Edge Reflow プレビュー版公開

Edge Reflow は、レスポンシブ Web デザインのために開発が始められた新しいツールです。昨年のイベントで紹介されたので、ご存知の方も多いと思います。

この Edge Reflow のプレビュー版が Creative Cloud に公開されました。

これまで、デバイスと PC に対応するサイトをデザインしようと思った時は、ブラウザで直接確認しながら行う方法か、既存のデザインツールを使う、という選択だったかと思いますが、ブラウザで確認するためにはコードを扱う必要が出てきますし、既存のデザインツールは 「ステージサイズは固定」 という前提で作られています。

もしかして新しいアプローチが求められているのでは ? ということで設計されたのが、Edge Reflow ということです。

Edge Reflow の位置づけを知るのに参考になりそうなので、FAQ からの他のツールとの比較に関する文章の抜粋をご紹介します。Fireworks と Dreamweaver との比較の箇所です。

Fireworks との比較

「Fireworks は プロトタイプやワイヤーフレームの作成に適したグラフィックデザインツールです。一方の Edge Reflow は、CSS 標準を用いたレスポンシブなレイアウトやビジュアル要素を作成することを目的に開発されたツールです。一部の作業環境では使用用途が 重複する可能性はありますが、どちらも独自の目的を果たすために開発された個別のアプリケーションです。」

Dreamweaver との比較

「Dreamweaver の可変グリッドレイアウト機能は、開発者が公開用の HTML コードを生成することを目的とした機能です。Edge Reflow は、可変グリッドレイアウトの UI を備えたレスポンシブ Web デザインのためのツールです。Dreamweaver と異な り、Edge Reflow にはコードを記述・編集する機能が装備されていません。Edge Reflow から CSS コードを抽出する方法が提供されています。」

ということで、例えば (あくまで例です) Fireworks を使って開発者に可変グリッドレイアウト機能用のデザインを渡していたデザイナーは、Edge Reflow を使うとアイデアを伝えやすくなるかもしれません。

一方、Edge Reflow が生成する HTML はそのまま開発で使用することを目指した物ではないようで、プロトタイプツールとして期待していた人にはちょっとがっかりな人もいるかと思います。

デザインした結果の HTML/CSS はプロジェクトとして保存できるので参考にはできますが、今の時点ではデザインツールだと割り切るしかなさそうです。

ADC OnAIr シーズン 2 の第 1 回のテーマについて

ところで、もうすぐ始まる予定の ADC OnAir シーズン 2 の第 1 回のテーマは、タイミング良く、

レスポンシブ Web デザインのワークフローと Edge Reflow

です。来週放送開始 ? という声もあるようですので、ご興味のある方は是非ご覧いただけると嬉しいです。

 

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