Flash Player 11.3 をインストールすると、Firefox で Flash コンテンツを再生したときに、動作がおかしかったり、固まったり、クラッシュすることもあるという問題が報告されています。
製品チームによると、Flash Player 11.3 から新しく導入された Windows 版 Firefox 用の保護モードと RealPlayer 機能拡張の併用が原因らしいとのことです。 (他のプラグインでも同様の現象が起こる可能性はあるようです)
ベータ版が公開されている間に報告はなかったようですが、大きな変更だったので、もう少し事前の告知を頑張っても良かったかもしれません。もちろん、全部のバグを見つけられる保証はないですけれど。
さて、この問題の回避方法としては、以下のような方法があるそうです。
- RealPlayer の Web ダウンロードを無効にする
- 新しい Firefox プロファイルを作成する
その前に、そもそも RealPlayer との共存が原因なのか判別したい!という場合、拡張機能を無効にして、動作確認をすることになりますが、その際は、クラッシュが起きる可能性も考え、セーフモードで起動して確認するのがお勧めとのことです。
(他の拡張機能との共存による問題の有無も、同様の方法で確認できますね)
さて、回避方法の、それぞれの具体的な手順は以下のようになります。
- RealPlayer の Web ダウンロードを無効にする
- RealPlayer を起動
- 左上の角のアイコンをクリックしてプルダウンメニューを開き、「環境設定」 を選択
- パネル左のカテゴリーから 「ダウンロードおよび録音」 を選択
- 「次のインストールされているブラウザで Web ダウンロードおよび録音を有効化する」 のチェックを外す
- 変更を保存して、Firefox を再起動
- 新しい Firefox プロファイルを作成する (参考記事)
- 「スタート」 メニューから 「ファイル名を指定して実行」 を選択
- "firefox.exe -p" と入力して 「OK」 をクリック
- 「新規プロファイルを作成」 を選択、「次へ」 をクリック
- プロファイル名 (Test 等) を入力し、「完了」 をクリック
- プロファイル一覧から、追加したプロファイルを選び、Firefox を起動
それでも問題が解決しない場合は、是非バグの報告をして下さい。その際、以下の情報を入れて欲しいとのことです。
- 問題が起きたページの URL
- 問題が起きた時の手順 (表示しただけでは起きない場合)
- Firefox のクラッシュログ
Firefox のログは以下の場所にあります。
- XP: C:\Documents and Settings\<user name>\Application Data\Mozilla\Firefox\Crash Reports\Pending
- Vista, Win 7: C:\Users\<user name>\AppData\Roaming\Mozilla\Firefox\Crash Reports\Pending
拡張子が dmp の最新のファイルが、最後のクラッシュ時のログになるようです。
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