新しく公開された OS X 10.7 (Lion) へのアドビ製品の対応状況が公開されました。もうすぐ日本語のページも公開されると思いますが、とりあえず速報です。 (Mac OS X 10.7 Lion で確認されている問題)
まず、結論としては、
- CS5 及び CS5.5 製品は動作確認済みで、サポートも行われる
- Photoshop CS3 と CS4 も動作テストは行われている
- ただし、製品によって、正しく動作しない機能があることが確認されている
- 特に、Flash Catalyst CS5.5 と Flash Builder 4.5 には主要な問題が確認されている
- Flash Catalyst CS5 と Flash Builder 4 は動作しない
- Rosetta のサポートが無くなったため PowerPC 向けのソフトウェアは動作しない
- まだ新しい OS のため、未知の問題に出会う可能性がある
- その場合は、バグ登録にご協力をお願いしたい
ということです。
今のところ Flash Player 関連では、
- 設定ダイアログがマウスに反応しないことがある
- その場合、タブキーとスペースキーでダイアログを終了させる
- 設定を行う必要がある場合は、システム環境設定から Flash Plyaer 設定用のコントロールを起動して行う
- カスタムのネイティブマウスカーソルが正しくアニメーションされない
という問題が報告されています。
Flash Catalyst CS5.5 と Flash Builder 4.5 のユーザーは、当面 Lion 環境には移行しないことが (新しい Macbook AIR 買えませんね) 推奨されています。Flash Catalyst CS5 と Flash Builder 4 は対応予定が無いようです。
これは、Flash Builder のベースとなっている Eclipse をはじめとするいくつかの技術が Lion に対応していないこと、が主な原因との話です。従って、FB 4.5 と FC 5.5 のアップデートは、Eclipse の対応待ちという状態です。
その他の製品情報はこちらのテックノートをご覧ください。 (Mac OS X 10.7 Lion で確認されている問題)
Mac OS X Lion と Java
Lion になって、Java のランタイムがインストールされていない状態で出荷される、という変更が行われています。
多くのアドビのアプリケーションは Java のランタイムに依存しています。そして、今までに出荷されたアドビのアプリは全て Java がインストール済みであることを前提に構築されています。
そのため、Lion 上でこれらの機能を正しく動作させるには、まず Java のインストールが必要です。
Lion に Java をインストールする手順は以下の通りです。
- アプリケーションフォルダ内のユーティリティフォルダを開く
- Java Preferences アプリケーションを実行
- Java がインストールされていなければ、インストールの実行を確認するダイアログボックスが表示される
- インストールをクリックし、ライセンスに同意する
- Java のダウンロードとインストールが開始される
その他
Lion の新しい機能にアドビ製品が対応していないため (自動保存、フルスクリーンモード等)、期待通りの動作をしないことがあります。
特に、アプリを再起動したときに以前のウインドウを再利用するというオプションが選択されていると (システム環境設定から確認できるそうです)、最近利用した書類に登録されないという件が報告されています。
また、Lion ではライブラリフォルダーが隠されています。ここにはアプリの設定情報があるため、内容の確認が必要な場合は、Alt (Option) キーを押しながらフォルダー Finder の移動メニューをクリックして、ライブラリフォルダを表示させて下さいとのことです。
))Alt キーを押しながらフォルダーの移動メニューをクリックして
意味不明。コンテキストメニューで設定しろ的な意味なのかな?
さいらさん、こんにちは。
ご指摘ありがとうございました。
フォルダーではなくてファインダーでした。
修正しましたのでご確認ください。
あーいやいや、Macには普通、Altキーなんてついてないですから。
確かに最近のMacには、Windowsで使うときのためにかキーボードにAltって書いてありますが、Macしか使ってない人間には「Altキーって何?」って感じでしょうから。
Windowsで「スポットライトで検索して」って言われるようなもんでしょうか。
当方、MAC PROを使っていますが、キーボードのoptionのところにaitと記載してありましたよ。 Art Greyより
さいらさん、Art Greyさん
コメントありがとうございました。
今回は、原文を何も考えずに訳したためAltキーという記述になってます。
ご指摘の通りMacではOptionキーと記述する方が一般的だと思いますので、今後は注意します。
Mac OS XLionでphotoshop CS3画像データを開こうとしたらFatal error - missing componentのメッセージが出ます。最近まで普通に使用したのですが?
ひょっとしたら最近アップデートした様な?
解決策お教えください。
山口さん、こんにちは。
Photoshopのアップデートは5月以来出ていないと思います。以前と同じファイルが開けないのだとしたら、あとは環境の変化でしょうか。
Web に更新情報はないようですので、サポート窓口に問い合わせてみてはいかがでしょうか。
http://www.adobe.com/jp/support/contact/