Flash Pro CC の機能拡張 Toolkit for Dart の発表

現在サンフランシスコで開催されている Google I/O 2013 で、アドビから Toolkit for Dart の発表がありました。 (Google Dart チームの発表記事

Toolkit for Dart は Flash Professional CC の機能拡張として提供されます。Toolkit for CreateJS と同じように、ムービークリップやタイムラインアニメーションを HTML5 canvas に描画できるよう書き出すことができます。その際、言語として Dart が使われます。

Dart は Google が開発しているオープンソースの新しいプログラミング言語です。現在の JavaScript が持つ制限を解消することを目的に提供され、JavaScript にコンパイルが可能なため、既存のブラウザ上でそのまま実行することが可能とされています。

Toolkit for CreateJS と同様に、こちらの Toolkit も AS3 を Dart に変換する機能は持ちません。そのため、制作者は自分で Dart のコードをオーサリング時に必要に応じて書くことになります。 (Dart はオブジェクト指向言語なので、JavaScript よりはずっと AS3 に似た書き方ができます)

Toolkit for CreateJS が CreateJS を前提としているように、Toolkit for Dart は、Flash Player っぽい API を提供する Dart で記述されたフレームワーク StaeXL for Dart を利用します。実際にツールキットを使って制作されたデモも公開されています。 (Escape

Tookit for Dart は、6 月 17 日の Flash Pro CC 公開後しばらくしたら Github にオープンソースプロジェクトとして公開される予定だそうです。もしかすると Toolkit for CreateJS もそのうちオープンソース化されるかも??しれませんね。

 

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