Brackets の Sprint 34 が公開されています。
今回からインストールの方式が変わります。従来は "Brackets Sprint 32" のように、スプリントの番号が付いた名前で OS に登録されていましたが、Sprint 34 は "Brackets" という名前でインストールされます。スプリントの番号は付きません。
今後のスプリントも "Bracets" が名前となるため、次 (Sprint 35) からは、アップデートすると、既存のインストールが上書きされます。以前のバージョンを明示的にアンインストールする必要は無くなります。
もし、複数のバージョンを同時に使用したい場合は、新バージョンのインストール前に、既存のバージョンを別の場所にコピーすれば良いようです。
OS X であれば、アプリケーションフォルダ内の Brackets.app を Brackets Sprint XX.app のように、Windows であれば、Program Files (x86) の下の Brackets フォルダを別名に変更してからインストールすれば、旧バージョンも引き続き使用できるようです。その際、ファイルの関連付け等は引き継がれないので念のため。
新機能
Mac では UI のテーマが変更されました。これは Windows では Sprint 31 のときに先行して採用されていたテーマと同じものです。これでどちらのプラットフォームもアドビのアプリっぽい見た目になりました。
それから、画像のプレビュー時に、ガイドが表示されるようになりました。画像を開いた状態でマウスをその上に移動すると、マウスの位置を中心とする十字のガイド線と、画像内でのマウスの座標値がリアルタイムで表示されます。
これは、スプライトシートを使っていて、その中から CSS で表示する箇所を指定する必要がある際などに便利そうです。
その他、以下のような変更が行われました。
- 拡張機能
インストール済みの拡張機能に講師がある場合、"インストール済み" のタブにアイコンが表示される - 検索
プロジェクトのルートフォルダの外に位置していても、一旦開いたファイルが検索対象に含まれる - コードヒント
特定の状況における JavaScript コードヒントの正確性の向上 - ファイルの扱い (Mac のみ)
どんな種類のファイルでもドラッグ&ドロップで開くことができる
表面に見える変更の他にも、ファイル操作に関連する API が更新されており、通常のファイルシステムに加え、Dropbox や Skydrive などが利用できるようです。
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