Brackets の Sprint 28 が公開されています。自動更新機能が動作しない場合は以下から入手できます。
先日、小山田さんをゲストに放送した ADC OnAir の番組内では、「Brackets ってどう使うんだっけ?」 というあたりの話が丁寧に紹介されています。見逃した方は是非ご覧ください。 (第10回『次世代のコーディング環境!使ってみようBrackets』)
さて、今回の主な変更点は以下の通りです。
- 新規ファイル生成時にファイル名の指定が不要に
- 機能拡張の検索とインストール用 UI の提供
- OS からのドラッグ & ドロップでファイルやフォルダをオープン
- クイックエディットとクイックビューの表示/非表示の際のアニメーションを追加
ファイルメニュー関連の変更
従来、Brackets では、ファイルメニューから新規にファイルを作成すると、その場でファイル名とその保存先を要求される、という仕様でした。今回からは、新規作成を行った場合、ファイル保存を行うまではファイル名を聞かれないという、一般的な仕様に変更されています。
一方、サイドバーのファイルツリー内で右クリックして、コンテキストメニューから 「新しいファイル」 を選択した場合は、従来通り、特定のフォルダ内にファイルを新規作成する動作として扱われ、ファイル名を指定してから編集を行うことになります。
この変更に伴い、動作に一貫性を持たせるため、ファイルメニューから 「新規フォルダー作成」 が削除されました。ファイルツリー内で、コンテキストメニューから新しいフォルダーを作成する機能は、引き続き提供されます。
その他、ファイルメニュー関連では、ライブプレビュー時のハイライトの切り替えが、「表示」 メニューの下に移動しています。
機能拡張関連の変更
Sprint 25 以降、ファイルメニュー、もしくはツールバーのアイコンから、機能拡張マネージャーを開くことができます。
Sprint 28 では、機能拡張マネージャーに、「入手可能」 タブが追加されました。タブ内には、利用可能な機能拡張のリストとインストールボタンが表示されるため、Brackets を離れて URL のコピペなどせずに、必要な機能拡張をインストールできます。
このタブ内に表示される機能拡張は、専用のレジストリ (https://brackets-registry.aboutweb.com) に登録されたものです。
レジストリには、GitHub のアカウントがあれば誰でも自作の機能拡張を登録できるようですので、ワンクリックでインストールできるからといって、すぐにインストールするのではなく、詳細情報 (リンクが表示される) をまず確認するのが安全そうです。
レジストリからインストールした機能拡張に関しては、更新情報が 「インストール済み」 タブ内に表示されるようになっています。「更新」 ボタンが横に表示されている機能拡張があったら、それをクリックするだけで新しいバージョンに更新できます。
従来は、更新のたびに GitHub のリポジトリの URL を指定する必要がありました。こちらも嬉しい変更です。
OS からのドラッグ & ドロップ
Sprint 28 では、OS のフォルダから、ファイルを Brackets にドラッグすることでファイルをオープンできるようになりました。Windows 環境では従来から使えた機能ですが、今回から OS X を含め、正式にサポートされたことになります。
フォルダを Brackets 上にドラッグした場合は、ファイルメニューから 「フォルダを開く」 によりフォルダを指定した場合と同じ動作になり、サイドバーにフォルダ内のファイル一覧が表示されます。
Sprint 27 での変更点
Sprint 27 公開時にサボっていたので、あらためて Sprint 27 の新機能のリストのメモです。
- 「名前をつけて保存」 メニューを追加。既存ファイルから、新しいファイルの作成が可能に
- クイックビューで線形、円形、両方のグラデーションの表示をサポート
- CEF を最新版 (v 3.1453.1279) に更新
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