AIR 1.0 のリリースと一緒にいくつかのアップデートがありました。
まず、Spry が AIR 1.0 の対応版として 1.6.1 になりました。新しいバージョンのフレームワークと Dreamweaver CS3 用の Spry 機能拡張が Adobe Labs に公開されています。(Spry framework for Ajax@Labs) ダウンロードはこちらから。(Spry prerelease 1.6.1@Labs)
それから、AIR 用の新しいインストールバッジの情報も更新されました。(AIR Badge@Labs)
このインストールバッジを使用する際は zip に含まれる EmbedDemo.html ファイル内のコードが参考になります。SWFObject ベースのアップデータになっていて、HTML 内でインストールに必要なパラメータを設定することができます。参考までに、SWFObject にパラメータを設定する場合は以下のように記述します。
var so = new SWFObject("AIRInstallBadge.swf", "Badge", "215", "180", "9.0.115", "#FFFFFF"); so.addVariable("パラメータ名", "値"); // この行を必要なパラメータの数繰り返す
バッジを正しく動作させるためには、とりあえず以下の 3 つのパラメータを設定します。
- airversion :必要な AIR ランタイムのバージョン (AIR 1.0 は "1.0")
- appname :ダイアログに表示されるアプリケーション名
- appurl :".air" アプリケーションファイルへの絶対パス (例 http://www.adobe.com/sample.air)
インストールしたアプリを実行したい場合は以下のパラメータも設定します。このとき、アプリケーション記述ファイル内の <allowBrowserInvocation> が true に設定されている必要があります。
- appid :アプリケーション記述ファイル内に書かれたアプリケーション固有の ID (例 com.adobe.air.MyApplication)
- pubid :パブリッシャー ID、16 進数の文字列
その他の主なオプションパラメータもいくつか。(全部試してないので違ったらごめんなさい)
- appversion :アプリケーションのバージョン、アップデートを行う際には必要でアプリケーション記述ファイル内のバージョンと一致していることが望ましい
- imageurl :バッジ内にアプリケーション名の代わりに表示する画像ファイルの URL
- appinstallarg :インストール時にアプリケーションが起動された場合 BrowserInvokeEvent の arguments 属性に渡される値
- applauncharg :バッジからアプリケーションが起動された場合 BrowserInvokeEvent の arguments 属性に渡される値
- helpurl :インストール時のヘルプコンテンツが書かれたページへの URL
その他、バッジ内に表示されるテキストは一通りパラメータで変更できるようになっているようです。
インストールバッジを正しく使用するには Flash Player 9.0.115.0 が必要です。以下の行を追加すると 6.0.65.0 以降のFlash Player がインストールされた環境であれば、必要に応じて Express Install を利用した Flash Player のアップデートが実行されます。
so.useExpressInstall('expressinstall.swf');
インストールのロジックは AIRInstallBadge.as に記述されています。これを変更することでもインストール環境の設定が可能です。また、バッジの見た目を変えたいときは AIRInstallBadge.fla を変更することになります。
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