Flash Player 11.4 と Adobe AIR 3.4 の公開

Flash Player 11.4 と Adobe AIR 3.4 が公開されました。これで、Action Script の並列処理も正式に利用できます。

新しいバージョンは以下の通りです。自動更新が有効な環境では、最長 6 週間以内に更新が行われます。

同時に Linux 向けのセキュリティアップデートも公開されました。こちらのバージョンは 11.2 のままです。

新機能は以前の記事 (Flash Player 11.4 と Adobe AIR 3.4 ベータ版公開) で簡単に紹介しています。Stage3D の利用制限の緩和、iOS アプリ開発ワークフローの強化、等が主な新機能です。

新しい情報としては、Telemetry API の追加があります。これは、Flash Player の動作状況のプロファイリング機能を提供するもので、6 月に放送された ADC OnAir の中で Monocle というツールと一緒に紹介されています。 (ADC OnAir 特別編 『Flash ランタイム最新情報』

逆に、公開が見送られた機能としては、ActionScript Worker の共有メモリ機能があります。これは、今年後半に公開予定の Flash Player !!.4 の次のバージョン (コード名 "Ellis") で追加される予定だそうです。

開発環境

開発環境の更新情報が、本日 2 つ発表されています。

まず、Flash Builder 4.7 のベータ版が、来週中に Adobe Labs に公開される予定だそうです。

現バージョンからの改善点としては、Apache Flex 4.8 対応、Flash Player 11.4 と AIR 3.4 対応が挙げられています。

Flash Builder 4.7 では、新しい iOS 開発ワークフローのサポートも行われるようです。 デバイスに開発中のアプリを直接インストールして、USB デバッグ出来るようになるのは便利そうです。

それから、Flash Professional CS6 のアップデータの公開も予告されました。こちらは 9 月の初旬を予定しているそうです。

Flash Builder 4.7 と同様に、Flash Player 11.4 と AIR 3.4 対応や新しい iOS 開発ワークフローのサポートが追加されます。

更に、Toolkit for CreateJS 1.1 も含まれる予定だそうです。フレームワーク自体も機能強化が行われていますが、こちらも楽しみなアップデートです。

ツールの公開が待てない人は、

から、それぞれ入手してください。

 

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コメント(3)

AIR3.4で魅力的な機能が多数加わったのは喜ばしい限りですが、ELSの読み込みの互換性が失われていたりELSへの書込みが出来ないなど(しかもフリーズする)致命的なバグが含まれたままリリースバージョンが公開されるのはどういったことでしょうか?
私達が提供しているサービスでは数万人に影響がでております。

この件に関してAdobeからの正式な発表等は行われないのでしょうか?
今回の3.4へのアップデートでAIRベースのソフトウェアを使用してる多くのユーザーが影響を受けることが想定されますので自動アップデートは一時中断するべきでは?

anini さん、こんにちは。

ご質問の件、調べてみたら同じ様なバグの報告がありました。
https://bugbase.adobe.com/index.cfm?event=bug&id=3315763
ELSの名前が変わってしまうという問題のようです。
もし同じ状況であれば、上のリンクからVoteすると良いと思います。
アドビIDでログインすると、新規バグを登録したり、誰かのバグに重ねてVoteできます。

アドビ側には伝えておきましたが、まだ問題は認識されていないようでした。

18日に修正されたみたいですね
まぁアップデートが出るまでは現状のままみたいですけど

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