Adobe AIR 3.5 の ELS (暗号化されたローカルストア)

AIR 3.4 では一旦 ELS の仕様が変更されました。 (Adobe AIR 3.4 の ELS の仕様変更とランタイム自動更新の中止

AIR 3.4.0.2540 で提供されていた新しい仕様の ELS は、データを保管する物理的なファイルが、以前の仕様の ELS とは異なります。そのため、AIR 3.4 のランタイムに更新すると、ELS のデータが見れなくなるという状況が起きていました。という理由で、AIR 3.4 ランタイムの自動更新は一旦中止されました。

先日公開された AIR 3.5 では、AIR 3.3 以前の ELS の仕様に戻されているため、AIR 3.3 で使用していた ELS をそのまま利用できます。

一方、AIR 3.4.0.2540 の ELS を使用していた場合、データが消されたり壊れたりするわけではないものの、AIR 3.5 にアップデートするとアクセスできなくなります。

そもそも AIR 3.4 で ELS の仕様が変更されたのは、ELS の動作不具合に関する報告が数多く寄せられていたためでした。また、アドビのガイドにも、ELS は信用できるデータの保管場所としては位置づけていないことが書かれています。

ということで、仕様が元に戻ったとはいえ、ELS にアクセスできなくても最低限動作するようなアプリにしておくのは大事そうです。

おそらく今回の変更は一時的な措置で、将来のバージョンでは、再び新しい仕様の ELS に置き換えられることと思いますが、その際にはデータの自動移行機能を提供したいと考えているようです。また、十分な事前通知と準備期間の確保も (あたりまえですが) 行われるようです。

 

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