Flash から HTML5 コンテンツを書き出すツールキット CreateJS の発表

昨日の FITC Amsterdam のキーノートセッションで、Flash Professional から HTML5 コンテンツを書き出す Adobe Flash Professional Toolkit for CreateJS (長い!) が公開されました。

Flash Professional Toolkit for CreateJS (以下 CreateJS) は、Flash オーサリング環境内で作成したタイムラインアニメーションを、ボタン一発で HTML5 キャンバス上で動作するコンテンツに変換します。書き出されたコードは容易に編集可能なため、既存の Flash アセットを HTML5 用に変換する機能としても利用できます。

これで、iOS などの Flash Player を利用できない環境でも、Flash Professional を使ったおなじみのワークフローでインタラクティブなコンテンツを制作できるようになりそうです。

CreateJS はアドビと Grant Skinner との協業により生まれたもので、EaselJS を含む複数のオープンソースフレームワークを利用しています。一応サイトも (トップページしかないですが) できています。

EaselJS は Flash の表示リストとよく似た API を提供するので、AS3 を書いた経験のある人であれば、CreateJS の書き出すコードの編集は容易そうです。また、EaeslJS の Graphics クラスを使うと、AS3 を使っているかのようにキャンバスに画像を描くこともできます。

その他、含まれるフレームワークを見てみると、アニメーション以外にも、サウンド、グラフィック、プリロード機能が提供されるようです。

これらのフレームワークが、CreateJS 対応のために、現在公開されているバージョンからアップデートがあるかは不明です。もしかすると更に機能追加があるかも知れません。。

下は、実際に CreateJS を使って、Flash アニメーションを変換するデモのビデオです。

 

CreateJS の公開時期や公開方法については、まだ発表されていません。

 

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