Windows 8 上で IE 10 を使用する場合、Flash コンテンツの表示が標準の動作となるようです。これまでは、事前に CV リストに登録されたコンテンツ以外はブロックされていました。 (Win 8 デスクトップ環境を除き)
Microsoft の IE Blog に、3 月 12 日に公開される Windows アップデートからこの変更が行われる予定であると、発表されています。 (Flash in Windows 8)
今回の変更の主な理由としては、以下の 2 点が挙げられています。
- Windows 8 体験のゴールに適合するよう、アドビと共同で Flash Player に多くの修正を行った。これにより、タッチ操作、パフォーマンス、セキュリティ、安定性、バッテリー使用量などの最適化が実現された
- 数千のドメインの Flash コンテンツをテストした結果、開発者によるコンテンツの改善の努力の成果もあり、Windwos 8 体験に適合しないサイトは 4% 以下であることが判明した
そのため、許可するドメインを管理するよりは、ブロックするドメインを管理した方が現実的だという判断になったようです。今後は、CV リストは従来の逆の目的で使われ、ブロックするドメインをリストするために使われるようです。
Windows 8 デスクトップ環境では、引き続き全ての Flash コンテンツが表示されるそうです。影響を受けるのは、Windows 8 の Modern UI と、Windows RT 環境ということにないます。
全てのサイトが Flash コンテンツの変わりになる HTML5 コンテンツを提供しているわけではないため、今後 Windows 8 は、より意味のある体験をユーザーに提供できるようになるだろう、というのが、ブログの著者の見方のようです。
開発者に対しては、新規に開発するコンテンツを IE デベロッパーセンターのガイドラインに合わせるよう呼びかけられています。
明日の更新では、Flash コンテンツが CV リストでブロックされているかを確認することができるようになるという話もあるようです。ブロックされていた場合は、ガイドラインに提供されている手順での対応が推奨されています。
(最新の US サイトのガイドラインもご参考まで)
コメントする