Flash Player 11.5 と Adobe AIR 3.5 ベータ版の発表とベータ版の自動更新について

Adobe Labs に Flash Player 11.5 と AIR 3.5 のベータ版が公開されました。

今回はバグの修正が主な目的のアップデートですが、いくつか新しい機能も追加されています。

  • ActionScript Worker 間での ByteArray の共有
    複数の wokder 間で ByteArray のインスタンスを共有メモリとして利用できる
  • 複数のライブラリを ANE にパッケージ
    ANE をパッケージする際、複数の静的なライブラリのバイナリを含められる
  • 複数 SWF を使った iOS アプリ開発をサポート
    ActionScript バイトコードを含む SWF の読み込みを iOS 上でも実現
  • InvokeEvent の拡張
    InvokeEvent.reason に openUrl を追加。他のアプリによる起動が通知できる
  • スタックトレースを通常の Flash Player に追加
    デバッグ版の Flash Player を利用しなくてもスタックとレースの取得が可能

ダウンロードはこちらのページです。Flash Player のページには、アンインストーラや playerglobal.swc も提供されています。

注:Active X の Flash Player は Windows 8 では正しく動作しないそうです。Windows 8 環境では Windows 8 リリースプレビューに含まれている Flash Player を使用して欲しいとのことです。

ちなみに、今回公開されたバージョンは以下の通りです。

  • Flash Player:11.5.500.80
  • AIR ランタイム:3.5.0.290
  • AIR SDK :3.5.0.290

新しい機能を使用するには、コンパイラの引数に、ターゲットとする SWF のバージョンとして 18 を指定します。AIR の場合は、それに加えて、名前空間に 3.5 を指定します。

Flash Player ベータ版の自動更新

Flash Player 11.4 から、ベータ版にも自動更新機能が使われるようになっています。そのため、今回は、ベータ版をインストールしている環境でも自動更新が行われているかもしれません。

(この動作は設定に依存します。高度な設定タブの「更新」の値を確認してみて下さい)

アドビとしては、ベータ版も自動更新を行うことで、短い期間でのバージョンアップを可能にしたいと考えているようです。

AIR ランタイムには自動更新の機能はありませんが、AIR 3.4 の ELS の用なケースもありますし、せっかく一般に配布する前に公開されていることでもあるので、積極的にテストされることをお勧めします。

 

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コメント(2)

>ActionScript バイトコードを含む SWF の読み込みを iOS 上でも実現
さらっとかかれてますが、こちらがとても気になります。
ネットワーク上のswfが読み込めるのならアプリの更新面でとても強力に。。。

asを事前にネイティブコードに変換する必要はあるはずなので
ipaファイルの中にあらかじめ複数のswfを組み込めるって事なのでしょうね。

いまいさん、こんにちは。

そのとおりです。詳細を次の記事に紹介しました。

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