Brackets の Sprint 17 の公開

Brackets が 3 週間ぶりに更新されました。以下のリンクからダウンロードできます。

ライブ開発機能の拡張

今回の新機能の目玉の 1 つは、ライブ開発機能の拡張です。ライブ開発機能を利用すると CSS ルールを編集する際、そのルールに関連する全ての HTML 要素をハイライト表示できるようになりました。

ハイライト機能は、別 CSS ファイル内に定義された CSS ルールに対しても、インライン記述された CSS ルールに対しても有効です。

この機能は Ctrl/Cmd + Shift + C の組み合わせのショートカットキーを使って、オンとオフを切り替えることができます。デフォルトの状態では、ライブ開発を開始すると、ハイライト機能が有効になっているようです。

なお、これは、「ライブ開発時に、CSS を変更する前に、その変更によりどの要素が影響を受けるのかを知りたい」 というユーザの声にこたえたものだそうです。

インラインのカラーエディタ

2 つ目の目玉は、インラインのカラーエディタです。カラーピッカーから色を選択できるので、RGB 値などを手でタイプする必要はありません。ポップアップウインドウは使用せず、編集中のコード内にカラーエディタもインライン表示するという Brackets のポリシーはそのままです。

CSS 内で色の値が定義されている箇所にカーソルを置いて、Ctrl/Cmd + E を押すと、カラーエディタがその下に表示されます。カラーエディタ内には、カラーピッカーと、定義済みの色の一覧が表示されます。

今後、更に改善したいと考えている点には以下のものがあるそうです。

  • HTML のインラインスタイルへの色の定義
  • 不正確な HSL/RGB 値の訂正
  • 名前を付けた色の定義
  • 新しく色を定義する機能

その他

Sprint 17 も、例によって、いくつものコミュニティによる拡張や修正が適用されています。

例えば、Ctrl/Cmd + SHIFT+ / のショートカットキーで、選択したコードをコメントにしたり戻したりできるようになりました。HTML、CSS、JavaScript のいずれのファイルでも使用できます。また、今回も白石俊平さんによる日本語の追加修正があります。

今後については、これまで新規性の高い機能ばかりを優先して実装してきたので、日々の使用に必要な機能の実装にも時間を使うようにしたい、というコメントがされています。仕事のメインに使えるエディタとして提供できるのは、来年の中間地点あたりが目標とのことです。

 

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