今回は、FlexBuilder2 を使った ActionScript のアプリケーション開発手順を解説します。
ActionScript プロジェクトの作成
ActionScript のアプリケーションを開発するには、まず ActionScript Project を作成します。手順は、メニューバーから File → New の順に選び(もしくは、ツールバーの New アイコンをクリックして)表示されるリストから ActionScript Project を選択します。そうすると下のようなポップアップウインドウが表示されます。
ここで、プロジェクト名を入力します。Main Application file の欄は、自動的にプロジェクト名と同じものが入力されます。これは変更しても構いません。入力後にウインドウ下部の Finish ボタンを押すと、プロジェクトおよび as ファイルが作成が開始されます。
作成が完了するとプロジェクトに含まれるファイルやディレクトリは画面左のナビゲーターパネルに表示され、画面右のエディタにはテンプレートが挿入済みのメインアプリケーションのコードが表示されます。以下がそのコードです。
package { import flash.display.MovieClip; public class MyFirstProject extends MovieClip { public function MyFirstProject() {
} } }
パッケージ名、クラス名、空のコンストラクタまでが出来ています。パッケージがデフォルト(無指定)になっていますが、確かにプロジェクト作成時にメインアプリケーションのパッケージ名を入力するフィールドはありませんでしたね。アルファ版の FlexBuilder2 では、メインの ActionScirpt アプリケーションにパッケージを指定することが出来ないようです。(不便だと思ったら、今のうちにフィードバックをお送りください。ご協力よろしくお願いします)
ActionScript クラスファイルの追加
ActionScript クラスをプロジェクトに追加するには、左のナビゲーターパネルから追加したいフォルダ上にマウスを移動して右クリックをします。表示されたメニューから New → ActionScript Class と選ぶと下のポップアップが表示されます。プロジェクト作成のパネルと比べるといろいろな指定が出来るようになっているのがわかります。 パッケージ指定、クラス修飾詞の指定、親クラスとインターフェースの指定が可能です。インターフェースの欄が他より大きいのは、複数のインターフェースがインプリメントできるからですね。インターフェースに関しては、関数の自動生成機能も付いています。
メインアプリケーションの変更
プロジェクト作成後に追加したクラスをメインのアプリケーションにしたいときは、ナビゲータパネル内の対象のファイル名の上で右クリックをし、Application Management → Set as default application と選択します。変更の反映はファイルのアイコンが変わることで確認出来ます。
プログラムの実行
画面左のナビゲータパネル内のリストか、画面右のエディタのタブで目的のファイルがフォーカスされた状態にします。これで実行するプログラムが指定されます。ツールバーの run アイコンをクリックするとブラウザが起動され、選択したプログラムが実行されます。
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