Flash Player 11.9 と Adobe AIR 3.9 の公開

Flash Player 11.9 と AIR 3.9 が公開されています。今回から iOS7 (AIR のみ) と Mac OS 10.9 のサポートが追加されました。OS X 10.9 の方は、最新の開発者向けのビルドで検証されたもので、10.9 の一般公開後には、マイナーな更新が行われるかも?です。

Flash Player の新しいバージョンは、

  • Win, Mac : 11.9.900.117
  • Linux : 11.2.202.310

となっています。拡張サポート版の 11.7.700.242 については、今回は変更は無しでした。

AIR の新しいバージョンは、

  • Win, Mac : 3.9.0.1030
  • Android : 3.9.0.1060

です。

AIR SDK のダウンロードは Download Adobe AIR SDK です。

主要な新機能は、Android 環境での Worker (のベータ) や、バックグラウンド実行時の挙動の変更などがあります。SWF バージョンは 22 です。より詳しくは、ベータ版公開時の記事をご覧下さい。 (Flash Player 11.9 ベータと Adobe AIR 3.9 ベータ版の公開

Safari 6.1 以降のセーフモード対応

Safari 6.1 の際に更新されたセーフモードでは、プラグインからの操作に対する制限がいくつか追加されています。

Flash Player 11.9 では、この変更への対応が行われ、大抵の機能は、セーフモードでも通常の状態と変わらない動作をするよう修正されました。

ただ、中には、いくつかセーフモードの制限を受ける機能があります。特に開発者に影響がありそうな制限は以下の 2 つです。

  • LocalConnection :
    セーフモードのタブ内に表示されている SWF 間では LocalConnection が利用できが、通常モードのタブ内の SWF とセーフモードのタブ内の SWF 間では LocalConnection による接続ができない
  • AIR バッジインストール :
    Safari 7 のセーフモードでは AIR バッジからインストーラーが起動されず、代わりに、アドビサイトの関連情報に誘導するダイアログが表示される

DRM 関連の新しい API

Adobe Primetime と関係があるかどうかは不明ながら、DRM 関連の API がいくつか追加されました。あまり縁のない人がほとんどだと思いますが、とりあえず一覧です。

その他の既知の問題

今回公開されたバージョンでも、下記の主要なバグを含め、いくつか既知の問題が残っているようです。

  • Android : orientationChange イベントハンドラに誤った stage.orientation の値が渡される
  • iOS : application.xml 内で UIBackground タグの値が Audio に設定されていても、パワーボタンをクリックするとサウンドが停止する

Adobe Labs には、より新しいバージョンがベータ版として公開されています。 (Flash Player beta@Labs, AIR beta@Labs

ので、何かあったらこちらを試してみると良いかもです。

 

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コメント(3)

(AIR3.8~)AIR3.9になって、手とペンによるドラッグイベントが認識できないタブレット端末(Windows8,8.1だけ)が出てきているようです。同じタブレットでも、マウスで操作した場合は正常です。とても困るのですが、なにか情報ありますか。AIR3.7をインストールすると正常に動作する状態に戻ります。バグレポートは書きました。

すいません、追記です。
ドラッグというか、MouseMoveとTouchMoveがとれなくなるみたいなのです。

匿名さん、こんにちは。

すみません。連投のせいかコメントがスパム扱いされていました。
その後問題は解決されたでしょうか?

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