アドビから 2015 年の Flash ランタイムのロードマップが公開されました。
バージョン 17 が公開済みのため、既に一部利用可能な機能も含みますが、年内の残り (たぶん) 3 回の更新の方向性が伺えます。以下がその項目です。
AIR 関連
- iOS 上の並列処理
- 並列コンパイルのサポートによる iOS パッケージングの高速化
- デスクトップとモバイル環境での VideoTexture クラスを利用したハードウェアによるビデオデコード
- Windows と Mac 向け 64 bit アプリケーションのサポート
- 改善された HTML5 サポート
Flash Player 関連
- インストールおよび管理UIのワークフロー改善
- Mac Chrome (PPAPI) でハードウェアによるビデオデコード
- Chrome (PPAPI) でビデオのマルチキャストをサポート
Stage3D 関連
- Flash Player と AIR で Standard extended プロファイル (AGAL3) をサポート
- AIR iOS と Android で ATF (Adobe Texture Format) の ETC2 サポート
- Flash Player と AIR の RectangleTexture で JPEG-XR 圧縮の ATF をサポート
- Flash Player と AIR で実行時にテクスチャを圧縮
これらの項目は、コミュニティからのフィードバックを元に決められているそうです。バグはもちろん、機能のリクエストも bugbase.adobe.com に応募すれば、検討対象となるとのことですのでお知らせまで。
新しいロードマップには、当然ながら、引き続きセキュリティが最重要の対応項目となることも記述されています。
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