今回から、Edge の名前が変更されました。新しい名前は Edge Animate だそうです。
ということで、Edge Animate プレビュー 7 が Adobe Labs に公開されました。 (Edge Animate@Labs)
プレビュー 6 から 3 ヶ月近くの期間をかけただけあって、いくつも機能追加が行われています。また、サポートするシステムには OS X 10.8 が追加されました。ダウンロードはこちらです。
以前のバージョンの Edge がインストールされていたら、必ずそれをアンインストールしてから、プレビュー 7 のインストールを行うように注意してくださいとのことです。
新機能
今回の新機能で目を引くのは、オブジェクトの位置や大きさを % で指定できるようになったことです。まだバグが多いこともあり使い辛かったりはしますが、実用的なレベルになれば便利そうな機能です。
その他、タイムラインを始め、使い勝手もかなり変更されました。ちょっと長くなりますが、以下が主な変更点のリストです。
レイアウト機能
- % 指定によるレイアウト
- ステージまたは親 Div 要素を基準として、位置と大きさを % で指定可能
- レイアウトの基準点の変更 (左上、右上、左下、右下)
- ステージの最小幅と最大幅の指定
- レイアウト作業の繰り返しを容易にするプリセット機能
- シンボルのサイズ変更
- インスタンスのサイズ変更時に、シンボルを伸縮させるかサイズ変更するかの選択が可能
描画機能
- 新しい楕円形ツール
- Div へのボックスシャドウの追加
- オフセットやぼかし半径等の要素の指定も可能
- テキストスタイルの強化
- テキストシャドウの追加
- 編集用ポップアップの使い勝手の向上
- 背景画像の自動配置
ステージ
- 要素の位置や大きさの相対指定への対応
- ルーラ表示 (Mac: Opt+Cmd+R, Win: Ctrl+Alt+R)
- ルーラからドラッグしてガイドを表示
- Cmd/Ctrl+; によりロック/アンロック切り替え
- イベントの追加
- 基準点変更、サイズ変更、マウスの移動
タイムライン
- グリッド表示機能とグリッドサイズの指定
- グリッドサイズは FPS または秒での指定が可能
- キーフレームの操作性改善
- 2 つのキーフレームを選択して、トランジションを生成できる
- キーフレームのコピー & ペースト
- Cmd/Ctrl キーと矢印キーによるキーフレーム間の移動
- タイムラインの要素にキーフレームを追加するボタン
コードエディタ
- ツリービューのデザイン変更
- フルコードモードとの切り替えの改善
- 選択したシンボルに関連するコードだけを表示
- JavaScript エラーの有無をエディタ下部に表示
- エラーをクリックして該当行にジャンプ
操作性全般
- ステージ上の要素のグループ化
- 要素の表示とロックの設定切り替えアイコンを追加
- アセット読み込みにファイルダイアログを使用
- セクションごとに折り畳めるプロパティパネル
- エレメントパネル内の各要素にアイコンを表示
- 要素に CSS クラスを関連付けるアイコン
- ステージ右下のエラーアイコン
- ショートカットキーの追加
- コードエディタの表示 (Mac: Cmd+E, Win: Ctrl+E)
- コンポジション間の切り替え (Mac: Cmd+~, Win: Ctrl+~)
- 文書間の切り替え (Mac: Cmd+`, Win: Ctrl+`)
英語ですが、新機能の紹介ビデオも公開されています。 (Introducing Edge Animate Preview 7)
preview6の記事でコメントした、下記の問題が改善されてました!
「Preview4以降、既存のウェブページのエレメントに動きつけて書き出すと、元の状態がページ読み込み直後に一瞬表示されます。以前はスタイルシートが書き出されていたのですが、それがなくなってこの症状が出てます。6でも同様です。」
tezutaku さん、こんにちは。
以前はコメントありがとうございました。要望が届いて良かったですね。
まだまだな箇所も残っている印象はありますが、少しずつ良くなっているのも確かだと思うので、
お時間があればいろいろとお試しください。