Brackets Sprint 29 の公開

Brackets の Sprint 29 が公開されています。

バグのため、OS X 10.6 では、この Sprint は起動しません。当面、OS X 10.6 では Sprint 26 以前を使用するようにとの話です。対応は、期日不明ながら、ちゃんと行われる模様。

OS X 10.7 もしくは 10.8 であれば、普通に Sprint 29 を使用できます。

新機能

今回は予定していたよりも少ない新機能の追加となったようです。実際に開発を始めてみたら、想定していたよりも、複雑な開発だと判明したものが多かったためとのことで、いくつかの開発項目の完了予定が、以降の Sprint に延期されました。

そんな中で、追加された小粒な新機能は以下の通りです。

  • 検索機能
    検索結果が多いと複数ページに分割して表示 (従来は最初の 100 件のみ)、検索結果をダブルクリックで "作業中ファイル" に追加
  • フォルダ削除の確認
    フォルダ削除の際に確認用のダイアログが表示される (ゴミ箱への移動なのは変わらず)
  • 作業中ファイル名の表示
    同じ名前のファイルを同時に開いている場合、横にフォルダ名も表示される
  • "このアプリケーションで開く" (Mac のみ)
    ファインダーのコンテキストメニューから、すべての種類のファイルに対して Brackets を指定できる
  • 編集ステータス
    選択したテキストの長さを表示

Linux サポート

Sprint 28 公開後に、プレビュー版ながら Linux のサポートが開始されました。Sprint 29 の Linux バージョンは以下から入手できます。

プレビュー版とはいえ、クイックエディット、ライブプレビュー、JavaScript コードヒントなどの機能は利用可能なので、それなりに使えそうな感じです。

まだ、Linux バージョンに実装されていない主な機能としては、

  • ライブプレビュー時のハイライト
  • ファイルの名前変更と削除
  • 機能拡張のインストール支援 (手動で ~/.Brackets/extensions/user にコピーする)

などがあります。基本的に Linux バージョン専用の箇所は C++ で個別に開発されるため、OS 機能との連携が必要な機能は時間がかかっているようです。

その他、詳細は Linux 専用ページに紹介されています。

なお、Brackets に含まれる node-webkit が libudev0 に依存するため、新しいディストリビューション (Ubuntu 13.04、Fedora 18, 19 など) ではエラーが発生するようです。その場合、node-webkit が libudev.so.1 に対応するまでは、個別に人手で対応する必要があるとのことです。

 

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