Adobe Carousel 英語版が iOS/Mac 向けに公開

今年の MAX のキーノートで、タッチアプリの 1 つとして紹介されていた Carousel の英語版が iTune Store と Mac App Store に公開されました。どちらも無償でダウンロードできます。

サポートされる環境は、OS X Lion (10.7) と iOS 4.2 以降です。iPhone, iPad, Mac 版と、画面の大きさの違いによる見た目の差は多少ありますが、機能、使い勝手はほぼ同じです。iPhone 版は Retina ディスプレイでないとちょっときついかも?

今のところ日本語版に関する情報はありません。また、Android 版と Windows 版は、相変わらず "Comming Soon" です。年内と予告されていた Adobe Creative Cloud の発表頃には進展があるかも?です。

Carousel は、クラウドに画像を保管するのが特徴です。iPhone で撮った写真を Carousel のアルバムに登録さえすれば、自動的に画像がクラウドに送られて、後は iPhone だけでなく、iPad からでも Mac からでも自由に閲覧できるようになります。デジカメで撮った写真は、当面は、Mac 版の Carousel 経由で取り込むことになると思われます。

クラウドサービスの利用には月額もしくは年額の費用がかかります。現在は期間限定のディスカウント中で 2012 年の 1 月中に契約すれば、月額 $5.99、年額 $59.99 です。通常価格は、月額 $9.99、年額 $99 になるようです。30 日の無償お試し期間がついています。Creative Cloud との関係はいまのところ不明です。

Carousel は、5 人までなら同じアルバムを更新できるとのことで、家族や友人との写真共有手段としても使えそうです。そのまま Facebook, Tumblr そして Twitter に投稿することもできます。

また、様々な画像処理の機能も提供されます。画像の回転、切り抜き、露出補正、ホワイトバランス調整、コントラストや彩度の設定等から、フィルタによる加工まで、幅広い処理が可能です。

これらの機能には Lightroom と同じ技術が使われているとのことなので、Lightroom ユーザとしては、Lightroom の簡易版だと思えば、サブスクリプション費も無くはない額かもしれません。

とはいえ、Lightroom で画像管理をしている場合、Lightroom に Carousel との同期機能が追加されるまでは、ちょっと手を出しにくそうな気もします。その辺りも順次改善されることを期待しましょう。

 

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