2013年3月アーカイブ

現在開発が進められている、次世代 Flash Professional のビデオが公開されました。

何が次世代かというと、ようやく 64 bit 化されて、Cocoa にもネイティブ対応するようです。また、Retina の HiDPI ディスプレイにも対応します。 (なので、今の標準レベルになっただけという話もあります)

64 bit 化とアーキテクチャの見直しにより、パフォーマンスは様々な箇所で実感できる程に改善されていて、軌道時間は従来の 10 分の 1 になったそうです。

また、UI が、Photoshop 等と同様の、濃いグレーを基調としたもの (薄いグレーベースにも切り替えられる) に変更されました。というあたりまでが、以下のビデオで紹介されています。

Brackets の Sprint 22 が公開されました。ダウンロードは以下のリンクです。

このブログでは紹介を飛ばした Sprint 21 も含めると、大きな変更点は、以下の種類があります。

  1. コード編集機能の向上
  2. JavaScript コードヒント
  3. Node.js 組み込みを含むライブ開発機能の向上
  4. 拡張機能インストール手段の改善

それぞれの具体的な説明は以下の通りです。

先日、皆さまにお願いした CreateJS のドキュメント翻訳では GitHub を利用しています。GitHub を使うのは初めてという方もいるかもしれませんので、いまさらながら簡単な使い方をご紹介します。

一般的な (といっても GitHub の使い方が指定されているわけではないですが) GitHub を利用した共同開発には以下の 2 種類があるようです。

共有リポジトリ

リポジトリ (しばしば "repo" と呼ばれます) は、GitHub が、プロジェクトに関連するファイルをまとめて保管する単位です。CreateJS 翻訳プロジェクトも CreateJS/localization という名前のリポジトリを持っています。

これをチーム内で共有して、作業目的ごとにブランチ (Branch) と呼ばれるコピーを作り、適当なタイミングでブランチに対して行われた更新をオリジナル (Master Branch) に反映するというのが、GitHub を使った共同開発の 1 つのパターンとされています。

この方式では、参加者が同じリポジトリ内で更新を行うため、事前に調整が必要になることもあり、比較的管理が容易な小規模でプライベートなプロジェクトに向いていると言われています。ということで、CreateJS 翻訳プロジェクトはこちらの方法を採用していません。

AIR 3.6 から File クラスに新しい属性が 2 つ追加されました。いずれも、基本的には Apple のアプリストアの新しいガイドラインへの対応です。

File.cacheDirectory

Apple のガイドラインでは、再度ダウンロード可能なファイルやもう一度生成が可能なファイルは <APPLICATION_HOME>/Library/Caches の下に配置することになっています。

新しく追加された File.cacheDirectory 属性は、OS X と iOS 上では、このディレクトリを指します。そのため、以下のように生成されたファイルは iClould へのバックアップの対象となりません。

var myCache:File = File.cacheDirectory.resolvePath("cache.txt");

Adobe Labs に AIR 3.7 ベータ版が公開されました。 (Adobe AIR 3.7 Beta@Labs

主な新機能は以下の 4 つです。いずれもモバイル向けの機能です。

  • Captive Runtime デバッグ機能 (Android):
    Android 向けに Captive Runtime 機能を使ってパッケージされた AIR アプリのデバッグが可能に
  • Shared Object のバックアップ時の振る舞いを指定 (iOS):
    Shared Object を iCloud へのバックアップ対象からはずすかどうか指定する属性の追加
  • 強制的な CPU 描画モードの指定 (iOS):
    特定の iOS デバイスでは GPU 描画の代わりに CPU 描画が使われるように指定できる
  • 実行時の外部 SWF ファイル読み込み (iOS):
    スクリプトを含むアセットを SWF ファイルにパッケージ、実行時に外部から読み込んで利用できる

最後の動的な SWF ファイルの読み込み機能は、まだ AIR 3.7 公開時に含まれるかどうかは怪しい状態のようです。

今回公開されたベータ版のバージョンは、3.7.0.1240です。ダウンロードはこちらです。

Grant Skinner の協力により、CreateJS のドキュメントを日本語にローカライズするための仕組みが整いました。翻訳作業に協力していただける方向けに、作業の手順をご説明します。

