予告通り、毎週更新されている Flash ランタイムです。
今回のバージョンは、Flash Player が 11.5.500.104(Flash Player 11.5 Beta@Labs)、Adobe AIR が 3.5.0.520(Adobe AIR 3.5 Beta@Labs) です。
Flash Player はベータ版も自動更新の対象になりましたが、現在インストールされている Flash Player のバージョンが 11.5.500.80 の環境では、手動で更新を行う必要があるそうです。
ダウンロードは、それぞれ以下のページです。
今回もバグの修正が主な目的のアップデートですが。iOS 関連では、新機能として追加が予定されていた、複数の SWF を使ったアプリ開発のサポートが取りやめになりました。
おそらく、AIR 3.5 の公開までには間に合わないという判断がなされたと思われます。
iPhone 5 フルスクリーン表示の対応方法
あと、リリースノートに iPhone 5 サポート情報が追加されていたのでご紹介しておきます。
iPhone 5 でフルスクリーン表示されるアプリケーションには、起動時用にサイズが 640 x 1136 の画像を一緒にパッケージする必要があるそうです。その際、起動時用の画像ファイル名は "-568h@2x" を付けるのが決まりということです。
コマンドラインから adt を使って AIR アプリをパッケージする場合は、メインの SWF ファイル等と並べて起動時用の画像ファイル名を指定します。
たとえば、画像ファイル名を Default-568h@2x.png とすると、
adt -package -target ipa-app-store ... root.swf Default-568h@2x.png ...
といったイメージです。
Flash Builder を使ってパッケージする場合は、src フォルダに当該の画像ファイルを置くだけです。Flash Professional の場合は、「AIR for iOS 設定」 ダイアログ内の 「含めるファイル」 に画像を追加します。
"Default" 以外で始まる名前の画像ファイルを使うときは、application.xml を変更する必要があります。
<InfoAdditions> <![CDATA[ <key>UILaunchImageFile</key> <string>myLaunchImage</string> ]]> </InfoAdditions>
上は myLaunchImage-568h@2x.png という画像ファイルを使用する場合の例です。
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