Flex 3 ベータの公開に伴い、先日の記事に書いたとおり Flex のオープンソース化の第一歩が開始されました。
最終的な体制の確立は今年末が目標で、現時点ではまだコンパイラのコードなど公開されていないものもあるようですが、発表されたばかりの Flex 3 のフレームワークのコード等は Flex SDK のページ (Flex 3 SDK@Labs) に既に公開されています。
また、バグデータベースも使用可能になっています。バグデータベースには Flex や ActionScript コンパイラなど、現在 5 つのプロジェクトがあります。下は主なプロジェクトへの直リンクです。
Flex : http://bugs.adobe.com/flex
ActionScript :
http://bugs.adobe.com/asc
バグデータベースでは、バグの登録やステータス管理だけでなく、欲しい機能に対する投票もできます。誰でもアカウントが作成できますので、是非ご参加ください。
さらに、今後の開発プランもwiki に公開されています。FlexBuilder 3 のロードマップ (Flex Builder 3 Plannning@flexwiki) と Flex SDK (Flex 3 Planning@flexwiki) のページは是非チェックしてくださいね。
ところで、バグデータベースでは日本語がサポートされています。アカウントを作成する段階までは英語のインターフェースのみですが、その後設定を変えると日本語の UI に変更することができます。手順は以下の通りです。
- ログイン後、画面右上に表示される "Profile" をクリック
- 次の画面の左に表示されるナビゲーションの下のほうにある "Edit Preferences" をクリック
- 次の画面で Locale のラベルがついたプルダウンから Japanese(Japan) を選択
バグ報告を日本語で入力することも可能です。ただし、開発エンジニアのために英語に翻訳するのが Adobe の社内スタッフに依存するため、当面は英語で入力していただいた方がありがたいかもしれません。とはいえ、この点も、年末に向けて外部のボランティアによる翻訳を可能にする方向で調整中です。早く、みんなで協力して Flex の開発が進められるようになるといいですね。
コメントする