Flash Builder 4 の知ってると便利なショートカットキーの紹介です。エディターとしては豊富な機能を持つ Flash Builder は、機能が多い分 （ADC 記事: Flash Builder 4 新機能） 使い方を見つけるのに手間がかかったりすることもありますが、そんなときに役に立つ情報です。これで、コーディング中ほとんどマウスを使うことはなくなるかも？
以下の説明は、Windows のキーを前提に説明していますが、Mac の場合は
Ctrl = Cmd
Alt = Option
です。
Ctrl-3 : クイックアクセス
Ctrl-3 をタイプすると小さなウインドウが開きます。このウインドウ内から、メニューの実行や設定変更、それからビューの切り替えなども行うことができます。
開いた直後の状態では、前回までに選択したアイテムの履歴が表示されるため、よく利用するものはここからすぐに選ぶことができます。選択は上下矢印とエンターキーで行います。ショートカットキーの割り当てられていないコマンドを呼び出すのには特に便利です。
この中に探しているものが無い場合は、検索対象に含まれる文字を入力します。すると、入力された文字に応じて絞り込まれたアイテムが表示されます。
下は、「ファイル」 を入力したところです。「プロファイル」 のように一部に 「ファイル」 を含むものも表示されています。この中から選択して、コマンドやメニューを直接実行できます。
上の状態では、全ての一致する項目が表示されていません。もう一回 Ctrl-3 を押すと、全ての項目が表示されます。↓
このパネルから Flash Builder のほとんどの機能にアクセスできます。とりあえずこんな機能ないのかな？と思ったときのヘルプ代わりにも便利です。
ファイルやコード内の移動に便利なショートカットキ
F3 : 定義ファイルを開く
カーソルを移動してクラス名をハイライトとした状態で F3 をクリックすると、そのクラスの定義ファイルを開くことができます。
Ctrl-Shift-T : タイプを開く
目的の型の定義ファイルを開くことができます。Ctrl-Shift-T を押して表示されるダイアログボックスに、型の名前の一部を入れると、一致する項目が表示されます。指定にはワイルドカードが使えます。また、頭文字を指定することで、長いクラス名を省略して指定できます。下の例では AD で始まるクラスに加えて、A の次に D が大文字になっているクラスも表示されています。
Ctrl-Shift-R : リソースを開く
クラスのソースファイル以外を開くにはCtrl-Shift-R を押します。表示されるダイアログボックスに目的のファイル名の一部を入力すると候補の一覧が表示されます。
Cｔｒｌ－o : アウトラインの表示
as ファイルもしくは mxml ファイルを開いた状態で Ctrl-o を押すと、メソッドの定義などアウトラインが表示されます。選択してエンターキーを押すと、定義されている箇所に移動できます。
Ctrl-Alt-h : 呼び出し階層を表示
メソッドが選択された状態で、Cｔｒｌ－Alt-h を押すと、そのメソッドの呼び出し階層が表示されます。パネル内の要素をクリックすることで、実際に呼び出している行を表示できます。上のアウトラインの表示と組み合わせると使いやすいです。
その他にもコード内の移動に便利なショートカットキーには以下のようなものがあります。
- Ctrl-q : 最後に編集した箇所に移動
- Ctrl-e : 開いているファイルの一覧を表示
- Ctrl-PageUp, Ctrl-PageDown : 前後のタブに移動
コードの編集に便利なショートカットキー
編集時に便利なショートカットキーもいくつか。
- Ctrl-d : 現在の行を削除
- Ctrl-Up, Ctrl-Dwon : 表示領域を一行上または下に移動
- Alt-Up, Alt-Dwon : 現在の行を上または下に移動
- Ctrl-Alt-Up, Ctrl-Alt-Dwon : 現在の行を上または下にコピー
- Shift-Enter : 現在の行の下に （カーソルが行の途中にあっても） 新しい行を挿入
- Ctrl-i : インデントの修正 （コピペしたときなどに）
- Ctrl-j : インクリメンタル検索 （一文字ずつ入力するに従って検索対象が絞られる）
- Ctrl-Space : コードヒントの表示 （例えば . の後などで使用）
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