Adobe Labs に Flash Player 12 と AIR 4 のベータ版が公開されています。 (Flash Player 12 Beta@Labs, AIR 4 Beta@Labs)
今回はバージョンが変更されてますが、更新内容を眺めてみる限り、大きな変更は無く、むしろ前バージョンの続きという印象です。なので、単純にマイナーバージョンが二桁になるのを嫌っての変更かもしれません。
今回公開されたバージョンは、それぞれ、
- Flash Player: 12.0.0.3
- AIR: 4.0.0.1050
です。
新しい swf バージョンは 23 です。
Adobe Labs から提供される Flash Player の IE 用のプラグインは、Windows 8 では使用できません。これは、Win 8 では、ActiveX の Flash Player を自由に配布できない (Windows Update の一部として配布される) ためで、正式に Flash Player 12 が公開される頃には、引き続き Windows 8 はきサポートされることと思われます。
Windows 7 上の Internet Explorer 11 に関しては、Flash Player 12 から、正式にサポートの対象となるようです。
新機能
以下は、主要な新機能のリストです。
- Mac .pkg インストールのサポート
Flash Player 11.9 から追加された .pkg ファイルのパッケージに関連するワークフローをさらに使い易く変更 - Android Worker
AIR 3.9 ではベータの位置づけだった Android 環境での Worker 機能を、正規の機能としてリリースする予定 (フィードバック絶賛募集中) - Stage3D で使用するバッファの種類の指定
バッファの生成時、新しく追加された bufferUsage 属性に Context3DBufferUsage クラスの STATIC_DRAW または DYNAMIC_DRAW を使って、使用するバッファの種類を指定できる
Flash Player 12 からは Chrome の 64 ビット PPAPI にも対応が行われるようです。Chrome 用 64 ビットの Flash Player は Chrome Canary チャネルから入手可能です。
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