Brackets に Edge Inspect 機能拡張を追加する手順

現在 Creative Cloud に公開中の Edge Code CC プレビュー版には、Edge Inspect と連携するための機能拡張が含まれています。これは Edge Code チームが開発したものだそうです。

これにより、Edge Code を使って開発中のファイルを、デバイス上で直接表示確認できるようになりました。HTML や CSS ファイルへの変更は、保存するとデバイス上の表示に反映されます。

この機能拡張は Apache 2 ライセンスの元、オープンソースとして公開されています。そのため、Edge Code のコアである Brackets でも、追加すれば利用可能です。

機能拡張はこちらからダウンロードできます。 (Edge Inspect CC Extension for Brackets

インストールは、「ファイル」 メニューの 「拡張機能をインストール」 から行った方が楽かもしれません。サポートされる Brackets のバージョンは明記されていませんが (そもそも Edge Code 用に作られた物なので)、Sprint 26 以降であれば大丈夫だと思われます。

インストールすると、ツールの右側のツールバーに、Edge Inspect を呼び出すアイコン (スマホっぽい形の物) が追加されます。拡張機能として読み込まれるため、アイコンの表示は一瞬遅れます。

Brackets には、デスクトップブラウザでライブビューを行う機能があります。この機能を使うかどうかで、Edge Inspect を使う際の使い方が変わります。

ワークフロー その 1

ブラウザ内でのライブプレビューを行わない場合は、Edge Inspect のプレビュー機能を直接利用します。

  1. Edge Inspect 本体を起動しておく
  2. Brackets でコードを編集
  3. Brackets の Edge Inspect パネルを開き、トグルスイッチを ON にする
  4. 表示確認を行うデバイスの Edge Inspect アプリを起動、PC に接続する

以上で、ファイル (.html, .css, .js) を保存するごとに、デバイスに読み込まれ、表示を確認できるようになります。

ワークフロー その 2

Brackets のライブプレビューを使う場合は、少し手間が増えます。

  1. Edge Inspect 本体を起動しておく
  2. Brackets でコードを編集
  3. Brackets の Edge Inspect パネルを開き、トグルスイッチを OFF にする
  4. ライブプレビューを開始して、Chrome にページを表示
  5. CSS への変更が直接反映されることを確認
  6. Chrome 機能拡張 の Edge Inspect の同期設定を ON にする
  7. 表示確認を行うデバイスの Edge Inspect アプリを起動、PC に接続する

です。先に Brackets と Chrome を接続する必要があるようです。

というあたりからは、今回の Edge Inspect との連携は、まだ初期の段階であることが伺えます。

Brackets のライブプレビューでは、選択された要素がハイライト表示されますが、 Edge Inspect 経由で表示されたページにはその機能がありません。また、ライブプレビュー使用時にはデバイスの表示がリアルタイムで更新されません。

などなど、制限はまだありますが、Brackets 使いにはかなり嬉しい機能です。もちろん Edge Code 使いにも。

 

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