先日発表された Flash Player のプレミアム機能について、いくつか追加情報です。
まず、Flash Player のロードマップに、プレミアム機能についての記述が追加されました。そこに、将来、プレミアム機能のライセンスの一部として追加が検討されている新しい API が、とりあえず 2 つ紹介されています。
- インスタントプレイ
大量のアセットが必要なゲームでも、すぐに起動してプレイできるようローカルキャッシュが使える機能 - ショートカット
ユーザが、デスクトップ、タスクバー、スタートメニューなどにゲームを直接起動するショートカットを作れる機能
今後プレミアム機能に含まれるのは新しく追加される機能のみである (既存の機能が突然プレミアムになることはない) ことと、新しいプレミアム機能が追加される場合は事前にちゃんと情報を伝える予定であることも書かれています。
ついでに、昨日発表された Flash Player 11.2 と AIR 3.2 の次のバージョンとなる Cyril の機能が 1 つ追加されていました。
- Mac App Store のアプリケーションサンドボックスに関する要件への対応
ということで、Cyril が予定通り公開されれば、今年の前半には AIR アプリを Mac App Store に出しやすい状況になりそうです。
話を戻して、その他、現時点で把握できている確度の高そうな情報としては、
- ゲームの制作作業により得られた収入は、課金対象の売り上げに含まれない
- ライセンスの取得には、会社単位あるいは開発者単位の小額の手数料が検討されている
- プレミアム機能を使ったゲームの一部を無償でティザーとして公開する場合
- ティザーから直接収入があると (広告など) 課金対象に含まれる
- ただし、ティザーが AIR ゲームのものである場合、ゲーム自体の売り上げは課金対象にならない
- ティザーではプレミアム機能は使えない (ライセンス上?) らしい
などがあります。
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