アドビから Brackets Sprint 36 の公開です

Brackets の Sprint 36 が公開されています。

今回は実用的な変更が 2 つほどあります。

まず、ファイルの監視とキャッシュ機能が付きました。Brackets の外でのファイルに対する操作は監視されているため、変更が発生すると、Brackets 内のプロジェクトのファイル一覧が自動的に更新されます。

更に、キャッシュ機能により、いったん開いたファイルはメモリ上にキープされます。そのため、複数ファイル内からの検索などが従来よりも大幅に高速に処理されるようになりました。

もう 1 つは、環境設定の方法の変更です。JSON ファイルを使って、フォルダーごとやファイルの種類ごとに好みの設定を指定できるようになりました。インデントの幅を HTML と JavaScript で変えたりできます。

指定するには、.brackets.json というファイルをプロジェクトのルートフォルダにつくります。中の記述方法はとりあえずこちらに簡単な例がありますのでご参考まで。

その他の主な新機能は以下の通りです。

主な新機能

  • LESS サポートの強化:
    LESS ファイル編集時の CSS コードヒントの表示とクイックドキュメント機能のサポートを追加
  • CSS トランジションのビジュアル編集:
    CSS トランジションの steps() にクイックエディットを起動するとタイミング編集用のグラフが表示される
  • 拡張機能の読み込み:
    「デバッグ」 メニューに機能拡張を読み込まない "セーフモード" での起動を追加。機能拡張の追加/削除時の明示的な再起動が不要に
  • クイックオープン:
    クイックオープンでファイルを開く際に ':行,カラム' のように表示する箇所を指定できる
  • 複数 Lint の使用:
    同じ言語で複数の Lint 機能拡張が登録されていた場合、全ての結果が表示されるようになった (標準の JSLint が無効になるのは従来通り)
  • Windows UI の更新:
    Windows 8 スタイルのデザインの採用など

コードヒントを使って CSS 属性を挿入するとコロンの後に自動的に空白スペースが挿入されるなどの地味な変更も行われています。

そろそろバージョン 1 の準備も始まったようです。リクエストのある方は今のうちに。

 

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