Android 5.0 に更新すると、AIR アプリに問題が起きることが判明しています。
調査によると、この原因は OS 側にあり、先月公開された Android 5.0.1 では対応が済んでいるようですので、もはやあまり気にしなくてもよいのかもですが、念のため情報共有です。
Android 5.0 に更新すると発生すると報告の多かった件は、
- 特定のデバイスで、インストール済みの AIR アプリが消える
- アプリ内課金を実行するとエラーメッセージが表示される
などです。いずれも問題の深刻度は高いものです。
検証作業の結果から、問題が起きていたのは RSA-1024 証明書でサインされた AIR アプリだということが判明しています。サインに RSA-2048 を使用していれば問題は出ないようですが、ADT のデフォルトが RSA-1024 であることが、多くの AIR アプリに影響が出る状況につながったようです。
既に OS としては対応済みの問題ですが、ユーザー任せにしたくないとか、OTA アップデートしてくれることに頼りたくない開発者向けに、署名の種類によって影響を受けないよう修正された新しい ADT が公開されています。 (adt.jar)
AIR 16 の ADT の方が新しいので、もし、最新の SDK でも同じ問題が出るような場合のみ試してみてください。上の ADT はベータ版の位置づけです。
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