの関連付けの方法が変わったためとのこと。回避方法として、ファイル拡張子を使う、ファインダーからファイルとアプリケーションを関連付けを設定する等を紹介。
2. Applications crash when saving to file servers through SMB protocol
SMB プロトコルでマウントしたボリュームにファイルを保存するとアプリケーションがクラッシュすることがある。ファイルが大きいほどクラッシュしやすい。現在 Adobe は Apple と協力して対応中だが、当面の回避策としては、AFP など他のプロトコルを使いボリュームをマウントするか、一旦ローカルに保存してからリモートのフォルダに移動することを推奨。