基本的なステップは以下のとおりです。

  1. メーリングリストに参加する
  2. 翻訳元のファイルをダウンロードする
  3. 翻訳したファイルを GitHub にアップする

翻訳作業の対象は、クラス定義が記述された js ファイル内のコメントと、チュートリアル、およびエラーメッセージです。CreateJS のドキュメントは、js ファイル内のコメントからツールを使って生成されているため、ドキュメントではなく、js ファイル内のコメントを翻訳する方が楽だろうという結論になっています。

BroserLab チームのブログに、サービスの提供がアメリカ時間で昨日から中止されたと発表がありました。 (BrowserLab is shutting down on March 13, 2013

BrowserLab は 2009 年に公開されていた、デスクトップブラウザ上の表示を確認するサービスです。手元にない環境も含め、複数の環境での表示をまとめて確認できるのが便利なサービスでした。

ブログ記事によると、近年は、急速にモバイルデバイスでの表示確認の手間が大きな問題として浮上していること、この問題に対しては、Edge Inspect のアプローチが有効であると考えていること、がその理由のようです。

とはいっても、少なくとも現状は、デスクトップ環境の表示確認をするサービスがアドビから提供されないことになります。そのため、類似のサービスである Sauce Labs への移行を支援する特別オファーが用意されています。 (Sauce Labs Welcomes Adobe BrowserLab Customers

Flash Player の新しいセキュリティアップデートが公開されました。最近は Windows アップデートと同じタイミングで更新されることになった感じです。

対応した問題の影響度は一番高い "critical" と位置づけられています。緊急度は、Windows 版が実際に攻撃に利用される可能性を示す "1"、Mac 版は緊急性は低いものの攻撃の可能性が認められる "2"、それ以外のプラットフォームは緊急度の低い "3" と位置づけられています。

新しい Flash Player のバージョンは以下の通りです。

  • 11.6.602.180 Windows と Mac OSX
  • 11.2.202.275 Linux
  • 11.1.115.48 Android 4.x
  • 11.1.111.44 Android 3.x と 2.x

Adobe Scout は Gaming SDK の一部として提供されている、Flash Player あるいは AIR 上 (内) で実行されるコンテンツのプロファイリング用のツールです。

詳細な情報を取得できるため、コンテンツの問題を解決するにはとても便利ですが、取得可能な情報が多いために、最初のうちは、どこから見たら良いのか戸惑ってしまうかもしれません。そこで、Scout が扱う情報の種類を整理してみたいと思います。

Scout は、以下の 5 種類の情報を取得する機能を持っています。各々の項目に対して、取得するかどうかを事前に指定できます。 (途中で変えることはできません)

Windows 8 上で IE 10 を使用する場合、Flash コンテンツの表示が標準の動作となるようです。これまでは、事前に CV リストに登録されたコンテンツ以外はブロックされていました。 (Win 8 デスクトップ環境を除き)

Microsoft の IE Blog に、3 月 12 日に公開される Windows アップデートからこの変更が行われる予定であると、発表されています。 (Flash in Windows 8

今回の変更の主な理由としては、以下の 2 点が挙げられています。

  1. Windows 8 体験のゴールに適合するよう、アドビと共同で Flash Player に多くの修正を行った。これにより、タッチ操作、パフォーマンス、セキュリティ、安定性、バッテリー使用量などの最適化が実現された
  2. 数千のドメインの Flash コンテンツをテストした結果、開発者によるコンテンツの改善の努力の成果もあり、Windwos 8 体験に適合しないサイトは 4% 以下であることが判明した

Flash Player 11.7 のベータ版が公開されています。(Flash Player 11.7 Beta@Labs

公開されたのは Windows と Mac 用の Flash Player です。バージョンは 11.7.700.128 です。

リリースノートを見ると AIR 3.7 の文字がありますが、まだ Adobe Labs には公開されていないようです。

今の時点で公開されている新しい機能はセキュリティの強化だけで、その変更により、過去のコンテンツとの互換性に影響が出る可能性があるというのが、Flash Player だけ一足お先に公開された理由だと思われます。

とりあえず、既存のコンテンツが突然動かなくなったということが起きないよう、今のうちにテストしておくのが良さそうです。その他の新機能の追加は、もう暫く待つことになりそうですし。

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