以前の記事で Flash Player にプレミアム機能が導入され、8 月 1 日以降は商用ライセンスが必要になるというニュースをお伝えしました。Stage3D とドメインメモリの機能を両方利用するコンテンツが対象になる、というものです。 (Flash Player プレミアム機能の発表)
Flash Player チームによると、この期限が、もう少し延期されることになったようです。理由は、コンテンツの公開者に対して、ライセンス取得のための十分な準備期間を与えるためと説明されています。 (Update: Premium Features for Flash Player)
今回変更のあった具体的なポイントは、
- ライセンス取得のためのサイトが 8 月末までに公開される (adobe.com/go/fpl からアクセスできるようになる予定)
- サイトが利用できるようになるより前に一般公開されたコンテンツは、プレミアム機能を無償で利用できる
- サイト公開後、少なくとも 8 週間はライセンス取得のための猶予期間となる
の 3 点です。
ライセンスが申請可能になる前に公開されたコンテンツは、プレミアム機能を無償で利用できることになっていますが、それでもライセンスの取得は必要です。その場合は fpl@adobe.com に直接メールすれば良いようです。日本向けに別の窓口ができるかは、今のところ不明です。
また、実際にプレミアム機能に対する制限が発動するのは、最低でも、ライセンス申請が可能になってから 8 週間後になるそうです。9 月中に申請しておけばまず安心という感じでしょうか。
この間にライセンスを取得しなかった場合、プレミアム機能を利用するコンテンツは、動作しなくなる訳ではありませんが、自動的に Stage3D の描画がソフトウェア描画となります。
ライセンスを取得した場合、売り上げが一定金額を超えると (たぶん 400 万円くらい)、超過分が課金対象となるという話でしたが、このあたりは、サイト公開までに詳しい説明があるものと思われます。
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